ラオス ルアンプラバーンのカフェ

2012年11月19日~21日

パクセからルアンプラバーンへ移動。

前回書いたように、到着した時にはもう暗くなっていました。空港から乗り合いバスで街の中心部まで移動し、宿を確保します。

寺院や国立博物館もある観光地だけあって、夜遅くまでメコン川沿いのレストランやホテルの灯りがたくさん。

人通りは多いけれどうるさくてにぎやか、ということもなく、穏やかな雰囲気の街です。

泊まる場所に困ることはなさそうでひとまず安心。あとは料金です。こういう街はけっこう宿代が高いので、まずは何軒かのゲストハウスをまわって相場を確認します。

3泊ほどする予定だったので初日はもうシャワーを浴びて寝られればいい、と思いとにかく安い宿を探しました。

写真はないのですが、安いだけあっていろんな意味でなかなかいい感じのゲストハウスにチェックイン。部屋の中のシャワーブースの配水管が詰まっていて、シャワーを浴び終わるとベッドの下まで浸水しているし、シーツはなんだかしばらく洗ってないごわごわのカーテンのような感じ。これはちょっと選択ミスだったなあと思いつつ、明日はいいとこ泊まろう、と思いなおし就寝。

とても安かったし、表通りの音が漏れ聞こえてきて、こういう異国情緒もありだなあ・・とちょっとしみじみしたのでした。

 

翌朝早々にチェックアウトしたあと、とにかく珈琲が飲みたくて、カフェへ。

ルアンカフェ217

お気に入りのベーカリーカフェ。Joma Bakery。滞在中3度通いました。

観光客向けのカフェなのですが古い建物をリノベーションしているので雰囲気がとてもよかった。日本だと古民家カフェみたいなものなのかな。

ルアンカフェ 182

植民地時代の名残なのか、なんだか懐かしい造り。

ルアンカフェ174

クリーム色の壁と緑の窓枠の色合いが好きです。

ルアンカフェ169

壁にはコーヒーにまつわる写真。

ルアンカフェ170

少し傾いた掛け方はわざとなのか、単にずれているのか。

ルアンカフェ写真 1 (7)

ベーグルと珈琲。

ルアンカフェ写真 2 (5)

サーモンとクリームチーズ。ディルがたっぷり使ってあって美味しかった。

ルアンカフェ 179

ガラスのない窓から見る曇天のルアン。山は霧に霞んで重たげな朝でした。

焙煎記録:ブレンド「一輪」

 

ブレンド一輪

世間はソチ五輪で盛り上がっているので、浮空は一輪で、というわけではありませんが

2月の定期便ブレンドは「一輪」。

梅一輪のイメージで作りました。

豆はやや浅めの煎りでのタイチェンライ オリエンタルファズ農園とモカ・ハラー。

それぞれを焙煎してアフターミックスしました。

酸味の出やすい焼き加減になっていますが、いつもより少し低めの温度で抽出をおすすめいたします。

まずフルーティな酸味が来て、あとからふわっと香りが鼻腔に抜けてゆきます。後味にほんのり甘味が残るのが特徴です。

苦味は弱めです。

ドイツパンのようなもっちり、どっしり系のパンと相性が良いかと思います。

 

 

 

 

【イベント参加のお知らせ】お茶菓子+手しごと「和草(にこぐさ)」2014.3.1

 

2014年3月1日(土)  

写真 (68)

福岡県直方市の古民家 お茶菓子+手しごと「和草(にこぐさ)」さん主催のイベント

「和草の雛の祭り ~春待ち雛展~」に参加します。

いくつかのカフェやパン屋さん、地産の食材屋さんなどが参加しています。
展示は陶芸と染色です。

詳細は、和草さんのHP http://nicogusa.jimdo.com/

をご覧下さい。

日時:3月1日(土) 11時半~暗くなるまで。

お問い合わせ:和草(にこぐさ)090-9601-7468 (いしよねさん)

 

浮空は雛まつりにちなんだ春らしい柔らかな珈琲をご提供の予定です。

タイチェンライ オリエンタルファズ農園、コロンビアカフェインレスなど。

お近くの方はどうぞ遊びにいらして下さいませ。

写真 3

カフェインレスコーヒーについて

3月より、カフェインレスの豆の販売を行います。

それに先立ち、カフェインレスとはなにか、を簡単にご説明します。

バリアラビカ神山2013.8.28 094

コーヒー豆はこんな成分で構成されています。

・多糖類・・・・・・・35~45% 糖と言っても甘さのことではなく、繊維を指します。

・たんぱく質・・・・11~13%  体を維持するのに必要不可欠な栄養素。プロテイン。

・脂質・・・・・・・・・10~20% リノール酸、パルミチン酸などの油分。

・少糖類・・・・・・・5~9% 甘さを感じる成分(ショ)糖のことです。

・クロロゲン酸+その他酸類・・・5~10% 酸味を感じる成分です。クエン酸、リンゴ酸、キナ酸、リン酸なども含まれます。

・カフェイン・・・・・1~2% 覚醒効果、利尿作用、消化助長、血管拡張作用、基礎代謝促進なのどの薬理効果のある成分。

・アミノ酸・・・・・・2%前後 たんぱく質を構成する分子で、旨みを感じる成分。

(品種や生産環境よっても成分の含有量に違いがありますがここでは、浮空で販売している主なものアラビカ種の、乾燥した生豆の状態、を参考としています)

 

珈琲と言えばカフェイン、カフェインと言えば珈琲というくらい切っても切り離せない特徴なのですが、

宗教的な理由で禁じられている、カフェイン耐性のない体質である、ヨガや断食などの健康法を実践している、妊婦なのでリスクを避けている、など、さまざまな理由でカフェインを摂取しない(出来ない)方もいらっしゃいます。

珈琲の香りや味は好きだけれど・・・・。飲みたいけど飲めない・・・・。という方のためにコーヒー豆の成分からカフェインだけを除去したものがカフェインレスコーヒーです。

カフェインが大丈夫な方でも、眠れなくなるのを防ぐために夜の一杯をカフェインレスにする、長時間トイレに行きにくい仕事をしているのでカフェインレスがいいという方もいらっしゃると思います。

また、小さな子どもさんでも一緒に楽しむことが出来ます。

 

コーヒー豆からカフェインを除去する方法は大きく分けて2通りあります。

ひとつは、水洗式。

水の中にカフェインを溶かし出してから、乾燥させるという方法です。ただ水に浸すだけでは他の成分も一緒に溶け出してしまうので、あらかじめカフェイン以外の成分を溶かしだして飽和させた水に生豆を浸します。そうすると、カフェインだけが水に溶け出すのです。これをスイスウォーター式と言います。

もうひとつは、二酸化炭素式。

圧力と温度を調整し、液体二酸化炭素の中にカフェインを溶かしだす方法です。生豆を磨いてから、水分を含ませ約2倍ほどに膨張させた生豆を液体二酸化炭素に浸します(温度22~25度、70~75気圧)。この豆から、低圧に保たれた真空ポンプを使って水分を吸いだし、風力で乾燥させます。風味成分を残したままカフェインだけを除去する有効な方法です。

※二酸化炭素は通常は気体ですが、圧力をかけることで気体と液体の両方の性質を持った状態(超臨界)にすると、さらにカフェインの除去率が高まります。

どちらの方法でも特殊な薬品の使用などはなく、体に安全なものであり、安心してお飲み頂けます。

 

価格について

カフェインレスの豆を販売することについては時間をかけて検討しました。

生豆の価格が通常のものより割高なこと。

輸入に頼るコーヒー豆は価格の変動が激しく、通常の豆ならば別の豆に切り替えるなどの対処も出来ますが、もともと種類の少ないカフェインレスの豆では切替が難しくなります。

そのため販売価格が通常のものよりも高くなります。

 

いろんなお客さまに幅広く珈琲を楽しんでいただきたいという思いがあり、メニューに加えようと思っております。

カフェインレスについてのご質問などがございましたら、些細なことでもどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

販売の詳細につきましては今月末頃に掲載いたします。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

ラオス パクセ~ルアンプラバーンへ

2012年11月19日

ラオス、パクセのラオ航空のオフィスでチケットを買い、国内線で北部のルアンプラバーンへ移動。

ルアンプラバーンはラオス第二の都市で観光地として有名です。

パクセ空港101

フライト事情が良くないので(といってもそれほど遅れたり欠航というのは経験しませんでしたが)早めに空港へ行き時間をつぶそうと思ったのですが・・

小さな空港なのでおみやげもの屋さん数軒と食堂くらいしかなく、ちょっとひま。

パクセ空港 103

職員さんもひまそう。TV見ながら寛いでいます。笑。

パクセ空港 102

展望デッキがあったので上がってみると・・・

パクセ空港 104

何もない。

パクセ空港 109

このドア、デザインが素敵。

パクセ空港 105

お客さんはほとんど欧米の観光客。

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ラオスの寺院が絵が描いてあるマトリョーショカ。なぜマトリョーショカ?世界中にあるんだなあ。。。

パクセ空港 114

壁に貼ってあった啓発ポスター。

飲んだら乗るな?・・・・・飛行機に・・・・?

パクセ空港107

お天気は良好。

パクセ空港 115

いよいよ搭乗。ロシアの軍用機の払い下げで揺れると有名なプロペラ機。

パクセ空港120

なかなかかっこいい。

パクセ空港 122

プロペラの真横の席でした。座席は小さいけれど、乗り心地は日本のLCCと変わらないくらい。

パクセ空港 131

2時間そこらのフライトですが機内食が出てきました。

よく見るとYOU AREの部分に訂正シールが貼ってある。最初はなんて書いてあったのだろう・・・・

パクセ空港 132

ついさっき食堂でフォーを食べたばかりだったのですが、出されたものは残さず頂きます。ご飯と豚肉とピーマンの炒め物。果物。ケーキ。

量は少なめでした。味はノーコメント・・・

パクセ空港 125

気候も悪くないし、広い土地もあり、まだこれから農業の発展の余地がたくさんありそうな国。

パクセ空港 127

蛇行するメコン。空から見る浪漫。

パクセ空港133

雲の海。

パクセ空港130

雲の隙間から太陽を反射して光るメコン。金色の龍のようです。

パクセ空港 141

 

暮れていく空。ルアンにつく頃にはすっかり暗くなっています。

景色に見とれながらもさて今夜の宿をどうやって探そうか。と考えています。思考がすっかりバックパッカー。

 

 

 

 

 

 

2月のメニュー

《お知らせ》

2月3日(月)~2月9日(日)の間に頂いたご注文は、2月10日頃の発送となります。ご了承のほどお願い申し上げます。

浮空ブレンド★ 500円/100g

ブラジル、コロンビア等を使った、ベーシックなブレンドです。苦味、酸味、甘味、こくのバランスよく、飽きの来ない味わいです。中煎~中深煎。

 

★タイ チェンライ アラビカ オリエンタルファズ農園★ 480円/100g(無農薬有機栽培)

生豆は農園から直接仕入れをしています。直接自然の生態系の中で農薬や殺虫剤を使わずに育てられた森の珈琲です。味わいはマイルドで酸味は少なく、ほんのりとした甘みと柔らかな苦味の余韻がクセになります。通常中煎りでご用意させて頂いておりますが、ご注文に応じて深煎りも承っております。中煎~中深煎。

 

★マンデリン トバコ G1★ 500円/100g

インドネシア スマトラ島の北部で生産されている高品質なトバコ。コクと苦味が特徴です。甘く重い香りがクセになります。浮空では一番深煎りの豆です。ボディが強いので、カフェオレやアイスコーヒーにも向いています。個性的な珈琲がお好きな方におすすめ。深~極深煎。

 

★グァテマラ エルピラール★ 480円/100g

3000m級のシェラマドレ山脈の肥沃な火山灰土壌で育った香り豊かな豆です。ブルボン100%で品質には定評があります。苦味、甘味、酸味、コク、香りなどのバランスがよく、幅広い層のコーヒーファンにご好評を頂いています。贈り物にもおすすめ。やや深めの煎りで甘味をぐっと引き出しています。

 

★ルワンダ イントレS15★ 480円/100g

アフリカ中部の小さな国からやってきた豆です。粒は小さめ。ベリーソースの入ったチョコレートのような個性的な香りが特徴です。香りには酸味がありますが味は酸味が少なく柔らかです。後味は苦味がしっかり出て複雑な風味をお楽しみ頂けます。中深煎り。

 

★東ティモール エルメラ県 レテフォホ★   550円/100g(無農薬有機栽培)

オーストラリア大陸の北に位置する東ティモールの豆です。NGOピースウィンズジャパンを通して輸入されています。大粒で甘味が強くまろやかです。中煎り。

 

★エクアドル アンデスマウンテン★   550円/100g(無農薬有機栽培)

南米エクアドル、マナビ県カスコル地区の豆です。肥沃な火山灰土壌と昼夜の寒暖の差が激しさが、甘味を含んだ豆を育てます。でまろやかですっきりした味わいです。中深煎り。

 

《ご注文方法》

珈琲豆のご注文は下記の項目をお書きの上、

info@fukucoffee.com 、もしくは当サイトコンタクトページよりお願い致します。

【豆の種類】

【数量】(100g単位 200gより)

【状態】(ホール(豆のまま) or 挽いたもの)

【その他】

 

《送料と発送》

ご注文量:200g(1個口)   80円 (速達180円)

ご注文量:300g(1個口)  160円  (速達260円)

ご注文量:400g (1個口)   160円  (速達260円)

ご注文量:500g                240円 (速達440円)

ご注文量:600g~800g     320円 (速達520円)

ご注文量:900g~1000g   400円 (速達700円)

1kgまでのご注文は、クロネコヤマトメール便での発送となります。(日時指定なし・お届けまで2~4日・郵便受け投函)

1kg以上のご注文はクロネコヤマト宅急便もしくは、ゆうパックでの発送となります。送料は 地域によって異なります。ご注文確認メールにて詳細をお知らせ致します。

ご注文量:500g以上のご注文は、複数個でのお届けとなります。送料が最もお安くなるよう、200g~400gまでの個口を組み合わせて発送致します。

速達をご希望のお客様は、ご注文時にその旨をお書き添え下さい。

ご注文のほか、お問い合わせやご質問などございましたら、些細なことでもお気軽にお送りください。

ご注文を頂きましたら、24時間以内に確認のメールを差し上げております。万が一、確認メールが届かない場合は、お手数ですが下記メールアドレスへ再度ご連絡下さいますようお願い申し上げます。

norapenful@gmail.com

それではご注文お待ちしております!

タイ チェンライ オリエンタルファズ農園

(タイのコーヒー農園を見学させて頂いた時のブログ記事より引用しています)

 

タイ北部、ミャンマーと国境に位置するチェンライ。

オリエンタルファズ農園は今中健太郎さんという日本人の方が現地の少数民族の方々と一緒に営んでいらっしゃる農園です。コーヒーのほかにも日本米や釜揚げ古代塩などを作っていらっしゃいます。http://orifas.com/

バンコク在住の友人のカフェでオリエンタルファズの珈琲豆を取り扱っていることがご縁になり、今回、今中さんに農園を案内して頂きました。

短い時間でしたがいろんなことを教えて頂き、とても勉強になりました。

オリエンタルファズは、開墾した土地に植樹するのではなく、標高1200mほどの山の中で森の木々をシェイドツリーとして植えられています。

ぎりぎりまで手を加えない自然の生態系の中でコーヒーの木が育っていました。

コーヒーの木は本来日陰を必要とする植物です。開墾した土地では効率よく生産が出来ますが、シェードツリー(日陰を作るための木々)が少ないところが多いのです。

いままで知っていたコーヒー農園(自分で見たことはなくて映像や本でなどの情報として知っているだけですが)の乾いたイメージと、この農園はあまりにもかけ離れていましたが、驚くというよりはなんだかとても安心する場所でした。

森のひんやりした湿度とみずみずしく実るコーヒーの実、つややかな葉とそれらを高く覆う木々に、言葉にならないくらい強く心惹かれました。

これから開墾された土地を森に戻していきたいと、さらりと言う今中さんの中に言葉ではなくただ当たり前に日々を過ごしていることの強さを感じました。

この農園で収穫された豆は、2012年2月にタイ・チェンマイで開かれた国際博覧会のロイヤルフローラ国際品評会で、タイ国内産のアラビカ種のコーヒー豆の最優秀賞を受賞されています。

けれど、品評会で賞をとっているから素晴らしい豆というわけではないと思います。

活き活きとした森があって、精霊信仰を持つ山岳民族のアカ族の方々が村全体でコーヒーと関わって、村の人と今中さんがお互いをリスペクトしあっているから豊かな収穫がある。森の生態系の中で、当たり前に当たり前のことが行われているから素晴らしい豆になるのだろうなと思いました。

この豆に宿っているなにかを引き出す焙煎が出来たら良いな、と思います。

生豆。

一般的な天日干しより長い時間(2週間)かけてじっくり乾燥させてあるそうです。

そのせいか、焙煎時の水分の抜けが良く、軽やかな焼き上がりになります。

味わいはまろやか。香ばしく、ほんのり甘味があり、柔らかな苦味の余韻が楽しめます。