コロンビア アルト デル オビスポ

コロンビア南部、ウィラ県サンアングスチンの「アルト デル オビスポ」です。

サンアグスチンは、マグダレナ川が流れる山脈の高地で、標高は約1700m。小規模生産者が丁寧に生産しています。

豆の規格はエキセルソ。小粒な生豆です。果肉を除去した後、水洗、24時間の発酵処理をする、フリーウォッシュドという精製方法です。その後、天日で15日かけじっくり乾燥させています。

原種に近い「ティピカ」味わいが濃く、好きな品種です。

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虫食いが少々ありますが全体的にはきれい。焙煎してみるとチャフは多めでした。

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バランスの良い豆とのことでしたが、酸味をあまり強く出したくないのでやや深めに。1ハゼの後火力を落として熱を逃がしながら

2ハゼが来るぎりぎりまで。すっきりした味わいに仕上がりました。

 

 

 

焙煎記録:ブレンド「小満」

5月の定期便ブレンド「小満(しょうまん)」

小満とは、二十四節気のひとつで立夏から15日目(おおよそ5/21)頃を指す言葉だそうです。

秋に蒔いた麦の穂に実が入りはじめ、農作物が順調に育っていることにほっとする(小さく満足する)ことに由来しているそうです。

小満の次が芒種(イネ科の植物の種を指す)。沖縄ではこのふたつを併せて、小満芒種(すーまんぼーすー)と言い、梅雨をあらわす言葉として使っているそうです。

これを書いているまさに今日明日と沖縄に仕事が入っていたのですが、台風6号で欠航。明日出発に変更しました。

まさに、すーまんぼーすー。

話が逸れましたが、清々しい新緑の頃、珈琲もホットからアイスに衣替えのシーズンです。

ホットでもアイスでも飲めるよう甘みを強く出したやや深めの焙煎のブレンドに仕上げました。

初見の豆はないので、生豆の写真は省略しています。(HP左のメニューバーの各カテゴリからご覧ください。)

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タイチェンライオリエンタルファズ農園 今回のブレンドのベース。1ハゼ後火力を落としゆっくり焼いて、2ハゼを聞いてから冷却。

甘みのある香りとマイルドさが特徴。無農薬有機栽培です。

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マンデリンG1 年々ハンドピック量が増えるマンデリン。なかなかいい生豆に会えていません。

2ハゼ終了までじっくり焙煎します。香ばしくとろみのある甘みを引き出します。

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モカマタリ フルーティな香りをアクセントに使います。1ハゼはが弱いので、火力を落としてゆっくり芯まで熱をいれます。

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グァテマラ ブルーレイク。 シングルではカカオに似た香ばしい香りにほど良い酸味が合わさり、とても美味しい豆。

今回はタイチェンライベースで全体にマイルドなので、モカと同じくアクセントとして使います。これで全体にメリハリが出てきます。