お盆の焙煎となりましたので、「迎え火」と名付けました。
火を焚いてご先祖様をお迎えし、豆に火を入れて焼き、日常と非日常のあわいで夏の夜を過ごしました。
5種類のアフターミックスです。
ルワンダ コーパック。
コーパックとは農協のような組織を意味します。小規模農家で生産された豆を地域ごとに集めてから輸出しています。
柔らかくマイルドな味わいの豆です。2ハゼまで聞いてから冷却。
ハワイ オアフピーベリー。
ハワイといえばコナが有名ですが、オアフ島で収穫されるものもさっぱりとした味わいで、コナに引けを取りません。
2ハゼまで焼きます。前の工房より通気を良くしているので、しっかり焼きこんでも焦げ感が出にくくなりました。
ピーベリーにしては粒が大きいです。
ハワイ オアフ。
粒が大きく、茶色味がかっています。
同じく二ハゼまで。焼き上がりを食べて見ると、苦みも酸味もなく香ばしさが際立っていました。
ケニア マサイ。
粒は揃っていてきれいです。アフリカ高地の豆はどれもそうですが、殻豆がとても多いです。
1ハゼが勢い良すぎて弾けている感じ。2ハゼの始まりで冷却。
※生豆はカテゴリのアフリカのページをご参照ください。
マラウイAA チャカカ。
アフリカ南東部の小さな国です。日本の北海道と九州を合わせたくらいの面積。
近年注目が集まっている国です。
酸味がが出るかな、と思いや深めに焼きましたが、思ったより苦みがどっしりしている豆でした。
今回のブレンドはこの豆に味が左右されてしまったかなと思います。もう少し軽めに仕上げても良かったかなと思います。
全体として狙いはハワイのさっぱり感にアフリカの香りの高さを加えながら、酸味を抑えた深煎り、でした。
マラウイの苦みにちょっと翻弄されてしまい、やや重めのブレンドになりました。
まだ暑い日が続きますので、冷たい珈琲におすすめかもしれません。