2012年11月8日
ベトナムエアラインで、ダラット空港からダナンへ飛びました。目的地はダナンより南のホイアンという町。空港がないのでいったんダナンを経由することになります。
ダナンで一泊して翌日バスでホイアンに向かう予定。
周りに建物がないため、日が落ちるとすぐに真っ暗。飛行機までは歩いて移動。
プロペラ機!紺色の機体がきれい。
ここからが大変でした。
4~50分のフライトでダナン空港に到着。出口にはホテルのひとがパンフレットを配りながら客引きしています。ひと晩寝るだけだし、どこでも良いので安いところに泊まろうと思っていたのですが、けっこう高い。。。安そうなホテルの客引きのお姉さんに無料の送迎バスがあるのか訊いてみたけれど、自腹でタクシーで、ということらしい。
市内まで行けばゲストハウスもあるだろう、と思いとりあえずタクシーで市内へ。と思ったのが間違いだったかも。
タクシー乗り場に行くとさっそく案内のおじさんが集まってきます。ガイドブックに載っているダナン中心部にある教会を見せて、ここへと言うと、タクシーへ案内。メータータクシーなので法外な料金を要求されることもないはず、と思い、指示されたタクシーに乗り込みます。
しばらく走ったところで運転手が宿はどこだ?と言うので、まだ決めていないのでこの教会へと再度ガイドブックを見せると突然荒っぽい口調で怒りはじめました。
???
ホイアンに行くんだろ!と言うので(ホイアンはタクシーで一時間。ダナン市内は10分ほど)は?ダナンに行くんだけど、と言い返しそこから怒鳴りあい。ははあ。言葉がわからないのを良いことに、遠いところへ指示を出したな、あの空港のタクシー案内・・・
ダナンに行かないならここで降ろせ!と怒鳴り、タクシーを路肩に停めると運転手はハンドルをばんばん叩きながら話が違う!と怒鳴り返します。
内心はけっこうびびっていたのですが、このまま乗り続ける気にならず、空港のひとが嘘をついているので降りる。ここまでの料金は払わない、と押し問答。彼は携帯を出して、空港へ電話するのかと思いきや差し出された携帯を受け取ると向こうから女性の声が。
彼は英語はほとんどわからないので私が変わりに話す(といっているようです)。いやいやいや、私も英語話せないし。単語をめちゃくちゃに並べてどーにかこーにか状況を説明。伝わっているのかもよくわからないので、とにかくタクシーを降りて歩くしかない。
運転手に、(たぶん)あなたは悪くないけど、いまからホイアンに行く気はないのでここまでの料金は払う。それでさよなら。と言ってメーターに表示されていた額を渡して車を降りると足りない!とまた怒鳴り出します。メーターを指差してまた怒鳴り返す。何かベトナム語で言ってるけどまったくわからない。
とにかく落ち着いて意志の疎通を図らないとどうにもならない。再度女性に電話をする運転手。どうやら女性が言うには、空港待機のタクシーはロータリー使用料が(運転手もちで)かかるので、それを払ってくれ、と言っているよう。メーターの横にその説明が書いてあるので見てくれという話。
なるほどよく見ると張り紙がしてある。慣習を知らないとこれはひっかかるわ。タクシーに乗るときは空港を出てから流しをつかまえる方が安いってことですね。
で、ロータリー使用料を払ってさよならしようとすると、ここから市内まで無料にするから、自分が紹介するホテルに泊まれ、と言う運転手。(お客さん連れて行くとマージン取れるんでしょうね)
うわ~~~商魂たくましい~~~~あんだけ怒鳴っといて~~~~
車の通りのほとんどない郊外でひとりになるのと、どこに連れて行かれるかわかならいけどとりあえず市内まで移動できる(はず)のと、究極の二択。どっちが危ないのか。
・・・・市内までメーターを倒したまま乗せて行ってもらうことに。案内されたホテルに宿泊する振りして逃げる計画です。これしかない。
到着したのはとくに危なそうでもないビジネスホテルだったのですが、中にいったん入ってから数分待って外に出ると、運転手まだいる~~~~~!
どこに行くんだ、というのでどんぶり掻きこむしぐさをして夕飯食べに行くんだというと、そうか。と笑って手を振ります。
えええ~~~~信じるんだ~~~~???
そして運転手が見えなくなると同時に猛ダッシュ。いくつか角を曲がって車が通れなさそうな細い道を選んでぐるぐる走って、大きなホテルに飛び込みました。
ここ絶対高い。けどお金払って安心が買えるならもうなんでもいいや、とチェックイン。
広い。バスタブがある。クローゼットもある。もちろんエアコンも。オートロックだし!朝食もついてるし!
夜景もほら・・・・・
・・・疲れました。
そのあと夕飯を食べに外へ出て、近所のフォーの屋台に入り注文すると麺は出てきましたが、野菜のお皿が出てきません。ちらちら厨房を伺いますが出てくる気配なし。ほかのお客さんには野菜がついてくるのに。お店のひとは気付いてないのではな、くわざとだな、という態度なので、もういいや、と思い麺だけすすっていると、目の前で車と原付が出会い頭にどかん。
・・・・信号あるんだけど。誰も守ってないし。
騒々しくひとが集まっている中、黙々と麺をすすります。原付のおじさんも起き上がれてるし。気にしないでおこう。
そしてお勘定しようと思ったら法外な値段を言われ、ここで堪忍袋の緒が切れました。
野菜ださなかったじゃねーか!こんな値段払えるか!と怒鳴って、いい値の半分だけ叩きつけてホテルへ帰りました。半分でも高い!
私はフォーに野菜とかハーブをざくざく入れてわしわしっと食べるのが好きなんだよっ!
観光客価格、外国人価格ってのはあっても仕方ないと思うのです。日本だって観光地は物価高いんだし、単に価格が高いからといってなんでもかんでもぼったくり、と決め付けちゃいかんと思っているわけですよ。
でもね。本来お客さんに平等にやるべきサービスをやんないで、手抜きして、あるいは騙してお金とるのはいかんですよ。お国柄とか関係ないですよ。外国人価格が高くったって、ちゃんとしてるお店やゲストハウスはたくさんある。その中で安いとこを見つけてわーいって楽しむのがバックパッカーなわけですよ。お金持ちなら最初から良いホテル泊まりますもん。良いレストラン行きますもん。
と怒り心頭のまま疲れ果てて就寝。
翌日またしてもブチキレることになるとは知らず・・・・。ここにきてべトナムの洗礼を受けている浮空でした。
写真撮る余裕もなくて文章ばっかりでつまんなかったら読み飛ばして下さいませ!