南米のペルー共和国は国土の2/3が森林で、中でも湧水の豊富な地域(チャンチャマイヨ、クスコなど)でコーヒーが生産されています。
全体的に癖のない味わいのものが多く、深煎りでもいやみなく飲める豆です。
マチュピチュはJAS認証のオーガニック。生豆はきれいで欠点豆も少なめでした。
今回はエスプレッソ用の豆のご注文に合わせて焙煎。苦みが出やすいため、焼きすぎないように気を付けました。
本場イタリアのエスプレッソでいえばナポリやシチリアなど南部よりのボディの強い味わいをイメージしました。
生産量の少なさと、人件費の高さでかなり高額な取引がされているハワイ・コナ。
標高200~300mと、コーヒーの生産地としては特殊な環境ですが、肥沃な火山灰性土壌と海風で品質の高い豆が作られています。
水分を多く含んだ実は甘みが強くすっきりとした味わいが特徴。
生豆の等級は欠点豆が含まれる割合によって格付けされます。
品質の高いものから「エクストラ・ファンシー」「ファンシー」「セレクト」と続き、ピーベリーは「No.1」と「プライム」にわかれており、「プライム」までがハワイコナコーヒーと呼ばれます。
「プライム」より下の等級の生豆は、コナ地区で生産されていても”ハワイアンコーヒー”と呼ばれて区別さているそうです。
ハワイではハワイ島の他、オアフ島、カウアイ島でもコーヒーが生産されていますが、コナだけがずば抜けて高くなっています。
今回焙煎した豆はセレクトで、虫食いが多くハンドピックに時間がかかりました。2kg中250を廃棄。かなり気を使う豆でした。
未熟豆やカビ、割れ豆等は全くと言って良いほど混入していないため、かなりきれいな状態に持って行けたと思います。
焙煎は中煎りで1ハゼ後火力を落として1分ほど待ってから冷却。
膨らみ具合はとても良く、皺の伸びも良く、手ごたえがありました。味わいはフルーティで甘みがありとても美味しい。
さすがにハワイコナだなあという印象です。
焙煎後再度ハンドピックして定期便のお客様に発送。
※通常の販売は行っておりません。