ハイチ ティオッテ地区 サバナゾンビ COOPCAB ティピカ

カリブ海の、西インド諸島の島にあるハイチ共和国。

先住民族の言葉で「山の多い土地=ハイチ」というくらい、山岳地帯の多い国です。

国民の約20%がコーヒー農家を営んでいて、外貨獲得の最主力作物です。

東にドミニカ、西に海を挟んでジャマイカがあり、カリブ海の良質なコーヒーの生産地のひとつです。

標高1600~1700mの山間部は気温が安定しており、火山灰性土壌が良質なコーヒー豆を生み出します。

ハリケーンベルトに位置するため、水害や地震等の災害で大きな被害を受けることも多く、輸入は安定しない感じです。

今回の豆は、ハイチの南東部、ドミニカ共和国との国境に近い、ラ・セル山のすそ野にあるティオッテ地区近辺で生産されているティピカ種です。

小規模農家が生産する豆をCOOPCAB(農協)が集荷、精製して出荷しています。

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しっとりとした、水分量の多い生豆です。価格の割には欠点豆が多いのが残念ですが、安定しないハイチにしては状態は良いかな、という感じです。

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PCのフォト編集機能の調子が悪いため、蛍光灯の下で撮って出しの写真でわかりにくいですが、

今回は火力を落とさず一本焼きで、煙の出具合を見ながら、イチハゼから約1分で煎り止め、冷却。

味わいのメリハリはなく穏やかな風味が続き、余韻で少し苦みが強まります。夏だし、アイスコーヒーに向いているかな。

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