ラオス パクセのコーヒー園② 天日干し

2012年11月14日

前回の記事の滝公園のコーヒー園が物足りなかったので、ドライバーさんにお願いして道沿いにあるコーヒー農家のひとつに寄ってもらいました。

天日干し1949

小規模農家が集まっているこの地域はどこでも敷地内で栽培と収穫、天日干しを行っています。

天日干し1953

作業中の農家に突撃です。いきなりおじゃましたにも関わらず、見たきゃ見てけば?という雰囲気。

天日干し 1956

家のすぐ横がもう農地。案内して頂きました。(というか勝手に見れば?って感じですが・・)

天日干し1958

農地の入り口に祠。上部座仏教のようです。

天日干し 1950

庭では天日干し。

天日干し1951

きれいに乾いたパーチメント。(果肉を除去したあとの、殻がついた状態)この中にさらにシルバースキンという薄皮に覆われたコーヒーの実が入っています。風味の劣化をさけるため、この状態で保管し、出荷前に脱穀とシルバースキンの研磨を行います。

天日干し1952

こちらは果肉がついたまま乾燥させてまだパーチメントになる前の状態。黒い色をしています。ドライチェリーと呼ばれます。

天日干し1960

天日干し期間は均一に乾燥させるためにこうやって毎日かき混ぜます。まずはお手本を見せていただいて。

天日干し1962

 

実践。なんというへっぴり腰。。。靴脱ごうかと思ったのですが、誰かが私が踏んだコーヒーを飲むことになるかとおもうとちょっと。農家のひとは踏んでもいいけどよそ者が踏んじゃ悪いかなあ。。。と思って。

貴重な経験をさせて頂きました。突然の訪問にこころよく応じてくださった農家のかたに感謝。

 

 

グァテマラ SHB エルピラール

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グァテマラ SHB エルピラール

中央アメリカの太平洋側にあるグァテマラは火山国で、肥沃な土壌と豊富な降雨量がコーヒーの栽培に適しています。

エルピラールは農園名。場所はグァテマラ南部の古都アンティグアに近いサカテペケス渓谷にあります。標高1800m~2000m。

品種はブルボン100%です。

SHBは等級をあらわします。グァテマラは7等級に分かれ、SHBはその中でも一番高品質な豆です。

【等級の見方】
SHB(ストリクトリー・ハード・ビーンズ)
HB(ハード・ビーンズ)
SH(セミ・ハードビーン)
EPW(エクストラ・プライム・ウオッシュド)
EGW(エクストラ・グッド・ウオッシュド)
PW(プイム・ウオッシュド)
GW(グッド・ウオッシュド)

ガテ 009

【焙煎】

グァテマラは苦味と酸味のバランスが良い豆です。エルピラールは香りが頭ひとつ抜けている印象ですので、やや深めに煎ることでその香りを最大限に引き出します。中深煎りがおすすめです。

クリーンな酸味も持ち味のひとつですですので、ご要望に応じて浅めの焙煎も承っています。