ラオス ルアンプラバーンの町

前回に続きルアンプラバーン。

この日はちょっと良い宿を確保して、町を散策。

ルアン街 240

南国の雰囲気漂うヴィラ。

ルアン街 241

アプローチとフロントが屋外にあり、部屋は独立した造りです。

ルアン街236

いままでにないリゾートっぽい部屋にわくわく。バストイレ別のホテルなんて久しぶり。

チェックインしてから、近くのマッサージ屋さんで一時間ほど揉んでもらい旅の疲れが取れました。

ルアン街 215

メイン通り。

ルアン街235

ルアン街 232

市場の屋台で昼食。いろいろとおかずが並んでいて、適当に指さして選びます。焼き魚と、ひなどり?鳩?の焼いたもの。ナンプラーで炒めた太麺。タイのパッタイヌードルのような感じ。

隣に日本人ぽいファンキーなお姉さんが座っていたので話しかけたら韓国の方でした。とてもフレンドリーで旅の話をいろいろ聞きました。お姉さんは英語ペラペラで私は片言なのでほとんど聞いているだけでしたが。笑。

私とは反対のルートでタイ北部からラオスに抜けてきたそう。このルートは交通網が発達していないのでメコン川を川で2日かけて船で越境するか、飛行機かの2択になります。バスもあるのですが、時間のかかる山越えなので旅人はほとんど使わないそう。お姉さんは船で来たそうです。

私も船でタイ入りするつもりだったので、どんな感じか聞いてみると、猛烈な勢いで、あんた船で行くつもりなん!やめとき!めっちゃしんどいで!ほんまやめとき!飛行機にしとき!悪いこと言わんし!飛行機がええって!(なぜか頭の中で関西弁に変換されるお姉さんのマシンガントーク)と熱く説得されたので、船旅にはちょっと憧れがあったものの、おとなしくアドバイスを聞いておくことにしました。

昼間っから瓶ビール片手にドレッドヘアにターバン巻いたかっこいいお姉さん(たぶん年下だけど)。元気かなあ・・今も時々思い出す、印象的な方でした。

飛行機で移動となると、今度はチケットの確保。ツアーオフィスで取ると高いので、航空会社のオフィスを探してしばらく歩きます。

ルアン街 230

日本食レストラン発見。SUSHIMAKI、TONKATU、TENPURA、OKONOMIYAKI、MISOSOUP、GYOZA。

何でもありですね。懐かしくなるかなと思っていた日本食ですが、現地のご飯が美味しすぎてまったく興味なし。ずっと屋台でいいなあと思いました。

ルアン街 214

赤い服が素敵な女性。

ルアン街 216

花や果物を売る女性。

ルアン街223

乾燥中の唐辛子。

ルアン街 224

つやつやで美味しそう。

ルアン街 228

昼寝中の犬。

ルアン街 231

歩道の真ん中でもくつろいでいる犬。ラオスも犬や猫がたくさんいます。町中にいる子たちはおとなしい。

ルアン街 227

ブーゲンビリア。

ルアン街 226

観光客の多い通りから外れると、道を尋ねても知らん顔されることが多くて少し迷いましたが無事チケット確保。不親切なわけではなく、言葉が通じない相手と話すのが面倒なのだろうなと思います。逆に異国を歩く楽しみがあって、それはそれでOKという感じ。

ルアン街 246

帰りは宿までトゥクトゥク。

ルアン街 247

車体にはたいていこのステッカー。かっこいいです。うちのカブくんにも貼りたい。

次回ラオスを出て再びタイへ。

 

ラオス ルアンプラバーンの寺院

前回に続き、ルアンプラバーン。

到着した日は夜で、とりあえず安いゲストハウスにチェックインしてすぐに就寝。翌日は朝から街を散策しました。

レンタルサイクルショップがたくさんあるのですが、歩いてまわれないこともないの規模の街なので徒歩で。

ルアン街 215

ホテルやレストラン、屋台などが並ぶメコン川沿いの通りと、国立博物館やお土産物屋さんやツアーオフィスなどが並ぶメインストリートが並行していて、その中間に市場やマッサージ屋さん、ゲストハウスなどが密集しています。

こちらは国立博物館前の通り。

ルアン寺院 184

屋根の形が独特の建物。

ルアン寺院 183

中には入りませんでしたが、ブーゲンビリアの大きな木がきれいでした。

ルアン寺院 213

通りを挟んで反対側に小高い丘があり、頂上に寺院があります。こちらへ登ってみることに。

ルアン寺院 186

白とレンガ色がきれいな階段。けっこうな勾配があります。

ルアン寺院 189

柿色の袈裟を着た僧侶。

ルアン寺院 205

繊細な模様の九輪が印象的でした。

ルアン寺院 204

頂上からはルアンの街を一望できます。

ルアン寺院 199

大通り側。ひとが自然を切り開くのでなく、自然の中に街がある感じ。

ルアン寺院 191

メコン側。濃い緑と茶色の河にアジアの美を感じます。なにかがぎゅっとつまった、この雰囲気が好きです。

ルアン寺院198

遠くから見てもみずみずしい椰子の木。

ルアン寺院206

猫が案内役のようです。

ルアン寺院 207

誘導してくれてる。

ルアン寺院 208

 

最後はごろんと目の前で寝転がるので、案内ありがとう、と撫で撫でしてきました。

 

前日の宿がつらかったのでこの日はちょっと良い宿を探すことにして、散策を続けます。次回もルアン。

 

ラオス ルアンプラバーンのカフェ

2012年11月19日~21日

パクセからルアンプラバーンへ移動。

前回書いたように、到着した時にはもう暗くなっていました。空港から乗り合いバスで街の中心部まで移動し、宿を確保します。

寺院や国立博物館もある観光地だけあって、夜遅くまでメコン川沿いのレストランやホテルの灯りがたくさん。

人通りは多いけれどうるさくてにぎやか、ということもなく、穏やかな雰囲気の街です。

泊まる場所に困ることはなさそうでひとまず安心。あとは料金です。こういう街はけっこう宿代が高いので、まずは何軒かのゲストハウスをまわって相場を確認します。

3泊ほどする予定だったので初日はもうシャワーを浴びて寝られればいい、と思いとにかく安い宿を探しました。

写真はないのですが、安いだけあっていろんな意味でなかなかいい感じのゲストハウスにチェックイン。部屋の中のシャワーブースの配水管が詰まっていて、シャワーを浴び終わるとベッドの下まで浸水しているし、シーツはなんだかしばらく洗ってないごわごわのカーテンのような感じ。これはちょっと選択ミスだったなあと思いつつ、明日はいいとこ泊まろう、と思いなおし就寝。

とても安かったし、表通りの音が漏れ聞こえてきて、こういう異国情緒もありだなあ・・とちょっとしみじみしたのでした。

 

翌朝早々にチェックアウトしたあと、とにかく珈琲が飲みたくて、カフェへ。

ルアンカフェ217

お気に入りのベーカリーカフェ。Joma Bakery。滞在中3度通いました。

観光客向けのカフェなのですが古い建物をリノベーションしているので雰囲気がとてもよかった。日本だと古民家カフェみたいなものなのかな。

ルアンカフェ 182

植民地時代の名残なのか、なんだか懐かしい造り。

ルアンカフェ174

クリーム色の壁と緑の窓枠の色合いが好きです。

ルアンカフェ169

壁にはコーヒーにまつわる写真。

ルアンカフェ170

少し傾いた掛け方はわざとなのか、単にずれているのか。

ルアンカフェ写真 1 (7)

ベーグルと珈琲。

ルアンカフェ写真 2 (5)

サーモンとクリームチーズ。ディルがたっぷり使ってあって美味しかった。

ルアンカフェ 179

ガラスのない窓から見る曇天のルアン。山は霧に霞んで重たげな朝でした。

ラオス パクセ~ルアンプラバーンへ

2012年11月19日

ラオス、パクセのラオ航空のオフィスでチケットを買い、国内線で北部のルアンプラバーンへ移動。

ルアンプラバーンはラオス第二の都市で観光地として有名です。

パクセ空港101

フライト事情が良くないので(といってもそれほど遅れたり欠航というのは経験しませんでしたが)早めに空港へ行き時間をつぶそうと思ったのですが・・

小さな空港なのでおみやげもの屋さん数軒と食堂くらいしかなく、ちょっとひま。

パクセ空港 103

職員さんもひまそう。TV見ながら寛いでいます。笑。

パクセ空港 102

展望デッキがあったので上がってみると・・・

パクセ空港 104

何もない。

パクセ空港 109

このドア、デザインが素敵。

パクセ空港 105

お客さんはほとんど欧米の観光客。

パクセ空港 110

ラオスの寺院が絵が描いてあるマトリョーショカ。なぜマトリョーショカ?世界中にあるんだなあ。。。

パクセ空港 114

壁に貼ってあった啓発ポスター。

飲んだら乗るな?・・・・・飛行機に・・・・?

パクセ空港107

お天気は良好。

パクセ空港 115

いよいよ搭乗。ロシアの軍用機の払い下げで揺れると有名なプロペラ機。

パクセ空港120

なかなかかっこいい。

パクセ空港 122

プロペラの真横の席でした。座席は小さいけれど、乗り心地は日本のLCCと変わらないくらい。

パクセ空港 131

2時間そこらのフライトですが機内食が出てきました。

よく見るとYOU AREの部分に訂正シールが貼ってある。最初はなんて書いてあったのだろう・・・・

パクセ空港 132

ついさっき食堂でフォーを食べたばかりだったのですが、出されたものは残さず頂きます。ご飯と豚肉とピーマンの炒め物。果物。ケーキ。

量は少なめでした。味はノーコメント・・・

パクセ空港 125

気候も悪くないし、広い土地もあり、まだこれから農業の発展の余地がたくさんありそうな国。

パクセ空港 127

蛇行するメコン。空から見る浪漫。

パクセ空港133

雲の海。

パクセ空港130

雲の隙間から太陽を反射して光るメコン。金色の龍のようです。

パクセ空港 141

 

暮れていく空。ルアンにつく頃にはすっかり暗くなっています。

景色に見とれながらもさて今夜の宿をどうやって探そうか。と考えています。思考がすっかりバックパッカー。

 

 

 

 

 

 

ラオス シーパンドン②

シーパンドンに到着。

コーン島、デット島をはじめとする大小さまざまな島と複雑なメコンの支流。

シーパンドン②2174

バスを降りて、再び舟に乗り換えます。船着場付近は観光客も多く、道の両脇に生活雑貨や食料を売る屋台が並んでいました。

細長い舟に乗り(というより飛び移り)島へ。そこそこのスピードがあり、バランスを崩すと落ちそうですが背中の25kgのバックパックがちょうど良い重石になりました。

シーパンドン② 2180

島と島の間を縫うように何度も緩く旋回。バンガローの並ぶ大きな島が見えてきました。

シーパンドン② 2188

降りてすぐの階段を登るとちょとしたキャンプ場の雰囲気です。

シーパンドン②2184

ドイツ人が経営しているゲストハウスをチェックしていたのですが、あいにく満室。いくつかのバンガローをまわって、部屋にシャワーのあるところにチェックイン。

シーパンドン② 2210

やたらと大きなキーホルダー。紛失防止のためかしら。

シーパンドン② 2186

目の前はすぐに川。6畳ほどの広さで大きなベッドがどん!とおいてあるので、部屋というよりベッドに泊まってるみたいでした。

(室内の写真も撮ったのだけど、脱ぎ散らかした服や歯ブラシやらが散乱しているのでアップは断念)

シーパンドン② 2187

ファミリータイプの部屋はベランダ付き。

シーパンドン② 2201

荷物を置いて、近くのビリヤードカフェのようなところでひといき。

シーパンドン② 2193

寝椅子でぼーっと川の流れを見る。

犬も走り回っているし、

写真 1 (6)

猫はどしっと膝の上に乗ってくる。

写真 2 (4)

引っかかれたり噛まれると危ないとは知っているのですが、我が物顔でのっかってこられると無下に出来ず・・・

ドヤ顔だなあ。

   シーパンドン②2205 

そしてやっとコーヒーにありつきました。なみなみ。濃い。練乳たっぷりのカップに、お砂糖入りのコーヒーが注がれている。

舌がしびれるほど甘いとはこのことですが、長時間の移動のあとは不思議と美味しく感じます。

どこの国のひとかわからないですが、カフェにipadを持って現われ、カウチに寝そべりながら今日の夕日はダメだわー、だめだわーとミサワっぽく独り言を呟いているという登場の仕方からして怪しい若者に執拗に食事に誘われ、何時に食べるか、と強引に聞いてくるので、いったん約束してすっぽかすことに。

レストランの勧誘ならまだ良いのですが、マリファナ売りか、強盗か・・というトラブルアンテナが働いたので暗くなってからはずっと部屋にこもっていました。

単にフレンドリーなだけのバックパッカーかもしれないのですが、治安の良い地域ではないので用心。

シーパンドン② 2195

この日は曇りで夕日は見られずじまいでした。

シーパンドン② 2196

水音の静寂。静かに暮れていく夕景のメコン。

翌日予定を繰り上げてパクセへ戻りました。

 

ラオス シーパンドン①

チャムパサック遺跡からさらに南下して、メコンデルタのシーパンドンへ。

ラオス語でシーパンは4000、ドンは島、を表します。複雑な支流が絡み合ったメコン川の中に大小あわせて約4000もの島があります。

大きな島にはたくさんのバンガローがあり、沈んでる(いわゆる住み着いてしまっている)旅人も多くいるようです。

ここでメコン川を堪能しよう、と2,3泊の予定を立てて、移動。

遺跡から直接の移動手段がないため、まずは乗り合いバスが通っている道まで出たい。と屋台にいたおじちゃんたちに交渉。

最初は面倒くさがってタクシー呼びなよーとあしらわれていたのですが、タクシーは高いので却下。なんとか暇そうなおじさんを引っ張り出してバイクニケツしてもらいました。

10分ほどでメコン川の渡し船乗り場に着き、おじさんは、ここから川を渡ってバスに乗れ、と言い残して去って行きました・・・

シーパンドンへ 2147

船着き場。ほんとに?と言う感じですが、いかだに乗れるようなのでちょっとわくわくしています。

シーパンドンへ2155

少し大きめの舟を真ん中に、細長い小さな舟を左右に2艘並べて板を敷き、乗用車が2台くらい乗れるいかだのような乗り物。

シーパンドンへ 2152

入れ違いに向こう岸からやってくる舟。人だけの場合はこちらのようです。

シーパンドンへ 2166

私が乗ったほうは観光客の車が1台いたのでいかだ。サングラスに終始無言で腕組みしてるグラマラスなお姉さん。

シーパンドンへ 2164

お連れのおじさまはデジカメで楽しそうに撮影してました。

渡り終えてからが少し大変でした。

シーパンドンへ2170

乗り合いバスの通る道まで来たものの、バス停というものはないし、運行時間ももちろん不明。

通る乗り合いバスを挙手で止め、シーパンドンに行くか?と聞くしかありません。日陰もないし、なかなかハードだなあと思いつつ、2時間ほどかかって目当てのバスに乗ることが出来ました。

シーパンドンへ 2169

バスで1時間ほど南下し、再び舟に乗ります。

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラオス チャムパサック遺跡へ②

前回に続き、チャムパサック遺跡のワット・プー。

今回まわったラオスの中では、一番好きな場所になりました。

あとから知ったのですが、ユネスコの世界遺産に登録されているんですね。

けっこうな勾配の石段をふうふう言いながら登ること20分。

下ってくる白人の観光客の女性が、あとちょっと!あとちょっと!と励ましてくれました。

遺跡2140

緩い坂、急な段差が交互にやってくる参道。

遺跡 2101

樹齢はわからないけれど風格のあるプルメリアの樹が道の両脇にあります。

遺跡 2098

振り返ると入り口がもう見えないくらい遠い。

遺跡 2096

プルメリアはラオスの国花。

五枚の花弁が仏教の五戒と重ねられ、寺院などによく植えられていて、英語ではtemple treeと呼ばれるそう。

五戒、殺すな、盗むな、姦淫するな、嘘をつくな、酒を飲むな。は在家の信者への戒めと言われていますが

最初の2つはわかるけど、あとの3つはほどほどなら良いのでは?などど思ってしまうのですが。笑。

遺跡 2132

花はアイボリーで芯のほうが黄色。

 

遺跡2136

ほぼ一年中咲いているそうです。

遺跡 2102

遺跡 2111

思ったよりも遠くなかった本堂はとても小さいものでした。

遺跡 2113

ヒンドゥー教の名残のあるレリーフ。10世紀頃に建立され、ある時期はクメール王朝の城として、またある時期は仏教寺院として使われてたそう。

遺跡 2117

山や森の中にある石づくりの建物は年月とともに樹木の根や地面の隆起と一体化していくので、人工物なのになんだか自然物のように感じられます。

遺跡 2119

空が広い。

遺跡 2123

遺跡 2104

遺跡 2107

一時間くらい景色を眺めながらぼうっとしていました。自分がどこにいるのか、何者なのか、わからなくなっていくような気分でした。