タンザニア ブラックエレファント

タンザニア テンボ・テンボ農園 ブラックエレファントAA、勇ましい名前の豆です。

タンザニア カラツ地区 オルディアニ山にある火山杯土壌の農園で生産されています。

タンザニアは実はちょっと焙煎するのが苦手な豆で、滅多に仕入れないのですが、この豆はかなり品質が良いので

豆のポテンシャルに助けてもらえるかなあと思いトライしてみました。

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粒が揃っていて、欠点豆も少なく、状態良好。

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中煎りで止めたいところを、火力を落としてもう一段階深めに。アイス珈琲を意識して。

香りがしっかり残せるぎりぎりのところで煎り止め。

味わいは、シングルでは香りが良く、苦みは少なく、マイルドに落ち着いた感じ。

今回はブレンドのベースにしたため、モカとマンデリンを加えましたが、かなり癖のある風味になってしまいました。

合わせ方の問題は大きいですが、この豆はシングル向きかと思います。

 

焙煎記録:ブレンド「結葉」

6月の定期便ブレンド「結葉(むすびは)」です。

初夏の緑の葉が重なり合ってグラデーションになる様を指す言葉です。

九州も6月初めに梅雨に入り湿気が多く、蒸し暑い気候ですが5月より気温は低め。

湿度が高いせいか、焙煎が安定せず、初見の豆に手こずりました。前回の焙煎より火力上げ気味でいかないとダメっぽい。

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タンザニア ブラックエレファント。タンザニアにしては粒は大きいほうかと思います。そろっていて欠点豆も少なかったです。

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今回のブレンドのベースに。やや深めの焙煎ハゼの勢いは弱め。イチハゼから火力を落として長めに焼きます。

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モカ マタリ。ハラ―も相当ですが、マタリもなかなかにハンドピックが手ごわい。右が一回目のハンドピック。

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イチハゼからすぐで止めて冷却。焼いてから2度目のハンドピック。焼いてからでないと欠点がわかりにくい豆も多いです。

タンザニアの香りをさらに底上げするようにアクセントで使います。

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マンデリンG1 前回仕入れたロットがこれで終わり。5%くらいハンドピック。次のロットはやや状態が良くなっていたので、もう少し減ると思います。

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ニハゼまで焼きますが、火力はおとして長めに。アイス珈琲にしたときに、コクが出るようにアクセントで加えます。

全体としてはやや癖のある風味のブレンドになりました。マンデリンとタンザニアがあまり相性良くなかったかな、という感じ。

ブラックエレファントはシングル向きかもしれません。