二年目を迎えて

珈琲豆の通販を開始してまもなく一年になります。

神奈川でのカフェ時代から応援してくださっているみなさま。福岡で通販をはじめて浮空を知って下ったみなさま。

本当にありがとうございます。

この一年、浮空が次に出来ることはなんだろう、おいしい珈琲を飲んでいただくために出来ることはなんだろう、といつも考えてきました。

浮空の考える「おいしい珈琲」の三原則は、焼きたて、挽きたて、淹れたて、です。

豆の等級による味の違いはない、とは言えませんが、グレードの高さだけが味につながるわけでもありません。浮空に出来ることは

  • 生産の環境をきちんと調べて仕入れること。
  • 生豆を手作業で丁寧に選別すること。
  • 豆の良い個性を引き出す焙煎をすること。
  • ご注文を受けてから焙煎することで、鮮度の高い豆をお届けすること。

ここで、お客さまにバトンを渡すことになります。

コーヒーの淹れ方にはいろいろありますが、ペーパードリップにしろ、ネルドリップにしろ、フレンチプレスにしろ、美味しいコーヒーを飲んでいただくためには時間と手間がかかります。

その時間ごと、珈琲を楽しんでいただけたら嬉しいなあと思います。

少しだけ早起きして、少しだけ夜更かしして、珈琲をドリップする時間を楽しいと思っていただけるよう精一杯丁寧に豆をご用意させていただきます。

楽しいことがあった日はそれを思い出しながら珈琲を淹れる。嫌なことがあったときは珈琲を飲んでひととき忘れる。浮空の珈琲が生活のなかの気やすめであったら良いなあと思うのです。

気やすめ、という言葉はマイナスの意味にとられがちですが、「気をやすめる」ってけっこう大事なことなんじゃないかな、と思っています。

これからもどうぞ浮空をよろしくお願い致します。

店主拝

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