ハイチ マールブランシュ

カリブ海の、西インド諸島の島にあるハイチ共和国。

先住民族の言葉で「山の多い土地=ハイチ」というくらい、山岳地帯の多い国です。

国民の約20%がコーヒー農家を営んでいて、外貨獲得の最主力作物です。

東にドミニカ、西に海を挟んでジャマイカがあり、カリブ海の良質なコーヒーの生産地のひとつです。

標高1600~1700mの山間部は気温が安定しており、火山灰性土壌が良質なコーヒー豆を生み出します。

ハリケーンベルトに位置するため、水害や地震等の災害で大きな被害を受けることも多く、輸入は安定しない感じです。

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今回はとても状態の良いロットが入ってきました。水分量の多いつややかなグリーンの生豆。

虫食いはそこそこありますが欠点豆のほどんどが虫食いのみ。

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火力強めでイチハゼまで一気に煎りあげてすぐに冷却。

カリブ海周辺の生産地らしい複雑な味わいで、はじめに軽やかな甘み、コクと苦み、最後に酸味と、風味のグラデーションを楽しめます。

11月3日の浮空のカフェスペースのオープニングでご提供致しますので、お近くの方はぜひ遊びにいらしてください。

 

 

 

焙煎記録:ブレンド「石榴」

10月の定期便ブレンド「石榴(ざくろ)」

甘酸っぱさを感じるようなブレンドです。

グァテマラ ラ・ホヤをメインに、タイチェンライオリエンタルファズ農園、エチオピア グジクオリティ1を加えた3種類のプリミックス焙煎。

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グァテマラ ラ・ホヤ、欠点豆が少ない分、細かいところを見落とさないようハンドピックに気を使う豆。味わいのバランスが良く、今回はメインに使うのでやや酸味が前に来るよう、浅めに。

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タイ チェンライオリエンタルファズ農園。マイルドで甘みのある味わい。個性が強くない分、ブレンドではまとめ役として活躍する豆。

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エチオピアグジクオリティ1。フルーティな香りが特徴。エチオピアの中では状態が良く安定した味わい。

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11月に工房の近くにオープンするカフェスペースではこのブレンドを微調整したものをご提供する予定です。