ベトナム バンメトート コーヒー村①

2012年11月10日

ベトナム大手のコーヒーチェーン、チュングエンコーヒーが運営しているコーヒー村に行きました。

空港からモトバイを拾って、コーヒーヴィレッジ、チュングエン、と言っても私の発音が悪いのかうまく伝わりません。ガイドブックの「Lang caphe TRUNGNGUYEN」を指差すと、ドライバーさんが笑顔に。

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どうやらここは通称ランカフェというようです。=甘味処みたいな意味。 コーヒー資料館と、公園と、巨大カフェが合体したような場所です。

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あまり人がいなくて静か。入場料は資料館だけで、あとは自由に散策できます。

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東屋のような場所に埃をかぶったコーヒー雑誌が山積みになっていました。

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園内は、コーヒーノキがいたるところに植えられていて、品種ごとのエリアに分かれています。ここはロブスタエリア。

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こちらはアラビカエリア。

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奥の建物が資料館。木造2階建て。

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入り口に制服を着た3人のお姉さんが完全にさぼり体勢でおしゃべり中でした。黙って中に入ろうとすると呼び止められ、入場料を徴収されました。

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1階はコーヒーの歴史資料、2階は民族資料が展示してあります。まずは1階を。

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電灯はなくて、暗め。とにかく外が暑いし明るいので、このくらいで充分。展示物の保管のためにもこのくらいが良いのではないかと思います。すだれの間から風が吹いて気持ち良いです。

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脱穀機。足踏みです。

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日本の古いミシン台にそっくり。

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ミル

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かっこいい。マニアにはたまらない空間。

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小型の手挽きミル。全部欲しい。

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電動の業務用ミルも。

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豆の販売用ストッカー。

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訊ねたいことがたくさんあったので、入り口のお姉さんに質問攻め。最初は面倒臭そうにしていたのですが、やりとりしていくうちにコイツはコーヒー馬鹿だな、と認識してくれたのか、最後は、どこで作られたものか、何年代のものか、どういう場所でどういう風に使われていたものか、などなど、とても熱心に説明してくださいました。

 

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ドリッパーやカップ。ベトナムでもアルミ製のドリッパーが主流になる前は陶器だったのですね。

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こちらはアラビアから入ってきたものらしいです。

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ドリップポット。

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ヨーロピアンなテーブル用コーヒーサーバー。保温ポットみたいなもの。

 

とりあえず1階部分はこんな感じ。次回は2階へ。

 

 

 

 

  

ベトナム ホイアン~バンメトート

2012年11月10日

海辺の街ホイアンを出て、再び内陸部へ向かいます。今回の記事の内容は移動してるだけ。。。

朝8時。前日に手配してもらった送迎ワゴンに乗り込んで空港へ向かいます。けっこう大変な思いをしたダナン空港です。

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到着した時は夜だったので見てなかったのですが、こんな大きな空港だったんだ。。年配のフランス人夫妻とちょっと会話(というほどのものではないけど)。どこに行くの?○○に。みたいな感じ。このあとの旅路でだんだん判明するのですが、年配のフランス人の方からは比較的良く話しかけられた。なぜだかはわからないけど。

ダナン空港 1472

朝の空港は閑散としています。

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バーガーキング発見。ちょっと興味がありましたが高っ!日本のハンバーガーチェーンと同じかやや高め。物価が1/3くらいなのを考えると・・・

買っているのはほとんど欧米人のひとたち。

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チキンバーガーセット63000ドン=現在のレートだと300円くらい。ビーフバーガーセット84000ドン=400円くらい。ダブルチーズベーコンバーガーセット120000ドン=570円くらい。

食べてみたい気がしたけど結局スルー。

ダナン空港 1483

なにもない滑走路。森博嗣のスカイクロラシリーズの一場面のようでちょっとセンチメンタルな気分になりました。

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国内線は手続き簡単ですぐ搭乗できます。

ダナン空港 1484

この旅二度目のベトナムエアラインのプロペラ機。何度見てもこの紺は綺麗だ。

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尾翼のマークはゴールデンロータス。蓮の花。

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ここからは機内からの写真。窓が曇っている。まもなく離陸。

ダナン空港 1499

すぐに見えてくるのは湾岸線。九十九里浜みたい。

ダナン空港 1502

ベトナム中部から南部にかけての東海岸は、サーファやバックパッカーが集まる場所だそう。

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土砂の堆積した河の水が海へ流れ込むのがよくわかる。流れ続けたら土砂がなくならないのかしら。

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ここからは山のほうへ。HO NUI NGANG という名前の湖のようです。とても複雑なカタチ。

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だんだん緑が多くなって、コーヒー畑がたくさん見えてきました。目的地バンメトートはコーヒーの街。

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街の中心地が見えてきました。中央広場に大きな銅像が立ってます。

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一時間ちょっとのフライトで到着。あっという間だった。

ダナン空港 1533

着いたら一番先に行くところ。それはコーヒー村!テンションあがる!

ということで、次回はコーヒー村のご紹介です。

 

 

ベトナム 夜のホイアン

2012年11月9日~10日

ゲストハウスでシャワーを浴びてひとやすみし、夜のホイアンへひとり繰り出します。

治安は悪くないけれどスリには要注意です。

昼間は客引きをしてきたおばさんが、うちのお店、いいものたくさんあるのよ~ってニコニコ寄ってきて、私の腰に手を回して誘導するようなしぐさをしつつ、さらっとデニムの後ろポケットを触ってきました。

後ろポケットにはものを入れないようにしていたので、何も入ってないとわかるとすぐに離れて行きました。

ここまでスリらしきひとに会ってなかったので、おお、さすが、本場やな。と、ちょっと感心してしまいました。

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夜のカフェでビール、が旅人の定番。次回は飲もう。ひとりじゃつまらないので友達作って飲もう。


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通りの名前が書いてある標識。レトロで雰囲気があります。

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おみやげもの屋さんやカフェの軒先に、灯りがともる時刻。

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閉店したあとにともるランタン。

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川にも。

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ランタンを買うひと。

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これが夜のホイアン。

こうやってみると町中がランタンで埋め尽くされているように見えるかもしれませんが、川沿いのメインストリートに屋台が並んでいる感じで、そこ以外はそうでもないです。

日本のお祭りのテキヤさんみたいなひともたくさんいて、こどもだましのおもちゃを売ってたりもしますし。

それでも、だからこそ、ほんとうに美しい夜でした。

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ベトナム統一民族戦線、のちのベトコンの礎になった国民戦線の設立82周年の祝賀会が行われていました。といってもカラオケ大会にしか見えなかったですが・・・まあ平和的で良いのか・・・現在は政治のご意見番のような存在らしいですね。

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エアチケットは航空会社直営のオフィスで買わないと高くなっちゃうので敬遠していましたが、時間も時間と言うことで今回は代理店で。

こどもが店番をしていて、言葉も通じず、誰かに電話しています。少し待っているとお姉さんらしきひとがカブに乗ってやってきました。翌日のチケットと宿まで迎えのワゴンを手配してもらいました。

次の目的地は中部高原のダクラク省、バンメトート。ベトナム最大とも言われる大手コーヒーチェーン、チュングェンコーヒーの本社のある街です。




ベトナム 昼のホイアン

2012年11月9~10日

一夜明け、ゲストハウスに頼んでおいた洗濯物を受け取りに受付へ。

Tシャツが一枚ないぞ。靴下も片方ないぞ。ん?みたことないハーフパンツが入ってるぞ・・・片足分に両足が入りそうな、どう見ても欧米サイズのラージ・・・

とりあえず間違っていた分をフロントのお姉さんにお返しし、なくなっている分の捜索をお願いして街へでかけました。

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雲ひとつない晴天。街はこのトゥボン川を中心に広がっています。

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遊覧船が並んでいます。

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トゥボン川の支流にある来遠橋。通称日本人橋。1593年に日本人が建設したとされる、屋根付きの木造の橋です。

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中は自由に行き来できます。水害や厄除けの祠があって、線香が焚かれています。鎖国政策によって日本人が帰国した後はこのあたりは中国人街になったそう。

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街は中国っぽいですが、見上げると南国。

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通りを走り回っているニワトリ。道路は広いけれど、バイクや車は少ない感じ。レンタルサイクルで回っている観光客も多いです。

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ホイアンの台所、チョ・ホイアン。さまざまな食材が並んでいます。

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路地裏の食堂。表通りは高いカフェやレストランばかりなので、こういうところがねらい目。

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日陰で昼寝中のわんこ。

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こういう路地が大好物です。入り込むと民家になっていて、地元のかたにびっくりされたりしますが。

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とりかご。ベトナムは軒先に鳥を飼っている家が多いです。小鳥屋さんも多い。幸運を運ぶとかそういう意味があるのかね。

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ホイアン名物ランタン。

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おじいちゃん。30年以上前になくなったうちのおじいちゃんにちょっと似てる。

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なにかはわかりませんが、つるむらさきの葉に似ている植物の収穫の風景。炒め物にして食べたらおいしそうな青々した葉っぱ。

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内田新哉氏のポストカードみたい。お気に入りの写真。

ホイアンに着いた時はひと恋しくてたまらなかったけれど、中庭のあるカフェでのんびりしたり、路地裏を散策したりしてるうちに一人旅の気楽さが戻ってきました。水のある風景は落ち着きます。

ゲストハウスに戻ると、洗濯物が無事見つかっていました。靴下片方くらいなくても困らないんだけどね。

11月でも気温30度近いベトナム。ケガしたときに自分で対処できる自信がなかったので今回はずっとスニーカーだったけど次回はサンダルでいける気がする。今年も行きたいな。

次回は夜のホイアン。風景が一変します。お楽しみに。

    

   

 

ベトナム ホイアン

 

2012年11月9日

ベトナム中部東海岸沿いのダナンからホイアンへバスで一時間の移動。バスでのすったもんだは前回の記事に書いたとおりですが、無事ホイアンへ到着。

ホイアンは、江戸幕府とも交流のあった古い交易の街です。当時の建物がそのまま残りユネスコの世界遺産にも登録されています。

来遠橋(日本人橋)、中国家屋、東インド会社の商館、などアジアの文化が渾然一体となって独特の雰囲気をかもしだしています。

コーヒーの産地を離れて2日間、路地散歩を楽しんできました。

例のごとくバスステーションと中心街は離れているのですが、今回はそれほどの距離じゃなかったので、シクロの客引きをお断りして歩くことに。

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新しい街に着いたらまずは宿探し。

バスステーションから中心街までの間にもたくさんのカックサン(ゲストハウス)が立ち並んでいました。プール付きのゲストハウスなんてのもあり、ちょっとそそられます。

中心街に近くなると、ツアーの団体さん向けの大きなホテルがたくさんあります。大きめのホテルでもシングルだと安い部屋もあるようでしたのであわよくば、と思っていくつか当たってみましたが価格が折り合わず。

ひとと話したい気分だったので、いろんな国のバックパッカーが集まっているという宿に決定。2日間お世話になりました。(が、ここでも洗濯物行方不明事件とかいろいろあったんだけどね笑)

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ゲストハウス HOP YENさん。わりときれいでフレンドリーでした。ガイドブックに載っているので空きがあるか心配でしたがすんなり部屋を確保出来ました。着いてすぐフロント前の休憩スペースのようなところで日本人ふたりに遭遇。おふたりとも個人のバックパッカーで、たまたま行き会ったとのこと。これから出発のバスを待っているとのことで入れ違い。少しだけお話してさよなら。

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部屋はこんな感じ。蚊がいたので虫除け用のハーブを練りこんだシリコンブレスレットのようなものを足首に装着。1個で1週間の効き目があるということで、日本から4つ持って行ったのですが、ひとつはタイで着いて早々に失くし、これが2個目。あとのふたつは結局使わず仕舞いで持って帰りました。思ったより虫いなかったなあ。いたけど気にならなかった、というか。

シャワーを浴びてひといきついたところで午後2時くらいだったでしょうか。

表通りはおみやげ物屋さんが立ち並び、素敵なカフェやレストランもいっぱい。圧倒的に欧米人の観光客が多いです。街角のカフェは、ここはヨーロッパか?という感じ。

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私以外の客はみんな欧米人じゃないかという感じのカフェ。写真 (30)

スイカジュース一気飲み。うまい!

写真 (27)

 

ホイアンの郷土料理、カオラウ。こしのある太麺。スープが丼の底に少しだけ入っていて、香草と豚肉、揚げワンタンの皮?、もやし、ねぎなどを混ぜて絡めて食べます。どこのお店にもある名物料理のようです。この店は外れ。すごくまずかったです。アジアに来てなに食べても美味しくて美味しくて、食に関しては充実しまくりだったので、このカオラウの見た目と味のギャップは逆に新鮮というかインパクトがあって記憶に残っています笑。

遅い昼食の後は腹ごなしに散歩。

ホイアンの魅力は裏路地が多いこと。古い建築物が美しいこと。統一感のあるカオス、といったところ。

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裏通りのおみやげもの屋さん。

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路地の黄色、緑の木々の葉裏のそよぎ、これぞアジア。

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郊外のおみやげ物屋さん。カラフルなかばんや服。

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お寺(廟)もたくさんあります。

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この街では写真をたくさん撮ったので、数回に分けてアップしていきます。

次回もホイアン観光編続きます。

 

 

 

ベトナム ダナン~ホイアンへ

2012年11月9日

ひと悶着あったダナンの一夜が明けました。

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ベトナムの東海岸沿いのホテルから海につながる運河を見下ろす朝。眺めのよい部屋。

前夜頼んでいたランドリーが6時半に部屋に届きました。頼んだ時は7時にお届けということでしたが、早くできあがったみたい。

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朝食が付いていたので早速最上階のレストランへ。こんな贅沢は久しぶり~。さすがに一眼レフで撮るのははばかれるのでアイフォンでこそこそ。

ゴーヤの挽肉詰めスープとか竹の子の炒め物とか空芯菜の炒め物とか。中華風なのかな。ドラゴンフルーツやら西瓜やら果物もたくさん。あとはコーヒーとトースト。どんだけ食べるんじゃ、朝から。

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コーヒーは甘くしないと飲めない濃さなので、お湯で割りブラックで頂きました。

食後は荷物整理してのんびり過ごし、10時頃にチェックアウト。そのままホイアンへ向かいます。

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町の教会。

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教会の目の前にバス停があって、そこからローカルバスに乗ります。ダナン~ホイアンは約一時間。巡回バスが一日中出ているので、時間はとくに気にせずバスを待ちます。

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ローカルバス。かなり年代物。正直汚い。運転手のほかに車掌的な男の子がふたり乗っていて、ひとりはお金を集める係。

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もうひとりはこんな感じで乗降の手伝い?バスはずっと扉が開いたまま走るので、そこに立っています。

手が汚れるとペットボトルの水で洗ってバスのカーテンで拭きます(たぶんカーテンの方がさらに汚いと思う)

地元のひとがほとんどだけど中には外国人らしきひともちらほら。

ガイドブックであらかじめ値段を確認していたので車掌が徴収に来た時に、あらかじめ用意していた金額を差し出すとここでまたひと悶着。

足りないといって、正規価格の10倍の金額を言ってきました。ガイドブックの金額の部分を指差してここに書いてあるからそれ以上は払わない、と言うと首を振ってじゃあここで降りろといいます。

またかよ!!!!!!

そしてここからがさらに悪質。近くに座っていた地元の女性になにか話して、目の前で10倍の値段を払っているところを見せ付けてきます。ほら、みんなこの値段なんだと、得意そうな車掌。お金を取られて不安そうな顔の女性。私とは目を合わせようとしません。ほかの乗客はみんな見て見ぬふり。そこまでやるか?

・・・・・・・・・・・・・・

こっからが私のターン。

バスじゅうに響き渡る声量で怒鳴りましたよ、日本語で。要は怒っているというのが伝わればそれでOKなんです。説明してわかりあおうなんて考えたら負け。

なんのためにローカルバス乗ってると思ってんだ!公共交通機関でぼったくってんじゃねーよ!ぜってー払わねーからな!見え透いた小芝居してんじゃねーよ!!!!!!!

バスの乗客はみんなこっちを振り返ってにやにや笑っています。旅行中の外国人らしきひとたちも笑っています。あんたらめっちゃぼられてるんやで?それでええんかい!と内心突っ込み。

で、チケットには正規価格が書いてあるはずなのでチケットよこせ、チケットを確認したら払う、というと、すっごく嫌そうにチケットを切ってきました。

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18000ドン。日本円で80円(旅行当時のレート)くらい。ガイドブックどおりの金額やん。この値段でこれだけ消耗しないといけないのか?と正直気持ちが萎えます。

そこに追い討ちをかけるように、おまえは荷物が大きいからふたり分払えと言い出す車掌。

はあ??????25リットルのリュック一個ですぜ。地元の行商のおばちゃんたちは私の3倍くらいの荷物抱えてるやんか。

黙って20000ドン札を出すと、おつりが返ってきません。つり!と怒鳴るとやっと返ってきました。

その後ちょっとあれこれあって、最終的には平和的にホイアンでバスを降りたのですが、もうね、ダナンは二度と行かないな、と思いました。

なんでこんなに会うひと会うひと警戒しないといけなくなる町なんだろう。

思うに、ホイアンは思いっきりベタな観光地で、欧米系のツアー客や日本人の団体客(ベトナムではじめて日本人の団体さんに会いました)がたくさん来て収入が多く、潤っているのですが、ダナンは空港があるにも関わらず目ぼしい観光スポットがないため、みんな素通りしちゃうんですねよ。なので、少しでも取れるものは取ろう、という考え方になっちゃうのかな、と。中心部を外れると廃墟のような建物がたくさんあるし、建設しかけのビルや空き地だらけ。開発しても結局ホイアンにお客さんを持っていかれるという現状があるのかなあ。

ダナン朝1282

地元のおばあちゃんの横顔は、きりっとしてるのにね。

次回ホイアン。昔の交易の町。アジアのいろんな文化が混沌として風景に残っている美しい場所でした。

 

 

 

 

ベトナム ダナン(二度と行かないねっ!)

2012年11月8日

ベトナムエアラインで、ダラット空港からダナンへ飛びました。目的地はダナンより南のホイアンという町。空港がないのでいったんダナンを経由することになります。

ダナンで一泊して翌日バスでホイアンに向かう予定。

 

ダナン到着1264

周りに建物がないため、日が落ちるとすぐに真っ暗。飛行機までは歩いて移動。

ダナン到着 1266

プロペラ機!紺色の機体がきれい。

ここからが大変でした。

4~50分のフライトでダナン空港に到着。出口にはホテルのひとがパンフレットを配りながら客引きしています。ひと晩寝るだけだし、どこでも良いので安いところに泊まろうと思っていたのですが、けっこう高い。。。安そうなホテルの客引きのお姉さんに無料の送迎バスがあるのか訊いてみたけれど、自腹でタクシーで、ということらしい。

市内まで行けばゲストハウスもあるだろう、と思いとりあえずタクシーで市内へ。と思ったのが間違いだったかも。

タクシー乗り場に行くとさっそく案内のおじさんが集まってきます。ガイドブックに載っているダナン中心部にある教会を見せて、ここへと言うと、タクシーへ案内。メータータクシーなので法外な料金を要求されることもないはず、と思い、指示されたタクシーに乗り込みます。

しばらく走ったところで運転手が宿はどこだ?と言うので、まだ決めていないのでこの教会へと再度ガイドブックを見せると突然荒っぽい口調で怒りはじめました。

???

ホイアンに行くんだろ!と言うので(ホイアンはタクシーで一時間。ダナン市内は10分ほど)は?ダナンに行くんだけど、と言い返しそこから怒鳴りあい。ははあ。言葉がわからないのを良いことに、遠いところへ指示を出したな、あの空港のタクシー案内・・・

ダナンに行かないならここで降ろせ!と怒鳴り、タクシーを路肩に停めると運転手はハンドルをばんばん叩きながら話が違う!と怒鳴り返します。

内心はけっこうびびっていたのですが、このまま乗り続ける気にならず、空港のひとが嘘をついているので降りる。ここまでの料金は払わない、と押し問答。彼は携帯を出して、空港へ電話するのかと思いきや差し出された携帯を受け取ると向こうから女性の声が。

彼は英語はほとんどわからないので私が変わりに話す(といっているようです)。いやいやいや、私も英語話せないし。単語をめちゃくちゃに並べてどーにかこーにか状況を説明。伝わっているのかもよくわからないので、とにかくタクシーを降りて歩くしかない。

運転手に、(たぶん)あなたは悪くないけど、いまからホイアンに行く気はないのでここまでの料金は払う。それでさよなら。と言ってメーターに表示されていた額を渡して車を降りると足りない!とまた怒鳴り出します。メーターを指差してまた怒鳴り返す。何かベトナム語で言ってるけどまったくわからない。

とにかく落ち着いて意志の疎通を図らないとどうにもならない。再度女性に電話をする運転手。どうやら女性が言うには、空港待機のタクシーはロータリー使用料が(運転手もちで)かかるので、それを払ってくれ、と言っているよう。メーターの横にその説明が書いてあるので見てくれという話。

なるほどよく見ると張り紙がしてある。慣習を知らないとこれはひっかかるわ。タクシーに乗るときは空港を出てから流しをつかまえる方が安いってことですね。

で、ロータリー使用料を払ってさよならしようとすると、ここから市内まで無料にするから、自分が紹介するホテルに泊まれ、と言う運転手。(お客さん連れて行くとマージン取れるんでしょうね)

うわ~~~商魂たくましい~~~~あんだけ怒鳴っといて~~~~

車の通りのほとんどない郊外でひとりになるのと、どこに連れて行かれるかわかならいけどとりあえず市内まで移動できる(はず)のと、究極の二択。どっちが危ないのか。

・・・・市内までメーターを倒したまま乗せて行ってもらうことに。案内されたホテルに宿泊する振りして逃げる計画です。これしかない。

到着したのはとくに危なそうでもないビジネスホテルだったのですが、中にいったん入ってから数分待って外に出ると、運転手まだいる~~~~~!

どこに行くんだ、というのでどんぶり掻きこむしぐさをして夕飯食べに行くんだというと、そうか。と笑って手を振ります。

えええ~~~~信じるんだ~~~~???

そして運転手が見えなくなると同時に猛ダッシュ。いくつか角を曲がって車が通れなさそうな細い道を選んでぐるぐる走って、大きなホテルに飛び込みました。

ここ絶対高い。けどお金払って安心が買えるならもうなんでもいいや、とチェックイン。

ダナン到着 1261

広い。バスタブがある。クローゼットもある。もちろんエアコンも。オートロックだし!朝食もついてるし!

ダナン到着 1268

夜景もほら・・・・・

・・・疲れました。

そのあと夕飯を食べに外へ出て、近所のフォーの屋台に入り注文すると麺は出てきましたが、野菜のお皿が出てきません。ちらちら厨房を伺いますが出てくる気配なし。ほかのお客さんには野菜がついてくるのに。お店のひとは気付いてないのではな、くわざとだな、という態度なので、もういいや、と思い麺だけすすっていると、目の前で車と原付が出会い頭にどかん。

・・・・信号あるんだけど。誰も守ってないし。

騒々しくひとが集まっている中、黙々と麺をすすります。原付のおじさんも起き上がれてるし。気にしないでおこう。

そしてお勘定しようと思ったら法外な値段を言われ、ここで堪忍袋の緒が切れました。

野菜ださなかったじゃねーか!こんな値段払えるか!と怒鳴って、いい値の半分だけ叩きつけてホテルへ帰りました。半分でも高い!

私はフォーに野菜とかハーブをざくざく入れてわしわしっと食べるのが好きなんだよっ!

観光客価格、外国人価格ってのはあっても仕方ないと思うのです。日本だって観光地は物価高いんだし、単に価格が高いからといってなんでもかんでもぼったくり、と決め付けちゃいかんと思っているわけですよ。

でもね。本来お客さんに平等にやるべきサービスをやんないで、手抜きして、あるいは騙してお金とるのはいかんですよ。お国柄とか関係ないですよ。外国人価格が高くったって、ちゃんとしてるお店やゲストハウスはたくさんある。その中で安いとこを見つけてわーいって楽しむのがバックパッカーなわけですよ。お金持ちなら最初から良いホテル泊まりますもん。良いレストラン行きますもん。

と怒り心頭のまま疲れ果てて就寝。

翌日またしてもブチキレることになるとは知らず・・・・。ここにきてべトナムの洗礼を受けている浮空でした。

写真撮る余裕もなくて文章ばっかりでつまんなかったら読み飛ばして下さいませ!