2012年11月11,12日
朝いちのランカフェで珈琲を堪能したあと、モトバイのライダーさんをつかまえて、郊外のコーヒー村へ。
滝のある自然公園内にチュングエンコーヒーヴィレッジというものがあるらしいのです。わくわく。
しかしここに辿り着くまでが大変でした。町からバイクで4,50分かかる場所にあるため、モトバイのライダーさんはあまり行きたくないらしく、ベテラン風の年配のドライバーさん数人にお断りされ、その代わりに若者を紹介されました。
たぶん本職のドライバーさんじゃないらしい若者は、コーヒーヴィレッジ?知ってるぜ!一回行ったことあるし!と言いますがなんだかあやしい・・・
料金を交渉し、え、そんなに安いの?という価格で成立。さて出発です。街中を抜けるまでは砂埃がひどく、郊外に出てからも車が追い越していくともうもうと砂塵が。。。
マスクは必須です。
ところが、この若者、絶対道を知らない。。。。信号で止まるたびに横に並んでいるバイクのひとに道を訊いています。ベトナム語はわからないけど絶対これは道を訊いてるとしか思えない。
郊外へ出ると訊く相手もいないのでますます不安。しかもたぶんここ左折、という看板を無視して直進していく若者・・・・・
こんな感じで走ってます。
景色はほんとに素晴らしいです。北海道みたい。
タンデムといっても後部座席の横に取っ手みたいなのが付いてるのでドライバーさんにつかまることなく片手でカメラ構えても乗っていられます。
普段バイクに乗っているからなのか、ベトナムの人はあんまりスピード出さないからなのか、怖いということはなかったです。
しばらく走って、やっと第一村人発見でさっそく道を訊く若者・・・やっぱりさっきのところ左折じゃん!
でもお互い言葉が通じないため、説明することが出来なかったので仕方ないです。景色が素晴らしいのでまあいっか、と思いますが、若者はガソリンの残量を気にしています。ここでガス欠だけはやだよー。
小さな村落に入るとどの家も庭にコーヒーを天日干し中。バイクを止めてもらって写真を撮らせていただきました。
完熟豆だけというわけにはいかないのか、青い実と赤い実が混ざっています。黒いのは完熟している豆。
手前のベージュの部分は果肉を除去したあとの豆。パーチメントという殻の状態でさらに天日干し中。シーズン中は次々順番に収穫した豆を干していくんですね。
少年たちはサッカーしてます。
そしてやっと辿り着いた滝公園の入場券。30000ドンで、コーヒー一杯おまけつきです。
運営しているのはチュングエンコーヒーですが(www.coffeetour.com.vn)自然公園にカフェがくっついているだけの様子。さびれたテーマパーク的な・・・(もしくはまだ建設途中??)
で、私を乗せてきた若者にお金を渡すと、がそのまま帰ろうとするので、ちょちょちょっと待って。往復でお願いしたよね?
どうも若者は片道のつもりだったらしく、帰りたそうにしていますが、ほどんどひとのいないwifiも飛んでない場所で帰りのドライバーさんを見つけるのは無理!
しばらく身振り手振りで問答していると、見かねたのか入場券のもぎりをしていたお姉さんが来て若者から事情を聞いています。
お姉さんは英語ペラペラだったのでなんとか私も状況を説明します。往復の約束でお金を払ったはずです~と泣きついてみます。
結局お姉さんの見事な采配で
ドライバーさんには「あんたは片道空で帰るより、ここで待っててこの人乗せて帰る方がお得でしょ!!ガソリン代だってかかるんだから!」
私には「ここで若者を待たせるから、もう半分お金払いなさい!ただし、1時間半だけよっ!」
という結論に。腑に落ちない気もしますがどう見ても自分より年下のお姉さんにピシャっと言われて私も若者も、はい、おおせに従います・・・という雰囲気に。
で、私はひとり園内へ。
とりあえずは滝!マイナスイオン!!!
とてもきれい。人が少なくて水の音だけ。柵などもなくてかなり近くまで行けます。
滝つぼの上流にも上がれます。
いくらでもぼーっとしていられそうな場所。
滝のほかには特になにもなく、金網越しにコーヒー畑を眺めながらカフェでお茶をするという感じ。
それではつまらないよね、ということで金網の切れ目からこっそりコーヒー畑に潜入。
もう収穫の終わった畑には誰もいなくて、ひとりでコーヒーノキに囲まれてたそがれてみました。
緑が目に沁みるとはこのこと。
とはいってもこのあたりの畑はシェードツリーがほどんどないのが残念。
まだ小さな木。3年くらいかな??
カフェから見える金網越しの木だけはお客さまのために収穫しないでそのままにしてあるようです。
うーん。そういうとこはちょっと大きな会社の計算が見え隠れして(ごにょごにょ)笑
暑かったけど、コーヒーをホットで頂いて、コーヒーヴィレッジ探訪おわり。
きっちり1時間半でドライバーさんのところに戻る律儀な日本人でした。
次回は町の中の散策。