ラオス、パクセを拠点にして、カンボジアとの国境のシーパンドンへ足をのばすことにしました。
シーパンドンはメコンデルタの中枢で、複雑に絡み合った川の支流と大きな中州の島にバンガローが点在し、バックパッカーが沈んでいる街としても有名なところ。
シーパンドンまでの道の途中にチャムパサックという遺跡があることを知り、寄ってみました。
移動は乗り合いバス。軽トラックの屋根つきの荷台にベンチがあるような感じです。
パクセの大きな市場にあるバス乗り場でチャムパサック方面へ向かうバスを探します。
出発まで時間があったので、屋台の焼き鳥や蒸したもち米で腹ごしらえ。
メコンを渡り、あの村、この村、とその時に乗り合わせたひとの降りる場所に立ち寄りながらの移動なので、とても時間がかかります。
でもとてものんびりしていて良い気持ち。
大丈夫かな、と思うような木の橋をガタゴトと渡ります。
遠くに遺跡が見えてきました。山自体が遺跡という感じ。あれを登るのか・・・?とちょっとどきどき。
近づいてきました。山頂が平らになっていて小さく建物も見えます。
遺跡の入り口で参観料を払い、10人乗り位のカートに乗って登山口まで移動。欧米からの観光客がたくさんいました。
チケット売り場で、どこの国から来たのかなどを紙に記入してからゲートを通過。
どうやら山頂までは登らず、中腹にある遺跡がメインの寺院跡のようです。ほっ。
とにかく暑くて、汗だらだらだし、25kgのバックッパックを背負っているのでさすがに山頂までは・・・・(ちょっと登ってみたい気もしたのですが)
カンボジアのアンコールワット遺跡と同じように、参道の両脇には大きな池があります。
カートを降りて、参道を歩きます。両脇にはリンガ。
観光地の雰囲気はあるのだけれど、どことなく茫としていて、長い長い時間の流れを感じる場所。
スケッチをしている女性。
アジアの旅ですっかりお馴染みになったナーガ。インド神話に起源を持つ蛇神(精霊)。釈迦の守護をしたとも言い伝えられ仏教にかかわりも深いのですが、日本では馴染みが薄いですね。どちらかというと中国の龍信仰のほうが大きく伝わったせいでしょうか。
さてここから、どこまで続くのかわからない石段を登って行きます。
次回は遺跡からの絶景。ここは本当に印象に深く深く残っている場所。