ケニアは、アフリカの中東部に位置しています。
コーヒー発祥の地と言われるエチオピアの隣にありますが、コーヒーの栽培が始まったのはエチオピアより200年ほど遅く、宣教師によって伝えられたとされています。
今回のレッドマウンテンはケニアの首都ナイロビより北約30Kmに位置する北キアンブ地区にあるティンガティンガ農園で生産されています。
ここはケニアの中でも古くからコーヒー栽培が行われている地区です。
キクユと呼ばれる赤土の土壌からこの名前が付きました。
丁寧に完熟した実だけをハンドピックした直後に精製、そしてより完璧な乾燥状態を得る為、ドライテーブルにて天日乾燥されます。
ボディがしっかりしていて、ほど良い酸味もあり、ちょっとスパイシーな風味はビールに例えるなら辛口ドライ、といった感じです。
今回のクロップはとても出来が良いと思います。ごつごつとした豆肌も力強さを感じます。
虫食いやカビなどはほぼなく、変形豆がやや多いですが、これは収穫か精製時に付いた傷かと思います。
焙煎後のピックでは殻豆がややありました。
火力強めでイチハゼまで持って行き、ハゼたらすぐに最弱火にして1分ほど回し、火を止めて余熱でさらに1分ほど。
からっとした仕上がりと、ごつごつした豆肌のワイルドさが好もしい豆です。