ラオス パクセの市場

2012年11月14~18日

パクセと、もっと南の遺跡チャムパサック、シーパンドンを往復した数日間。

シーパンドンに数泊の予定が1泊になったのでパクセには4泊ほど滞在。ゆっくり町を散策できました。

のどかでゆったりした町でした。

ショルダーバックのファスナー部分が破れてしまったので、ソーイングセットを探しに市場へ。

町の様子 003

フランスの植民地時代の名残の建物。

町の様子 005

改装中。頑丈に見える建物も、基礎は鉄骨ではなく竹のようです。

町の様子 002

猫。

町の様子 027

カラフルなトゥクトゥク。

町の様子 060

ゲバラのステッカー。車やバイク、トゥクトゥク、のサイドやフロントガラスによく貼ってあります。

町の様子064

市場に到着。干物屋さん。

 

町の様子 063

つやつやの腸詰が美味しそう。

町の様子 061

魚屋さん。メコンの川魚。

町の様子 062

鯉とかなまずとか。でっかい。美味しそう。。。

町の様子 067

トマトと唐辛子。アジアは本当に色彩が豊か。

町の様子025

果物屋さん。

町の様子024

ココナッツ山積み。

町の様子066

雑貨屋さん。

当初の目的を忘れそうになる楽しさです。

ソーイングセット、ソーイング、ソウ、と言っても通じないので、かばんのホツレを見せて手縫いをするしぐさをしながら歩き回っていると、「ケム、ケム」と教えてくれる人がいるのでたぶんこれが針か糸のことだろうなと思い、今度はケム、ケム、と言いながら歩いていると、ついに売っているお店を発見。

町の様子 035

ビニール袋に糸ひと巻きと針1本を入れて売ってくれました。針、そのまんま。笑。

町の様子032        

川のほとりのベンチでちくちく縫い物をしました。気になっていたホツレが修繕できて満足。

次回は寺院やメコンの朝焼け&夕日を堪能。

 

ラオス パクセのカフェとごはん

2012年11月14,15日

パクセ郊外のコーヒー農家をまわったあと町に戻ってカフェで休憩。

帰り道、ドライバーさんの携帯に電話が入り、別の仕事が入ったからここでおりてあとはバイク拾ってね、とふつーに言われ・・・・はあああああ?

となりました。行き帰り分の料金をデスクに先払いしてあるんですけど。

おりるのはいいけど、残りのバイク代はらってもらえるんでしょーね。デスクに電話して確認して!と言ったら、じゃあ町まで戻るよ。となって結局そのまま町まで行きましたが、ちょっとムカッときました。

郷に入っては郷に従えなのか、ちょろいぜと思われてるのか良くわからないのであんまり目くじら立てるのもなんなんだけど。。。

パクセ 1896

 

そんなこんなで、まずは珈琲を飲みましょうということで、朝の開店前にチェックしていた「デルタ」というカフェへ。

カフェなど2018

広々とした店内。自家焙煎です。 食事も充実しています。

写真 (56)

豚肉の炒飯のようなもの。ライムをたっぷりしぼって頂きます。

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LAOCOFFEE。ベトナムと同じようにとても濃い。ドリップコーヒーでもエスプレッソ並みに濃い。。でも美味しい!

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売店コーナーには豆や、器具がいろいろ並んでいます。

カフェなど2012

豆で作ったアクセサリーや、コーヒーカップに豆をはりつけた(だけ)の置物??やら。

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生豆も販売していました。アラビカを500g購入。帰国して焙煎しましたがとっても柔らかな風味で美味しかったです。価格は500gで50000キープ前後。日本円で550~600円くらいなので、けっこう高いです。お土産用なのでこの価格なのでしょう。

カフェなど 2022

テラス席には猫が遊びに来ていました。近くに大きなホテルがあるので、欧米人の観光客もいるけれど、地元の常連さんのほうが多い感じでした。ここには滞在中3回通ってスタッフの女の子と仲良くなりました。

その次にパクセで一番大きなカフェへ行きました。

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「シヌークカフェ」ここは自社農園を持っていて、見学ツアーもやっています。ビルの2階から上はホテルになっていて、そこも同じ会社の経営のようでした。

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ガラスのテーブルにコーヒー豆が敷き詰められています。やりたいことはわかるけど・・・・笑

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自社焙煎の珈琲とベーカリーがメイン。サンドイッチを頂きましたが、ラオ風(やわらかめのフランスパンのオープンサンド)のほうが美味しかったな。欧米風のサンドは日本のファミレスのみたいで高くていまいち。

そのほかパクセで食べたものを少し紹介。

カフェなど 042

定年後時々アジアをふらふらしているという日本人のバックパッカーさんと遭遇。ご一緒させて頂きました。ずっとひとりでご飯食べているので、誰かとご飯食べるのいいなあと思いました。

なんと私が以前住んでいた東京都国分寺市の方で、2丁目と3丁目というくらいの近さ。こんな偶然あるんですね~とお互い驚きながら超地元ネタで盛り上がり。

魚のターメリック炒めとライス。美味しかった。

写真 (57)

同じカフェ。アイスコーヒーは薄くってそのままごくごくいけます。

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こちらはガイドブックに載ってたラーメン?屋さん。ガチョウの肝臓入り。お味はいまいち。肝臓はぐらぐらの熱湯で茹でてあるので熱々。

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こちらは市場の2階にある屋台で頂いたのっけめし。お惣菜屋さんのようなとこでおかずを選ぶと、ライスにぶっかけてくれます。豚の角煮と高菜を一緒に炒めたようなものと、インゲンと玉ねぎの野菜炒めのようなもの。こういうのが安くていちばん美味しい。

パクセには2泊したあと、いったん南の町、シーパンドンに足をのばし1泊。その後パクセに戻ってさらに2泊しているのでけっこうゆっくり出来ました。

時系列になってないですが、次回は町の様子をご紹介。

焙煎記録:ブレンド「野分」

定期便のお客さま向けに月に1回ブレンドを作っています。

今回は6種類の豆を使いました。

ブログ ブレンド野分 004

ブラジル、ホンジュラス、コロンビア、ジャワロブスタを水洗して一晩乾かし、プリミックス(焙煎前に混ぜる)したものと、マンデリン、タイチェンライオリエンタルファズ農園をそれぞれ別に焙煎し、ブレンドしました。

ブレンドの名前は「野分」。台風の古称で、源氏物語第二十八帖の題名でもあります。

強い風に吹き上げられた御簾の隙間から垣間見える美しい女人の姿・・・をイメージというとちょっと言い過ぎですが、秋風の力強さと、草花の香りの重奏を意識して作りました。

焙煎前に水洗したほうの豆はすっきりと雑味がなく、そこに水洗しないボディの強いマンデリンと、優しいながらも野趣のあるタイチェンライを加えます。全体にすっきりした味わいですが、甘味、苦味も余韻に残る、複雑な風味の珈琲になりました。

ブログ ブレンド野分 011

 

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iphoneのアプリ、「ロードムービーズ」というのが面白かったので、焙煎の様子を撮影してみました。うまくアップできてるかなあ。

ラオス パクセのコーヒー園③ 苗木農家

前回の続きです。

天日干し体験をさせて頂いたあと、町へ戻る途中で見たコーヒーの風景。

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村の売店(日本でいうちょっとした道の駅みたいな場所)に寄ってもらいました。

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特産物の織物、雑貨小物、野菜、コーヒーなどを販売しています。

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コーヒーの苗木と、焙煎済みの珈琲豆。

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道なりにどこまでも天日干しのパーチメントが並んでいます。

郊外 1971

商店の前でも。

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こんな風に高床にして干しているところもあります。

郊外1996

ここは苗木農家だそう。寄ってみました。

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日陰スペースにたくさんの苗木。

郊外1989    

別の場所には1~2年木。

コーヒーノキは3~5年頃から花が咲き、収穫できるようになります。木の寿命は30~50年くらいですが、収穫量が落ちてくる10年くらいで植え替えをするところが多いそうです。

50年木、見てみたいな。

次回は街に戻りカフェ三昧。

ラオス パクセのコーヒー園② 天日干し

2012年11月14日

前回の記事の滝公園のコーヒー園が物足りなかったので、ドライバーさんにお願いして道沿いにあるコーヒー農家のひとつに寄ってもらいました。

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小規模農家が集まっているこの地域はどこでも敷地内で栽培と収穫、天日干しを行っています。

天日干し1953

作業中の農家に突撃です。いきなりおじゃましたにも関わらず、見たきゃ見てけば?という雰囲気。

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家のすぐ横がもう農地。案内して頂きました。(というか勝手に見れば?って感じですが・・)

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農地の入り口に祠。上部座仏教のようです。

天日干し 1950

庭では天日干し。

天日干し1951

きれいに乾いたパーチメント。(果肉を除去したあとの、殻がついた状態)この中にさらにシルバースキンという薄皮に覆われたコーヒーの実が入っています。風味の劣化をさけるため、この状態で保管し、出荷前に脱穀とシルバースキンの研磨を行います。

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こちらは果肉がついたまま乾燥させてまだパーチメントになる前の状態。黒い色をしています。ドライチェリーと呼ばれます。

天日干し1960

天日干し期間は均一に乾燥させるためにこうやって毎日かき混ぜます。まずはお手本を見せていただいて。

天日干し1962

 

実践。なんというへっぴり腰。。。靴脱ごうかと思ったのですが、誰かが私が踏んだコーヒーを飲むことになるかとおもうとちょっと。農家のひとは踏んでもいいけどよそ者が踏んじゃ悪いかなあ。。。と思って。

貴重な経験をさせて頂きました。突然の訪問にこころよく応じてくださった農家のかたに感謝。

 

 

グァテマラ SHB エルピラール

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グァテマラ SHB エルピラール

中央アメリカの太平洋側にあるグァテマラは火山国で、肥沃な土壌と豊富な降雨量がコーヒーの栽培に適しています。

エルピラールは農園名。場所はグァテマラ南部の古都アンティグアに近いサカテペケス渓谷にあります。標高1800m~2000m。

品種はブルボン100%です。

SHBは等級をあらわします。グァテマラは7等級に分かれ、SHBはその中でも一番高品質な豆です。

【等級の見方】
SHB(ストリクトリー・ハード・ビーンズ)
HB(ハード・ビーンズ)
SH(セミ・ハードビーン)
EPW(エクストラ・プライム・ウオッシュド)
EGW(エクストラ・グッド・ウオッシュド)
PW(プイム・ウオッシュド)
GW(グッド・ウオッシュド)

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【焙煎】

グァテマラは苦味と酸味のバランスが良い豆です。エルピラールは香りが頭ひとつ抜けている印象ですので、やや深めに煎ることでその香りを最大限に引き出します。中深煎りがおすすめです。

クリーンな酸味も持ち味のひとつですですので、ご要望に応じて浅めの焙煎も承っています。

 

 

モカ・ハラー ボールドグレイン

モカハラー2013.8.28 034

 

モカにはエチオピア産とイエメン産がありますが、こちらはエチオピアの東部ハラール地方で生産されている豆です。

小規模生産農家から集買されているため、バラつきがあり乾燥度合いの違う豆が入り混じっています。

果実がついたまま天日干しするナチュラル製法で、野性味ある甘酸っぱい果実の風味のある豆です。

やや細長い形状で(おこめ型)粒は小さめです。

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左がハラー。右は同じモカのイルガチェフェ。色味もカタチも少しずつ違います。

モカハラー2013.8.28 046

【焙煎】

豆の特徴を活かすため、浅めの中煎りでお届けします。酸味のあるすっきりした珈琲がお好きな方におすすめです。

フランスの詩人アルチュール・ランボーが好んだと言われるモカ・ハラー。永遠が見つかるかも。