エクアドル ガラパゴス サンタクルス農園

南米エクアドル本土から約1000km離れた太平洋に浮かぶガラパゴスの豆です。

ガラパゴスは、イザベラ島、サンタクルス島、サンティアゴ島などいくつかの島から成り立っています。

絶海の孤島という地理条件から生物が独自の進化を遂げていて、世界的な研究対象となっています。サンタクルス島にはダーウィン研究所もあります。

法律上、外部からの農薬や化学肥料などの持ち込みが一切禁止されているめ、島内での農作物はすべて無農薬有機栽培です。

コーヒー自体は1869年にフランスの探検家が苗木を持ちこんだとされていて、古来から独自の進化をしてきたわけではありません。

サンタクルス農園は1990年に現在の農園主ゴンザレス家が古いプランテーションを発見し、栽培を再開したものだそうです。

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ガラパゴスを焙煎するのは2度目ですが、前回はエイジングされた豆だったので、ニュークロップは初見。つややかなグリーンのきれいな豆です。欠点豆もほぼない状態。

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2ハゼと同時に煎り止め。膨らみがよく、センターカット(豆の真ん中のライン)もとてもきれいに出ています。

ブルボン種(アラビカ種、ティピカの突然変異で生まれた豆)100%で香りが高くこくもあります。風味がしっかりしているので、薄めにドリップして2杯、3杯と飲める珈琲です。

ガラパゴス

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ガラパゴス諸島は、南米エクアドルの沖合い1000kmにある、赤道直下の島群です。

ダーウィンの進化論(種の起源)で有名ですが、孤絶した環境で昔のままの生態系が保たれているため、動植物が環境によって違った進化のプロセスを辿るとことが顕著にわかる例として保護されている地域で、世界遺産にも登録されています。

コーヒー農園は標高800mくらいで、コーヒー産地の中では比較的低い地域にあります。法律で農薬や化学肥料の使用が禁止されているため、ガラパゴス産の農作物はすべて完全オーガニックです。

生豆は小売して下さったお店でそれなりの期間保管されていたようで、かなりエイジングされていました。しっかり乾燥しているため豆が硬く、色も白っぽいです。欠点豆は少ないのですがシワのよった豆が多いのでうまく熱をいれてこのシワを伸ばしきるために焙煎に工夫が必要になります。

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【焙煎】

温度を上げすぎると芯まで火が入る前に表面が焦げてしまうので、最初から熱を逃がしつつ煎るというより熱風であぶるような感じで焼いていきます。煙は、よくお茶屋さんの店頭で、紙コップで売っているグリーンティのような、甘い緑茶のような香り。

イチハゼは軽快な心地よい大きな音でパチパチッっと聞こえてきます。イチハゼまでの時間を長めに取っているので、二ハゼが聞こえた瞬間に火を止めました。

オーガニック独特の干し草っぽい香りと、ほんの~りと黒飴を薄めたような甘さ。もおすすめの飲み方は常温です。

※現在は販売の予定がありません。