今日はネルでドリップしてみました。

深煎りの豆は焙煎している時にガスが抜けて、香りも弱くなりますがそのぶん時間を置いても熟成したまろやかさが増していくので、濃い目が好きな方にはおすすめ。1ヶ月くらい置いた豆はほんとにまったりした味わい。

その舌触りと苦味、甘味をよりいっそう楽しめるのがネルドリップです。

ネルは乾燥すると繊維がいたみやすいので、水につけた状態で冷蔵庫に保存するか、密閉して冷凍庫で保存します。

浮空は普段ぺーパーでドリップすることが多いので、頻度を考えて冷凍庫で保存しています。

冷凍庫から取り出したら、熱湯で軽くゆすいで絞り、取っ手に装着。豆はマンデリン。浮空でいちばん深煎りの豆です。

沸騰寸前のお湯を少し冷まし、やや低めの84度で抽出。ケトルからいったんサーバーにお湯を移し、さらにドリップポットに移して1分ほど置くとだいたいこのくらいの温度。

ペーパーで抽出する時も同じくらいの温度にしています。（焙煎してから時間の経った豆の場合は90度超えくらいの熱めのほうが良いようです。プレスには時間の経った豆は不向きです）

４０～５０秒ほどゆっくりと蒸らすとふくふくと盛り上がってきます。

円錐型ドリッパーと同じように最下部から糸状に、時間をかけてじんわりじんわりとと抽出。

飲む時の温度はこのくらい。あらかじめカップを温めてない場合は40度以下まで急速に温度が下がります。そのあたりはお好みでＯKです。常温でも美味しいと思います。

使い終わった後は、熱湯消毒しながらゆすぐように洗います。洗剤は使いません。

手で絞ったあと、キッチンペーパーで軽く水気を切ります。

最後にジップロックに入れて冷凍庫へ。

ネルドリップは手間も時間もかかりますが、ゆったりした気持ちで一杯の珈琲を楽しむことが出来ます。ちょっと高めの羊羹などあればなお幸せ。

ドリップについて疑問質問などあればいつでもコメント下さい！おうちにおじゃまして淹れんばかりの勢いでお答えすると思います笑。