アフリカ中南部の内陸にあるザンビア。
地理的にはコーヒーの栽培に適しているのですが、干ばつに備えるための設備がなかったり、大規模農園でも銀行からの長期的な融資が受けられなかったりと、なかなかコーヒー生豆が輸出産業として成立してきませんでした。
この豆は、2012年に、元国営農場の枯れた木をすべて植樹しなおし、ようやく輸出にこぎつけたものです。
まだまだ新しい農園の、若い木のから収穫された豆です。
コーヒーは収穫出来るようになるまで3年かかりますので、まだ2年目の豆、ということになります。
ハイブリットと、アラビカの混栽です。
形は丸く、大粒で、ロブスタの特徴がはっきりと出ています。
テスト焙煎ではハイくらいにしてみましたが、酸味がきつめでガスがとても多いので
今回はもう少し深めに。2ハゼ直前で煎り止めです。
やや薄めのドリップのほうが個性がわかりやすく、きりっとした酸味に、アフリカらしい濃厚な風味が加わっています。