ベンメリア遺跡へ

11月3日

シェムリアップから北へ40kmほど離れたベンメリア遺跡へ向かいます。

モトバイの後ろに乗って1時間ほどドライブ。ノーヘルです。

普段バイク乗りなので、いまだいたい時速何キロ位かっていうスピード感覚が身体的にわかるせいか、そんなに怖いと思わず乗っていられました。

街中は交通量が多くて砂埃がすごいのでちょっと目がしばしばしますが郊外へ出ると風が気持ち良かった。

郊外はほとんど未舗装の赤土の道。光が強くて影とのコントラストが綺麗でした。

ドライバーさんだけメット着用です。笑。ときどき車が追い越していくときの土埃がすごいです。マスクとサングラスは必須アイテム。

田園風景は日本とも良く似ています。点在する椰子の木が南国。

小さな村をいくつか抜けて行きます。どこのうちにも牛と犬とニワトリ。そしてバナナの木と椰子の木。家の作りは高床で、床下の日陰に動物達がいます。

ベンメリア遺跡近くになると料金所があってここから先は有料道路。

遺跡の前の道には屋台が並んでいて、ドライバーさんたちの休憩所みたいになっていました。のどがカラカラになったのでやっぱりこれ!

その場でナタで穴を開けてストローを挿して飲みます。かなり大きな椰子の実。

甘すぎずすっきりしていて天然のスポーツドリンクという感じ。ほんとに美味しい。1つの実に700~800mlくらい果汁が入っています。滋味。

池澤夏樹の「夏の朝の成層圏」という小説で、船から投げ出され漂流して島に流れ着いた主人公が椰子の実を見つけ果汁を飲み干す場面を思い出しながらしばし休憩して、遺跡へ。

ベンメリア遺跡は崩落が進んでいて迷路のような作りになっているため、観光客はガイドさんが同行していることが多いようです。現地にも待機しているガイドさんを雇うこともできるのですが、今回はドライバーさんが中まで案内してくれると言ってくださったのでお言葉に甘えて同行してもらいました。

次回は遺跡の中の様子をご紹介します。

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