こんばんは浮空です。
あっというまに9月も終わり、明日からは10月ですね。10月1日はコーヒーの日です。
コーヒーは10月から新年度に変わる(ブラジルでは収穫がだいたい9月で終わるので)と国際協定で定められているそうです。
といっても豆の収穫時期は地域によって異なります。(アジアなどでは10月頃から春先までが収穫期)なのでそれほど深い意味があるわけでもないのですが、収穫に感謝して焙煎しようと思います。(ほんとはいつも感謝なんですけどね。意識をリセットするには良い日だなあと思います。)
そんな感じで今日は朝から定期便ほかご注文の豆を焙煎していました。
先日ブログに載せたトルマリン鉱石がなかなか良い感じです。
コンロまわりに余熱を入れるのがずいぶん楽になりました。最近はだいぶ涼しくなって来たので一回ごとに余熱を入れなおすのですが、石のおかげで時間短縮できます。
コンロ周りに置くだけでなく、豆によっては金網(お餅などを焼く時に使うようなもの)をコンロとロースターの間に挟んで、石を敷いて使うこともあります。
直火で焦がしすぎることなく、ふっくらと焼き上げることが出来ます。まだ試行錯誤の段階なので使い方は改良の余地があるかもしれませんが、いまのところ豆の仕上がりは納得いくものになっています。
今日作ったブレンドは、ブラジルサントス ダテーラ スイートイエロー ・ ホンジュラス SHG G マルカラ ・ マンデリントバコ の三種類のアフターミックス(それぞれの豆を焙煎したあとにミックス)です。
左から、ブラジル、マンデリン、ホンジュラス。
こちらがブラジル。ブラジルサントスというのは、ブラジルのサントス港から出荷される豆全般を指す言葉です。ダテーラは農園の名前です。スイートイエローとは品種名で、アマレロという呼び方をされることもあります。
本来コーヒー豆はコーヒーチェリーと呼ばれることからわかるように赤い色をしているのですが、このスイートイエローは果実が黄色い希少種です。
焙煎は中煎り。スイートイエローは、もともと甘みのある豆なのであまり深く焼きません。ベーシックな味わいで、ブレンドの要になる豆です。
ホンジュラス SHG G マルカラ。SHGとは、産地の標高を現していて、STRICTLY HIGH GROWNの略です。(1500m~2000m)
ホンジュラスのラパス県マルカラ地区(グァテマラとの国境近く)にはドイツ系の移民の開墾した農園が数多くあるそうです。
焙煎は中煎り。ボディは強くなくて、酸味の少ない豆です。メインにするにはやや弱いのですが、ブラジルとの相性が良く、よりバランスのとれた味わいになります。
マンデリントバコ。インドネシア スマトラ島北部のマンデリン地方のトバ湖周辺で収穫された豆です。浮空のラインナップでは定番の、店主の大好きな豆です。
焙煎は深煎り。二ハゼが終わるまでじっくり焼き上げます。深く焼くほどにまったり甘く重いこくが出て、他にはない香りの強い豆です。ブレンドのアクセントには欠かせません。
秋はこのブレンドがイチオシです。
ぜひお試しくださいませ。