【価格表】

【定期便のお客さま】

・1個口(100g×2)商品代金1000円+送料月額+250円=1250円

日本郵便:定形外(郵便受け投函・追跡不可)

・2個口(200g×2)商品代金2000円+送料月額+340円=2340円

日本郵便:定形外(郵便受け投函・追跡不可)

・3個口(300g×2)商品代金3000円+送料月額+400円=日3400円

日本郵便レターパックライト(郵便受け投函・追跡番号有)

・4個口(400g×2)商品代金4000円+送料月額+0円=4000円

日本郵便レターパックプラス(受取サイン必要・追跡番号有)

・5個口以上は、日本郵便ゆうパック(宅急便)でのお届けになります。

送料は個別にご連絡申し上げます。

【定期便以外のお客さま】

<メニュー>

・タイチェンライ オリエンタルファズ農園 100g/600円

・お任せ 100g/600円

・銘柄指定(在庫ある場合に限る) 100g/600円

送料別途(レターパックライト:360円・レターパックプラス:510円他ご注文量に準じる)

焙煎記録:ブレンド「火鉢」

12月の定期便ブレンド「火鉢」

カフェオレなどにも合う、コクと苦みのブレンド。

豆は6種使い、アフターミックス。

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オーガニックのペルー マチュピチュは欠点豆が多く、クロップもオールドなので乾燥が進んでいる。

深煎りで本領を発揮する豆なので、2ハゼまで聞いて冷却。コクの中にまったりとした甘みが出てくる。

今回のブレンドのメイン。

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カメルーンとタイは少量づつ。焙煎度を同じにするため、この2種だけプリミックス。

タイ チェンライ オリエンタルファズ農園はマイルドで今回のブレンドではそれぞれの豆の個性をまとめるためのつなぎの役目。

今期のタイはスクリーンが大きめで、甘みもある。カメルーンは独特の香ばしさがあり風味づけに。

2ハゼ直前で煎り止め。

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マラウィは上品なアシッド感があり、コクと甘みも柔らかく、オールラウンドな豆。

欠点豆も少ない。硬さがあり、芯まで膨らますのと焦げを出さないことのバランスをとるテクニックが必要。

今回はブレンドの中ではペルーの重さに負けてしまった感じ。

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カリブならではのさっぱりした風味を加えるためのドミニカ ドンファンスペシャルAA

これもペルーに負けたかなとおもうところ。配合率をもう少しあげても良かったか。

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最後に香りのアクセントにエチオピア イルガチェフェG1

浅めに焼いて、香りづけする。1ハゼ後すぐに冷却。

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

エチオピア モカシダモG4

エチオピアはコーヒーの原産国と言われています。
他の生産国と違い植樹された苗木ではなく、
古くから自生していた原種(在来種)が受け継がれていて
その特徴であるフルーティな香りと澄んだ酸味が世界中で愛されています。
シダモというのは地区の名前です。
この地域に住んでいたシダマ族にちなんで名づけられました。
G4というのはグレードで、G1がいちばん等級が高く、G4はずいぶん低い等級です。
欠点豆(虫食いや割れ欠けなど)が多く、豆面もあまりきれいではないので
一見出来の悪い豆、と思われがちですが、
この欠点豆をじっくり丁寧にハンドピック(取り去る)すると、
香りはそのままに、酸味は柔らかな、とてもまろやかなモカに大変身します。
仕入れた生豆の3~4割近くを捨ててしまうことになり、
また手間もかかるので、一般的にはあまり流通していないと思いますが、
モカに関しては等級が全てではないと思っています。

2017.12定期便第1便モカシダモG41

精製のばらつきから、発酵豆が多く、割れ欠けも多い。商品として仕上げるにはかなりのハンドピックが必要。

今期のクロップは粒は大きくて感触はいい。

2017.12定期便モカシダモ2

焼き上がりにさらにハンドピック。イチハゼにかかる時間もかなりばらつくので、煎りすぎないよう早めに仕上げて、

ハゼきってない豆を取り除いていく。

G1、G2あたりと比べて、香りはそれほど変わらない。酸味が落ち着いて、まろやかなモカになる。

手間さえ惜しまなければとても美味しい豆だと思う。

 

カメルーン ジャバ ロングベリー

カメルーン ジャバ ロングベリー

カメルーンは、アフリカ大陸の西側の赤道直下、 北大西洋と南大西洋のちょうど中間に面した共和国です。

旧ドイツの植民地時代を経て、フランス、イギリスによって分断されたのち、 1972年に独立を果たしましたが、いまでもヨーロッパの経済、文化が色濃く残っています。

サッカーの強国として知られており、アフリカの中では豊かな国というイメージもありますが実際の経済規模は佐賀県と同じくらいだそうです。

この豆はカメルーンの西部の高地で栽培されています。

単一の農園ではなく、カプラミ生産協同組合という組織が小規模農家で収穫された豆を 集売しています。

ジャバというのは品種名です。

インドネシアのジャワ島で栽培されていた、昔ながらのティピカ種がヨーロッパに渡り、 ドイツ人宣教師によって1913年にカメルーンに持ち込まれたと言われてれています。

生豆の形がやや縦長なので、ロングベリーと呼ばれています。

1980年代後半から1990年代半ばにかけて、価格の下落と政府の農業支援廃止により コーヒー産業は崩壊寸前となりましたが、

農家にとって持続的に生産できる農作物だったため政府の援助なく、全くの自然農法によって作り始めたことにより、復活を遂げました。

いまでは、カカオと並びカメルーンの主要な輸出品として 重宝されています。

アフリカの豆としては、酸味は少なく、甘みとコクがあります。

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粒は大きめでフルウォッシュド。欠点豆は、虫食いなどは少ないけれど、精製時の機械由来のもの?傷がそこそこある。

スクリーンは揃っていて全体としては状態は良好。

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イチハゼのあと火力を落として二ハゼぎりぎりまで焼く。焼きムラはほぼなく、焼き上がり後のハンドピックが楽。

味わいは、酸味が全くなく、コクが強く甘みもある。

 

焙煎記録:ブレンド「月天心」

10月の定期便ブレンド「月天心(つきてんしん)」

蕪村の俳句

月天心 貧しき町を 通りけり

から。もとは、漢詩の「清夜吟」から来ている言葉だそうです。

の中秋の名月がとても美しかったので、月にちなんで名前を拝借しました。

浮空のラベルのデザインは月を背に飛ぶトンボです。空に浮かぶものになぜだか心惹かれます。

豆は、ザンビア・ペルー・エルサルバドル3種のプリミックス。

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ザンビア NCLL農園 AA

NCLL農園は4つのEstateに分かれ、今回はKateshi、Isanyaの2つの農園から収穫されたコーヒーです。

かつては国営農場として運営されたNCLL農園ですが、干ばつなどの影響で生産量が激減し経営不振に。

2012年より植樹を再開し現在に至ります。ザンビア政府の輸出品として再生を期待されています。

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ペルー ぺルビアンゴールド

レインフォレストアイアランス認証。繊維産地域はカハマルカ県サンタロサ。

世界最大のコーヒー商社ボルカフェグループが、一から指導し現在の品質を作り上げた地域です。

収穫量を高めるための剪定やカットバック(高くなり過ぎないように木を切る)という行為は、

減産になるだろうと考える村の人を説得するのに、実際にやってみて何年もかかってやっと理解して頂いたそうです。

欠点豆はそれなりに。

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エルサルバドル サンタ・リタ農園

サンタ・リタ農園はエル・サルバドル西部ソンソナテ州のサンタアナ火山の裾野に位置しています。

この農園は火山灰土壌に加え、シェードツリーの落葉が腐葉土を作り出すことから土壌環境は 良く、

高品質コーヒーを栽培するのに適しており、ここにブルボン、パカス、パカマラと全てブルボン 系品種が栽培されています。

この農園で最も標高の高い「イラマテペック区画」で収穫された ブルボン種です。

サンタ・リタ農園で収穫されたチェリーはラス・クルセス・ミルに運ばれ、約12時間醗酵させた後、 綺麗な湧き水で洗浄されます。

この後、赤レンガとコンクリートの乾燥場にて10日程度かけて 天日乾燥されます。

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以上3種の豆をプリミックス。

本来は深煎りのほうが特徴が良く出る豆たちなのですが今回は口当たりがクリアなものに仕上げたかったので

やや浅めの煎りにしました。

口に含んだ時の柔らかい酸味と甘みに対して、後味はやや苦みを引くので、好みが分かれてしまうかもしれません。

メキシコ オアハカ州 クルスグランデ農園

メキシコ南部にあるオアハカ州は先日(2017年9月現在)の大地震で被害の大きかった地域です。

クルスグランデ農園は海に近い場所にあり、被害の詳細はわかりませんが、なんらかの影響が出ているかもしれません。

そのため、今回急きょ、こちらの豆を入荷し、売り上げの一部をこの地域に募金させて頂くことに致しました。

在庫の残り少なくなっておりますが、どうぞご利用下さいませ。

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生豆の状態はとてもよく、欠点豆も少なく、粒もそろっています。

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はあまりなく安定したバランスの取れた味わいなので、2ハゼが始まると同時に火から下ろし冷却。

焼きムラがでにくく、丁寧に精製されていることがよくわかります。

ビター感が強めでカフェオレなどにもおすすめ。

 

 

 

 

ハイチ ティオッテ地区 サバナゾンビ COOPCAB ティピカ

カリブ海の、西インド諸島の島にあるハイチ共和国。

先住民族の言葉で「山の多い土地=ハイチ」というくらい、山岳地帯の多い国です。

国民の約20%がコーヒー農家を営んでいて、外貨獲得の最主力作物です。

東にドミニカ、西に海を挟んでジャマイカがあり、カリブ海の良質なコーヒーの生産地のひとつです。

標高1600~1700mの山間部は気温が安定しており、火山灰性土壌が良質なコーヒー豆を生み出します。

ハリケーンベルトに位置するため、水害や地震等の災害で大きな被害を受けることも多く、輸入は安定しない感じです。

今回の豆は、ハイチの南東部、ドミニカ共和国との国境に近い、ラ・セル山のすそ野にあるティオッテ地区近辺で生産されているティピカ種です。

小規模農家が生産する豆をCOOPCAB(農協)が集荷、精製して出荷しています。

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しっとりとした、水分量の多い生豆です。価格の割には欠点豆が多いのが残念ですが、安定しないハイチにしては状態は良いかな、という感じです。

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PCのフォト編集機能の調子が悪いため、蛍光灯の下で撮って出しの写真でわかりにくいですが、

今回は火力を落とさず一本焼きで、煙の出具合を見ながら、イチハゼから約1分で煎り止め、冷却。

味わいのメリハリはなく穏やかな風味が続き、余韻で少し苦みが強まります。夏だし、アイスコーヒーに向いているかな。

焙煎記録:ブレンド「祭笛」

7月の福岡は、台風に豪雨、雷が1週間ほど続きました。

浮空の焙煎工房のある地域は特に被害はございませんでした。

被災された地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。

7月の定期便ブレンド「祭笛」

夏祭りの笛の音が季語として使われます。

今年は、自然の猛威がこれ以上続きませんようにと願いながら夏祭りの笛の音を聴こうと思います。

今回のブレンドは、タイチェンライオリエンタルファズ農園・ブラジル ヴァージングランデ農園、ニカラグア ラス・ネブリナス農園のアフターミックスです。

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タイチェンライオリエンタルファズ農園。冷たい珈琲が飲みたくなる季節なので、少し深めに焙煎。

2ハゼが始まってから余熱にしてじんわり焼き上げます。

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ブラジルヴァージングランデ農園。こちらも2ハゼは余熱で軽くはじかせて煎り止め。

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ニカラグアラス・ネブリナス農園。2ハゼ直前で煎り止め。ブレンドに輪郭を与えるため、個性が出るところで冷却。

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思ったよりすっきり感があり、ホットでもアイスでも美味しく頂ける仕上がりになりました。