ルワンダ イントレS15

ルワンダ 003

中部アフリカ、ルワンダは秋田県と岩手県を足したくらいの小さな国です。ドイツ、ベルギーの植民地時代を経て1962年に独立。

クーデターや紛争が続き、難民も多かったこの国ですが、最近は政情も安定してきて農業、鉱業が飛躍的に伸び、日本にも美味しいコーヒー豆が入ってくるようになりました。

生産農家の方々の努力に頭が下がる思いです。

S15というのは粒の大きさで選別するスクリーン(ふるい)の単位です。15はやや小さめ。とても丁寧に水洗してありチャフ(焙煎時に出る豆の薄皮)も白くきれいです。

イントレというのは現地の言葉で「選ばれし者」という意味だそうです。

ルワンダ 007

焙煎は中深煎り。

ペーパーでのドリップ時、ふわっと盛り上がりながらもとろみを感じる手ごたえでとてもきめのこまかい泡立ちが素晴らしく、ドリップの楽しみも増す豆です。やや細かめの挽きがおすすめです。

フルーティな香りで上品な酸味があります。全体にはマイルドな味わい。苦味は弱めです。ボディが軽めなのでパンに合うと思います。

朝の一杯にもおすすめ。

有機エクアドル アンデスマウンテン(JAS認証)

エクアドル 010

南米エクアドル、マナビ県カスコル地区の豆です。JASの認証を受けた有機栽培です。

粒は大きめでやや白みが強め。

エクアドル 014

焙煎は中深煎りで。

酸味は少なく、ほのかに甘い香りと、さっぱりした香ばしさが特徴。ふんわりと苦味の余韻が残り、満足感のある後味です。

 

 

 

優しい時間

 

喫茶店好きな方なら覚えている方も多いと思う。

北海道、富良野を舞台とした、倉本總氏の脚本のドラマ。(2005年・フジテレビ)

森の中の喫茶店のマスターと息子の関係を軸に、心に重石を抱えてやってくる、さまざまなお客さまたちが一杯の珈琲と緩やかな時間の中で

少しだけこころを軽くして帰っていくという物語。

寺尾總、二宮和也、長澤まさみ、余貴美子らが主演で、一話ごとに訪れるお客さま役の俳優さんが替わり

星野源、田畑智子、小日向文世、小泉今日子など見ごたえのある役者さんが揃っていた。

 

この喫茶店「森の時計」ではお客さんがカウンターに置かれたミルで自分で豆を挽き、マスターがハンドドリップするという流れになっている。

豆を挽くことでお客さまが呼吸を整え店の中に自分の居場所を確保するこの時間がなんとも美しい。

①ブログ用2014.1.14 008

ずいぶん前にフリーマーケットで見つけて気に入り、よく使っているニワトリ柄のプリントカップ。

このドラマの中で同じものが使われていた。見ていたら見慣れたカップが出てきてびっくりし、うれしかった。

量産品だったので、その後もリサイクルショップや骨董品屋さんやらで同じものを見つけ、結局5客ほどになった。

ここ数年使っていなかったのだが、思い立って出してみたら懐かしくなってこのドラマのことを思い出した。

 

「森の時計」は実在する。

もともとロケの為に新富良野プリンスホテルの敷地内に建てられた喫茶店だったのだが、撮影終了後そのままホテルが営業しているそうだ。

お客さまがミルで豆を挽くというスタイルもそのままで、ドラマのファンがいまも多く訪れているとのこと。

いつか必ず訪れてみたいと淡い憧れを抱き続けているのだけれど実現していない。

 

 

 

焙煎記録:ブレンド「ふくら雀」

寒い季節にはねをまるくふくらませた雀たちの姿を「ふくら雀」と言います。

おなじくまるくふくらんだ珈琲豆と重なる姿が愛らしいなあと思います。

年間を通して珈琲定期便でお届けしているオリジナルブレンド。季節感のある味わいをお届けしようと、毎回季語をモチーフにしています。

今回は6種類の豆のブレンドです。

ブレンド ふくら雀 004

ブラジル

ブレンド ふくら雀 003

コロンビア の2種をベースに

ブレンド ふくら雀 009

プリミックス(焙煎前ブレンド)パプアニューギニア 、マンデリン、ジャワロブ、モカハラー 。

ベーシックな味わいの中に、モカのさわやかな香りとジャワロブの苦味が出ています。

オリジナルブレンドは定期便のみでのご提供となります。

お申し込み、休止、ともにいつでもご自由にご選択いただけます。送料込みのお得なコースです。どうぞご利用下さいませ。

ラオス シーパンドン②

シーパンドンに到着。

コーン島、デット島をはじめとする大小さまざまな島と複雑なメコンの支流。

シーパンドン②2174

バスを降りて、再び舟に乗り換えます。船着場付近は観光客も多く、道の両脇に生活雑貨や食料を売る屋台が並んでいました。

細長い舟に乗り(というより飛び移り)島へ。そこそこのスピードがあり、バランスを崩すと落ちそうですが背中の25kgのバックパックがちょうど良い重石になりました。

シーパンドン② 2180

島と島の間を縫うように何度も緩く旋回。バンガローの並ぶ大きな島が見えてきました。

シーパンドン② 2188

降りてすぐの階段を登るとちょとしたキャンプ場の雰囲気です。

シーパンドン②2184

ドイツ人が経営しているゲストハウスをチェックしていたのですが、あいにく満室。いくつかのバンガローをまわって、部屋にシャワーのあるところにチェックイン。

シーパンドン② 2210

やたらと大きなキーホルダー。紛失防止のためかしら。

シーパンドン② 2186

目の前はすぐに川。6畳ほどの広さで大きなベッドがどん!とおいてあるので、部屋というよりベッドに泊まってるみたいでした。

(室内の写真も撮ったのだけど、脱ぎ散らかした服や歯ブラシやらが散乱しているのでアップは断念)

シーパンドン② 2187

ファミリータイプの部屋はベランダ付き。

シーパンドン② 2201

荷物を置いて、近くのビリヤードカフェのようなところでひといき。

シーパンドン② 2193

寝椅子でぼーっと川の流れを見る。

犬も走り回っているし、

写真 1 (6)

猫はどしっと膝の上に乗ってくる。

写真 2 (4)

引っかかれたり噛まれると危ないとは知っているのですが、我が物顔でのっかってこられると無下に出来ず・・・

ドヤ顔だなあ。

   シーパンドン②2205 

そしてやっとコーヒーにありつきました。なみなみ。濃い。練乳たっぷりのカップに、お砂糖入りのコーヒーが注がれている。

舌がしびれるほど甘いとはこのことですが、長時間の移動のあとは不思議と美味しく感じます。

どこの国のひとかわからないですが、カフェにipadを持って現われ、カウチに寝そべりながら今日の夕日はダメだわー、だめだわーとミサワっぽく独り言を呟いているという登場の仕方からして怪しい若者に執拗に食事に誘われ、何時に食べるか、と強引に聞いてくるので、いったん約束してすっぽかすことに。

レストランの勧誘ならまだ良いのですが、マリファナ売りか、強盗か・・というトラブルアンテナが働いたので暗くなってからはずっと部屋にこもっていました。

単にフレンドリーなだけのバックパッカーかもしれないのですが、治安の良い地域ではないので用心。

シーパンドン② 2195

この日は曇りで夕日は見られずじまいでした。

シーパンドン② 2196

水音の静寂。静かに暮れていく夕景のメコン。

翌日予定を繰り上げてパクセへ戻りました。

 

ラオス シーパンドン①

チャムパサック遺跡からさらに南下して、メコンデルタのシーパンドンへ。

ラオス語でシーパンは4000、ドンは島、を表します。複雑な支流が絡み合ったメコン川の中に大小あわせて約4000もの島があります。

大きな島にはたくさんのバンガローがあり、沈んでる(いわゆる住み着いてしまっている)旅人も多くいるようです。

ここでメコン川を堪能しよう、と2,3泊の予定を立てて、移動。

遺跡から直接の移動手段がないため、まずは乗り合いバスが通っている道まで出たい。と屋台にいたおじちゃんたちに交渉。

最初は面倒くさがってタクシー呼びなよーとあしらわれていたのですが、タクシーは高いので却下。なんとか暇そうなおじさんを引っ張り出してバイクニケツしてもらいました。

10分ほどでメコン川の渡し船乗り場に着き、おじさんは、ここから川を渡ってバスに乗れ、と言い残して去って行きました・・・

シーパンドンへ 2147

船着き場。ほんとに?と言う感じですが、いかだに乗れるようなのでちょっとわくわくしています。

シーパンドンへ2155

少し大きめの舟を真ん中に、細長い小さな舟を左右に2艘並べて板を敷き、乗用車が2台くらい乗れるいかだのような乗り物。

シーパンドンへ 2152

入れ違いに向こう岸からやってくる舟。人だけの場合はこちらのようです。

シーパンドンへ 2166

私が乗ったほうは観光客の車が1台いたのでいかだ。サングラスに終始無言で腕組みしてるグラマラスなお姉さん。

シーパンドンへ 2164

お連れのおじさまはデジカメで楽しそうに撮影してました。

渡り終えてからが少し大変でした。

シーパンドンへ2170

乗り合いバスの通る道まで来たものの、バス停というものはないし、運行時間ももちろん不明。

通る乗り合いバスを挙手で止め、シーパンドンに行くか?と聞くしかありません。日陰もないし、なかなかハードだなあと思いつつ、2時間ほどかかって目当てのバスに乗ることが出来ました。

シーパンドンへ 2169

バスで1時間ほど南下し、再び舟に乗ります。

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月のメニュー

★タイ チェンライ アラビカ オリエンタルファズ農園★ 480円/100g

生豆入荷待ちのため、8日より販売いたします。ご予約は承っております。

生豆は農園から直接仕入れをしています。直接自然の生態系の中で農薬や殺虫剤を使わずに育てられた森の珈琲です。味わいはマイルドで酸味は少なく、ほんのりとした甘みと柔らかな苦味の余韻がクセになります。通常中煎りでご用意させて頂いておりますが、ご注文に応じて深煎りも承っております。中煎~中深煎。

 

★マンデリン トバコ G1★ 500円/100g

インドネシア スマトラ島の北部で生産されている高品質なトバコ。コクと苦味が特徴です。甘く重い香りがクセになります。浮空では一番深煎りの豆です。ボディが強いので、カフェオレやアイスコーヒーにも向いています。個性的な珈琲がお好きな方におすすめ。深~極深煎。

 

★グァテマラ エルピラール★ 480円/100g

3000m級のシェラマドレ山脈の肥沃な火山灰土壌で育った香り豊かな豆です。ブルボン100%で品質には定評があります。苦味、甘味、酸味、コク、香りなどのバランスがよく、幅広い層のコーヒーファンにご好評を頂いています。贈り物にもおすすめ。やや深めの煎りで甘味をぐっと引き出しています。

 

★コロンビア スプレモ テケンダマ★ 480円/100g

甘味、コクのある豆です。粒が大きく揃っています。焼きあがりはつややかでむらがなくキレイです。テケンダマは昔統治していたインディオの酋長の名前が由来だそう。中煎でベーシックな味わい、もしくはボディの強い深煎で。ご指定がない場合は中煎りでお届けします。

 

★ジャワ ロブスタ  wib-1(PTP)★ 450円/100g

インドネシアの豆です。ロブスタ種は缶やインスタントに使われることが多いのですが、グレードの高いwib-1(ロブスタ種の等級)はストレートでも充分お楽しみ頂けます。酸味が全くなく、力強い苦味が特徴です。薄めにドリップすると苦味が抑えられ香ばしい風味になります。肉料理のあとなどにおすすめ。PTPとは国営農場のことを指します。

 

★パプアニューギニアAA シグリ農園★ 550円/100g

海に囲まれた島国の風土で育つコーヒーに共通するきわだった香りと、すっきりした酸味、コク、苦味を兼ね備えています。中でもシグリはパプアニューギニアのコーヒーの代名詞ともいえる有名な農園で、品質がよく見た目も粒そろいです。やや浅め寄りの中煎り。

 

 

《ご注文方法》

珈琲豆のご注文は下記の項目をお書きの上、

info@fukucoffee.com 、もしくは当サイトコンタクトページよりお願い致します。

【豆の種類】

【数量】(100g単位 200gより)

【状態】(ホール(豆のまま) or 挽いたもの)

【その他】

 

《送料と発送》

ご注文量:200g(1個口)   80円 (速達180円)

ご注文量:300g(1個口)  160円  (速達260円)

ご注文量:400g (1個口)   160円  (速達260円)

ご注文量:500g                240円 (速達440円)

ご注文量:600g~800g     320円 (速達520円)

ご注文量:900g~1000g   400円 (速達700円)

1kgまでのご注文は、クロネコヤマトメール便での発送となります。(日時指定なし・お届けまで2~4日・郵便受け投函)

1kg以上のご注文はクロネコヤマト宅急便もしくは、ゆうパックでの発送となります。送料は 地域によって異なります。ご注文確認メールにて詳細をお知らせ致します。

ご注文量:500g以上のご注文は、複数個でのお届けとなります。送料が最もお安くなるよう、200g~400gまでの個口を組み合わせて発送致します。

速達をご希望のお客様は、ご注文時にその旨をお書き添え下さい。

ご注文のほか、お問い合わせやご質問などございましたら、些細なことでもお気軽にお送りください。

ご注文を頂きましたら、24時間以内に確認のメールを差し上げております。万が一、確認メールが届かない場合は、お手数ですが下記メールアドレスへ再度ご連絡下さいますようお願い申し上げます。

norapenful@gmail.com

それではご注文お待ちしております!