お盆休みを頂いているあいだに、事務仕事やらサイト手直しやらなんやら。
あらためて浮空の存在意義を考えたりしています。←おおげさ。
お客さまが「飲みたくなる珈琲」をつくるのが第一。
走りたくなる道があるように、登りたくなる山があるように、撮りたくなる空があるように
飲みたくなる珈琲になるといいなと思います。
アジア、アフリカ、中南米。
コーヒーノキは赤道を中心線に、北緯25度から南緯25度のあいだの土地に育ちます。
焙煎しているとき、いつもその豆が育った場所のことを思います。
ドラムの中で豆がはぜる音、立ち上る香り。煙と熱。
憧れの場所に旅するような気持ちでロースターを回しています。
飲むひとをその旅へ誘い出したくなります。
奏でたい音楽が、描きたい風景が、紡ぎたい物語が、
珈琲の中に隠れているような気がします。
厳しい自然環境や労働環境の中でコーヒーを育てている生産者の方々と
飲んでくださるお客さまに感謝をこめて。
浮空