カリブ海に浮かぶ島国キューバのコーヒーの中で有名なのは、クリスタルマウンテンですが(水晶が採れる山岳地帯にあるためこう呼ばれます)、このキューバTL(ツルキーノ・ラバド)も評価の高い豆のひとつです。
キューバのコーヒー生産の歴史は古く、1700年代半ばにハイチから苗木が入植されたと言われています。
TLというのは等級の呼び名で、 ETL(エクストラ・ツルキーノ・ラバド)、TL(ツルキーノ・ラバド)、AL(アルツーラ)という段階に分かれています。
TLは等級としては中間くらいなのですが、この評価は豆の粒の大きさによるもので、味わいが落ちるというわけではありません。
【焙煎】
香り、風味が個性的です。
もともと酸味や苦味は少なく、甘みの強い豆とされていますので、浅めに仕上げるとさっぱりした酸味がお楽しみ頂けます。深めに仕上げるとコクと甘味がより強くなり、酸味がなくなります。
キューバファンのお客さまはけっこうマニアックだと思います。飲んだことのない方も一度試すとはまるかもしれません。ラム酒発祥の地だけに、一滴ラムを垂らすとたまらない味わいになります。
※画像左:浅煎り 画像右:中深煎り