ラオス チャムパサック遺跡へ①

 2012年11月14日~18日

ラオス、パクセを拠点にして、カンボジアとの国境のシーパンドンへ足をのばすことにしました。

シーパンドンはメコンデルタの中枢で、複雑に絡み合った川の支流と大きな中州の島にバンガローが点在し、バックパッカーが沈んでいる街としても有名なところ。

シーパンドンまでの道の途中にチャムパサックという遺跡があることを知り、寄ってみました。

チャムパサック遺跡へ 2059

移動は乗り合いバス。軽トラックの屋根つきの荷台にベンチがあるような感じです。

パクセの大きな市場にあるバス乗り場でチャムパサック方面へ向かうバスを探します。

出発まで時間があったので、屋台の焼き鳥や蒸したもち米で腹ごしらえ。

メコンを渡り、あの村、この村、とその時に乗り合わせたひとの降りる場所に立ち寄りながらの移動なので、とても時間がかかります。

でもとてものんびりしていて良い気持ち。

チャムパサック遺跡へ2071

大丈夫かな、と思うような木の橋をガタゴトと渡ります。

チャムパサック遺跡へ2072

遠くに遺跡が見えてきました。山自体が遺跡という感じ。あれを登るのか・・・?とちょっとどきどき。

チャムパサック遺跡へ 2063

近づいてきました。山頂が平らになっていて小さく建物も見えます。

チャムパサック遺跡へ 2075

遺跡の入り口で参観料を払い、10人乗り位のカートに乗って登山口まで移動。欧米からの観光客がたくさんいました。

チャムパサック遺跡へ 2076

チケット売り場で、どこの国から来たのかなどを紙に記入してからゲートを通過。

どうやら山頂までは登らず、中腹にある遺跡がメインの寺院跡のようです。ほっ。

とにかく暑くて、汗だらだらだし、25kgのバックッパックを背負っているのでさすがに山頂までは・・・・(ちょっと登ってみたい気もしたのですが)

チャムパサック遺跡へ 2078

カンボジアのアンコールワット遺跡と同じように、参道の両脇には大きな池があります。

チャムパサック遺跡へ 2080

カートを降りて、参道を歩きます。両脇にはリンガ。

チャムパサック遺跡へ2083

観光地の雰囲気はあるのだけれど、どことなく茫としていて、長い長い時間の流れを感じる場所。

 チャムパサック遺跡へ 2091

スケッチをしている女性。

チャムパサック遺跡へ 2087

アジアの旅ですっかりお馴染みになったナーガ。インド神話に起源を持つ蛇神(精霊)。釈迦の守護をしたとも言い伝えられ仏教にかかわりも深いのですが、日本では馴染みが薄いですね。どちらかというと中国の龍信仰のほうが大きく伝わったせいでしょうか。
チャムパサック遺跡へ 2092

さてここから、どこまで続くのかわからない石段を登って行きます。

次回は遺跡からの絶景。ここは本当に印象に深く深く残っている場所。

ラオス パクセ 寺院と托鉢

2012年11月14~18日

前回に続きパクセの町。

早朝、上座部仏教の僧侶の托鉢が見られるときいて、早起きしました。

メコンと寺院 2031

朝ぼらけの町。

メコンと寺院2046

明るくなって来る頃、橙色の袈裟姿の僧侶の列がやってきました。

メコンと寺院2051

 

ガイドブックなどに写真の撮影は離れた場所から、低い位置から、とあります。

なるべくじゃまにならないように撮影させて頂きました。

パクセには大きな寺院があり見学も自由なのでそのまま付いて歩いてみました。

メコンと寺院093

賑やかな色合い。

メコンと寺院 086

仏教はインドからチベットや中国を渡って日本へ伝わった北伝と、スリランカ、ミャンマーからインドシナ半島へ伝わった南伝とのふたつに大きく分かれます。

メコンと寺院 085

メコンと寺院 098

メコンと寺院079

敷地内に野良猫がたくさんいました。ごはんもらえるんでしょうね。

メコンと寺院 089

金色の龍の手摺。

メコンと寺院 084

敷地内にある若い僧侶の学校だけが地味な色合いなのが印象的。

メコンと寺院087

陽が高くなってくると木々の緑が寺院の金色に映えていっそう鮮やかでした。

メコンと寺院 058

日本の経済協力で清水建設が架橋した「パクセー橋」。

メコンと寺院048

全長1380m。歩いて渡ることも出来ます。

メコンと寺院056

橋の真ん中あたりまで歩いてみました。

メコンと寺院 2038

 

早朝のメコン。

メコンと寺院2026

夕暮れのメコン。

旅の途中でメコン川の夕焼けを見よう、とずっと思っていましたが、想像を以上の風景でした。

ずっと見ていたくなるけれど、空は刻々と色を変え、あっという間に夕闇に包まれました。

ラオス パクセの市場

2012年11月14~18日

パクセと、もっと南の遺跡チャムパサック、シーパンドンを往復した数日間。

シーパンドンに数泊の予定が1泊になったのでパクセには4泊ほど滞在。ゆっくり町を散策できました。

のどかでゆったりした町でした。

ショルダーバックのファスナー部分が破れてしまったので、ソーイングセットを探しに市場へ。

町の様子 003

フランスの植民地時代の名残の建物。

町の様子 005

改装中。頑丈に見える建物も、基礎は鉄骨ではなく竹のようです。

町の様子 002

猫。

町の様子 027

カラフルなトゥクトゥク。

町の様子 060

ゲバラのステッカー。車やバイク、トゥクトゥク、のサイドやフロントガラスによく貼ってあります。

町の様子064

市場に到着。干物屋さん。

 

町の様子 063

つやつやの腸詰が美味しそう。

町の様子 061

魚屋さん。メコンの川魚。

町の様子 062

鯉とかなまずとか。でっかい。美味しそう。。。

町の様子 067

トマトと唐辛子。アジアは本当に色彩が豊か。

町の様子025

果物屋さん。

町の様子024

ココナッツ山積み。

町の様子066

雑貨屋さん。

当初の目的を忘れそうになる楽しさです。

ソーイングセット、ソーイング、ソウ、と言っても通じないので、かばんのホツレを見せて手縫いをするしぐさをしながら歩き回っていると、「ケム、ケム」と教えてくれる人がいるのでたぶんこれが針か糸のことだろうなと思い、今度はケム、ケム、と言いながら歩いていると、ついに売っているお店を発見。

町の様子 035

ビニール袋に糸ひと巻きと針1本を入れて売ってくれました。針、そのまんま。笑。

町の様子032        

川のほとりのベンチでちくちく縫い物をしました。気になっていたホツレが修繕できて満足。

次回は寺院やメコンの朝焼け&夕日を堪能。

 

ラオス パクセのカフェとごはん

2012年11月14,15日

パクセ郊外のコーヒー農家をまわったあと町に戻ってカフェで休憩。

帰り道、ドライバーさんの携帯に電話が入り、別の仕事が入ったからここでおりてあとはバイク拾ってね、とふつーに言われ・・・・はあああああ?

となりました。行き帰り分の料金をデスクに先払いしてあるんですけど。

おりるのはいいけど、残りのバイク代はらってもらえるんでしょーね。デスクに電話して確認して!と言ったら、じゃあ町まで戻るよ。となって結局そのまま町まで行きましたが、ちょっとムカッときました。

郷に入っては郷に従えなのか、ちょろいぜと思われてるのか良くわからないのであんまり目くじら立てるのもなんなんだけど。。。

パクセ 1896

 

そんなこんなで、まずは珈琲を飲みましょうということで、朝の開店前にチェックしていた「デルタ」というカフェへ。

カフェなど2018

広々とした店内。自家焙煎です。 食事も充実しています。

写真 (56)

豚肉の炒飯のようなもの。ライムをたっぷりしぼって頂きます。

カフェなど075

LAOCOFFEE。ベトナムと同じようにとても濃い。ドリップコーヒーでもエスプレッソ並みに濃い。。でも美味しい!

カフェなど 2010

売店コーナーには豆や、器具がいろいろ並んでいます。

カフェなど2012

豆で作ったアクセサリーや、コーヒーカップに豆をはりつけた(だけ)の置物??やら。

カフェなど 2016

生豆も販売していました。アラビカを500g購入。帰国して焙煎しましたがとっても柔らかな風味で美味しかったです。価格は500gで50000キープ前後。日本円で550~600円くらいなので、けっこう高いです。お土産用なのでこの価格なのでしょう。

カフェなど 2022

テラス席には猫が遊びに来ていました。近くに大きなホテルがあるので、欧米人の観光客もいるけれど、地元の常連さんのほうが多い感じでした。ここには滞在中3回通ってスタッフの女の子と仲良くなりました。

その次にパクセで一番大きなカフェへ行きました。

kafenado  014

「シヌークカフェ」ここは自社農園を持っていて、見学ツアーもやっています。ビルの2階から上はホテルになっていて、そこも同じ会社の経営のようでした。

カフェなど007

ガラスのテーブルにコーヒー豆が敷き詰められています。やりたいことはわかるけど・・・・笑

カフェなど 021

自社焙煎の珈琲とベーカリーがメイン。サンドイッチを頂きましたが、ラオ風(やわらかめのフランスパンのオープンサンド)のほうが美味しかったな。欧米風のサンドは日本のファミレスのみたいで高くていまいち。

そのほかパクセで食べたものを少し紹介。

カフェなど 042

定年後時々アジアをふらふらしているという日本人のバックパッカーさんと遭遇。ご一緒させて頂きました。ずっとひとりでご飯食べているので、誰かとご飯食べるのいいなあと思いました。

なんと私が以前住んでいた東京都国分寺市の方で、2丁目と3丁目というくらいの近さ。こんな偶然あるんですね~とお互い驚きながら超地元ネタで盛り上がり。

魚のターメリック炒めとライス。美味しかった。

写真 (57)

同じカフェ。アイスコーヒーは薄くってそのままごくごくいけます。

カフェなど 043

こちらはガイドブックに載ってたラーメン?屋さん。ガチョウの肝臓入り。お味はいまいち。肝臓はぐらぐらの熱湯で茹でてあるので熱々。

カフェなど068  

こちらは市場の2階にある屋台で頂いたのっけめし。お惣菜屋さんのようなとこでおかずを選ぶと、ライスにぶっかけてくれます。豚の角煮と高菜を一緒に炒めたようなものと、インゲンと玉ねぎの野菜炒めのようなもの。こういうのが安くていちばん美味しい。

パクセには2泊したあと、いったん南の町、シーパンドンに足をのばし1泊。その後パクセに戻ってさらに2泊しているのでけっこうゆっくり出来ました。

時系列になってないですが、次回は町の様子をご紹介。

ラオス パクセのコーヒー園③ 苗木農家

前回の続きです。

天日干し体験をさせて頂いたあと、町へ戻る途中で見たコーヒーの風景。

郊外1986

村の売店(日本でいうちょっとした道の駅みたいな場所)に寄ってもらいました。

郊外1981

特産物の織物、雑貨小物、野菜、コーヒーなどを販売しています。

郊外 1982

コーヒーの苗木と、焙煎済みの珈琲豆。

郊外1972

道なりにどこまでも天日干しのパーチメントが並んでいます。

郊外 1971

商店の前でも。

郊外1998

こんな風に高床にして干しているところもあります。

郊外1996

ここは苗木農家だそう。寄ってみました。

郊外2005

日陰スペースにたくさんの苗木。

郊外1989    

別の場所には1~2年木。

コーヒーノキは3~5年頃から花が咲き、収穫できるようになります。木の寿命は30~50年くらいですが、収穫量が落ちてくる10年くらいで植え替えをするところが多いそうです。

50年木、見てみたいな。

次回は街に戻りカフェ三昧。

ラオス パクセのコーヒー園② 天日干し

2012年11月14日

前回の記事の滝公園のコーヒー園が物足りなかったので、ドライバーさんにお願いして道沿いにあるコーヒー農家のひとつに寄ってもらいました。

天日干し1949

小規模農家が集まっているこの地域はどこでも敷地内で栽培と収穫、天日干しを行っています。

天日干し1953

作業中の農家に突撃です。いきなりおじゃましたにも関わらず、見たきゃ見てけば?という雰囲気。

天日干し 1956

家のすぐ横がもう農地。案内して頂きました。(というか勝手に見れば?って感じですが・・)

天日干し1958

農地の入り口に祠。上部座仏教のようです。

天日干し 1950

庭では天日干し。

天日干し1951

きれいに乾いたパーチメント。(果肉を除去したあとの、殻がついた状態)この中にさらにシルバースキンという薄皮に覆われたコーヒーの実が入っています。風味の劣化をさけるため、この状態で保管し、出荷前に脱穀とシルバースキンの研磨を行います。

天日干し1952

こちらは果肉がついたまま乾燥させてまだパーチメントになる前の状態。黒い色をしています。ドライチェリーと呼ばれます。

天日干し1960

天日干し期間は均一に乾燥させるためにこうやって毎日かき混ぜます。まずはお手本を見せていただいて。

天日干し1962

 

実践。なんというへっぴり腰。。。靴脱ごうかと思ったのですが、誰かが私が踏んだコーヒーを飲むことになるかとおもうとちょっと。農家のひとは踏んでもいいけどよそ者が踏んじゃ悪いかなあ。。。と思って。

貴重な経験をさせて頂きました。突然の訪問にこころよく応じてくださった農家のかたに感謝。

 

 

ラオス パクセのコーヒー園①

2012年11月14日

早起きしてチェックアウト。しっかり寝たので長時間のバス移動の疲れも残らずすっきり。

パクセには数日滞在予定のため、まずは安いゲストハウスに拠点を移すことに。

パクセ 1901

立派な寺院があります。

パクセ1900

街散策しながらメインストリートへ。

ひとつ通りを入るとたくさんゲストハウスがあるので何軒かまわって部屋を見せてもらい、古い学生寮みたいなところにチェックイン。わりときれいでエアコンもついていたのだけど、wifiが入ったり入らなかったり。写真撮るの忘れてました。一泊80000キープ(900円くらい)

パクセ1899

荷物をおろしたあと近くのランドリーに洗濯物を預け、パクセ郊外のコーヒー園へ見学に行くことにしました。

まったく情報がなかったので、小さめのツアーオフィスに行って聞いて見ました。

私と同じくらいの年代の女性が受付にいて、滝見学と抱き合わせならバイクと同じくらいの料金で車を出せるよとのことでしたのでちょっと予算オーバーでしたがお願いすることに。

家族経営のオフィスらしく奥から母親らしき人が出てきて、受付の女性になにか笑いながら怒っているので何かと思ったら「お客さんの前で立てひざするな」と言っていたようでした。

そういえば私の対応をしながら椅子に片足を立てひざして、耳に受話器を挟んでドライバーさんに電話をかけながら、片手でメモをとってる。

日本で同じ光景を目にしたら店を出るだろうなと思うのに、東南アジアではそういうのが当たり前になっててまったく気にならなくなってた(気付きもしなかった)自分に逆に驚きました。人間の適応能力ってすごいなあ・・

パクセ1911

やってきたワンボックスカーを貸切で移動。車は快適だけどなんかもったいないというか落ち着かない笑。30分ほど走って郊外の滝へ。

パクセ 1920

小さなコーヒー園が併設された施設のようです。レストランもありますが、開店休業状態。

パクセ 1936

コーヒーノキは放っておくと10mくらいまで育つのですが、収穫しやすくするためにだいだい3mくらいのところまでで剪定されます。観光用のコーヒ園だと2mくらい。

パクセ1915

実がぽつぽつなっています。

パクセ 1914

あまり手入れされてなくてクモの巣だらけなので、中を歩き回るとペタペタ顔やら腕やらにくっつきます。

 パクセ 1917 

パクセ 1916

熟しているものを勝手に試食。笑。ほの甘くておいし。

パクセ1921

けっこうな角度の階段を下りていくと・・・

パクセ 1922

滝!!涼しい!!

パクセ1924

水遊びしている観光客のひとたちが10人ほど。

パクセ 1929

コリアの女の子達に水遊びに誘われました。

パクセ 1931

みんなずぶ濡れで遊んでます。私も靴を脱いで入ってみました。

パクセ 1928

冷たくて気持ちいい~。左側の細い板を渡るらしいですが、無理!こける!

なので・・・石つたいに中州へ。そっちのほうが危ないって?いやいや田舎育ちはこっちのほうがバランスよいのです。ふふふ。

パクセ 1932

かなり近くまで行けます。

ということで滝は満喫したのですが、コーヒー園が物足りなかったのでドライバーさんにお願いしてコーヒー農家へ突撃してきました。

次回天日干し体験!

あ、日本人バックパッカーとマシンガントークした話はまた後日に!