シーパンドンに到着。
コーン島、デット島をはじめとする大小さまざまな島と複雑なメコンの支流。
バスを降りて、再び舟に乗り換えます。船着場付近は観光客も多く、道の両脇に生活雑貨や食料を売る屋台が並んでいました。
細長い舟に乗り(というより飛び移り)島へ。そこそこのスピードがあり、バランスを崩すと落ちそうですが背中の25kgのバックパックがちょうど良い重石になりました。
島と島の間を縫うように何度も緩く旋回。バンガローの並ぶ大きな島が見えてきました。
降りてすぐの階段を登るとちょとしたキャンプ場の雰囲気です。
ドイツ人が経営しているゲストハウスをチェックしていたのですが、あいにく満室。いくつかのバンガローをまわって、部屋にシャワーのあるところにチェックイン。
やたらと大きなキーホルダー。紛失防止のためかしら。
目の前はすぐに川。6畳ほどの広さで大きなベッドがどん!とおいてあるので、部屋というよりベッドに泊まってるみたいでした。
(室内の写真も撮ったのだけど、脱ぎ散らかした服や歯ブラシやらが散乱しているのでアップは断念)
ファミリータイプの部屋はベランダ付き。
荷物を置いて、近くのビリヤードカフェのようなところでひといき。
寝椅子でぼーっと川の流れを見る。
犬も走り回っているし、
猫はどしっと膝の上に乗ってくる。
引っかかれたり噛まれると危ないとは知っているのですが、我が物顔でのっかってこられると無下に出来ず・・・
ドヤ顔だなあ。
そしてやっとコーヒーにありつきました。なみなみ。濃い。練乳たっぷりのカップに、お砂糖入りのコーヒーが注がれている。
舌がしびれるほど甘いとはこのことですが、長時間の移動のあとは不思議と美味しく感じます。
どこの国のひとかわからないですが、カフェにipadを持って現われ、カウチに寝そべりながら今日の夕日はダメだわー、だめだわーとミサワっぽく独り言を呟いているという登場の仕方からして怪しい若者に執拗に食事に誘われ、何時に食べるか、と強引に聞いてくるので、いったん約束してすっぽかすことに。
レストランの勧誘ならまだ良いのですが、マリファナ売りか、強盗か・・というトラブルアンテナが働いたので暗くなってからはずっと部屋にこもっていました。
単にフレンドリーなだけのバックパッカーかもしれないのですが、治安の良い地域ではないので用心。
この日は曇りで夕日は見られずじまいでした。
水音の静寂。静かに暮れていく夕景のメコン。
翌日予定を繰り上げてパクセへ戻りました。