ベトナム ダラット空港へ

2012年11月8日

午後二時過ぎ。ベトナムエアラインのオフィスに戻ると開いていました。良かった。休みじゃなかったのね。

ということで、ダナン行きの飛行機のチケットを購入。海外の国内線のチケットを買うのははじめてでしたが、行き先を言って、何時?と訊くだけでなんとかなりました。クレジットカードで支払いして完了。

ダラット空港へあいほん

ガイドブックにはエアラインのオフィスから空港まで送迎バスが出ていると書かれていたのですが、訊いても、ない。のひとことで終わり。タクシーよりバスの方が格段に安いので、朝一度行ったバスターミナルまでふたたび歩いて行きました。

がしかし。バスターミナルまで行くと今度は空港行きのバスはない。と言われておしまい。ここで引き下がるとまたタクシーの運転手さんにつかまっちゃうので、そのあたりにいたひとに訊いて回ると、バスターミナル近くのローカルバスの停留所から空港行きのバスが出ているそう。なんだ、あるんじゃん。

ということで停留所に行ったはものの、時刻表も路線図もなんにもなく、何番のバスに乗れば良いのかさっぱりわかりません。近くのレストランで聞き込み開始。ちょうどランチとディナーの間のアイドルタイムだったようで、暇してたおじさんが、バスが来たら俺が教えてやるからここに座っておけ、と椅子を持ってきてくれました。

ミネラルウォーターを飲みながらおじさんと雑談。といっても私の語彙ではといてい会話にならない。。。

遠くにバスが見えてきて突然おじさんが走り出します。え?え?あれ?と慌てて私も走ります。バスが近くまで来るとぴたっととまるおじさん。これじゃなかったわ。・・・・レストランに戻ります。これを3回繰り返した後、ようやくお目当てのバスに乗ることができました。暑い中、何度も走ってくれて、ほんとにありがとうおじさん!

教えてもらったバス停で下車。空港前、のはずがそれらしき建物がありません。ここどこよ。ぜんぜん違う場所に来てたら飛行機間に合わないんじゃ・・・

広場にいたひとたちに再び聞き込み開始。なんでもここは空港の最寄のバス停ではあるけれど、空港まではまだ何キロかあるとのこと。えー。

タクシーやバイタクの運転手さんたちがしきりに乗ってけ乗ってけというのですが、ここまで20分くらい乗ってきたバスが16000ドン(70円)くらいなのに、バイクで数分の距離をその10倍払うのはイヤだあ・・・と半ば意地になってお断りし、お金ないから歩く。と手を振っておわかれ。

ダラット空港へ1230

気温は28度くらい。日陰もない道なのでこれはちょっとつらいなと思いながら歩いていると広場にいたおじいちゃんがバイクで追いかけてきました。お金取らないから乗ってけ。ほんとに?あとでお金とられない?変なとこに連れて行かれない?大丈夫?と思いつつ、おじいちゃんが善意で言ってくれてたら悪いし、なんかあったらバイク飛び降りて逃げればいいか。と乗せていただくことにしました。このあたりのひとはあまりスピード出さないのでどうにかなるだろう。。。

ゆるゆるバイクで走っていると、沿道に立っていたおじさんが私のほうをみて、首をはねるような仕草をしました。え?え?え?どういう意味?走り去りながら振り返ると無表情で首に手刀を当てるポーズでずっとこっちを見ています。

①このバイクおじいちゃんはアブナイひとだと知らせてる?②日本人は死んでしまえ?(歴史的な意味で)③そのバイクは事故るぞという予言?④別に意味はない。

どういうことなんだ?!死んじゃうのか?と心臓をばくばくさせているうちにバイクが止まります。このゲートから先は有料じゃ、あとは歩きんさい。1キロくらいで空港じゃ。とおじいちゃん。

あれ?普通に着いた・・・なにもなかった・・・・。てかあと1キロ歩くんかい・・・。と思いながらバイクを降りて借りていたヘルメットをお返ししようとした時!あご紐が外れてる!これか!これだったのか!!!!!

沿道のおじさんは、メットのあご紐が外れてるから危ないよ~と教えてくれていただけだったようです。ものすごい勘違いというか妄想というかなんというか。・

おじいちゃんにお礼を言ってお別れし、何もない一本道をてくてく1キロ歩きます。

ダラット空港へ 1231

開けた場所なので空港らしき建物はもう見えているのですが・・遠い・・・

ダラット空港へ1234

お天気良すぎです。

ダラット空港へ 1237

そしてようやく到着。

ダラット空港へ1242

きれいな建物です。

ダラット空港へ 1244

国内線入り口。やっと着いたー。フライトまで一時間くらいあるのでなにはともあれアイスコーヒー飲みたい!

ダラット空港へ1255

それにしてもひと気がない。お客さんがほとんどいません。こういう大きな建物ががらーんとしてると人類が滅びたあと自分だけが生き残ってるみたいな気持ちになります。

ダラット空港へ 1247

ベトナム大手のチュングエンコーヒー。

ダラット空港へ1250

空港内でも焙煎豆を売っているところがさすが産地ですね。

ダラット空港へ1248

お値段はなかなかのもの。30000ドン~50000ドン(130円~220円くらい)町のカフェの倍以上しました。

ダラット空港へ1251

おみやげ物売り場には、コピ・ルアック(もどき)も売っています。本物ではなく、コピ・ルアックの風味をつけたもの、らしいです。

ダラット空港へ 1259

で、おやつを購入。巻き寿司味のポテチ。わくわく。

・・・・のり塩味、でした。

 

飛行機は定刻どおりダナンへ向けて出発です。次回、わたくし、ダナンでこの旅最大のブチキレします。

 

ベトナム ダラット3日目

2012年11月8日

ダラット~ダナン1102

ダラット3日目の朝。

ここまでのルートは、タイ・バンコク→カンボジア・シェムリアップ→プノンペン→ベトナム・ホーチミン→ダラット。

※画像はフリーの素材からお借りしました。

この日は移動日。ベトナム中部のホイアンへ行って見ようと思い、北上することに。

ルートはいくつかあって、バスでニャチャンへ出てさらにバスor鉄道で海沿いを北上するか。飛行機でダナンへ飛んでバスでホイアンへ南下するか。

ダラットからダナンへバスというルートもあるようですが、20時間以上のバス旅になりそうなのでひとまず候補から外しました。

事前の下調べでもほとんど情報がないルートでしたので、行き当たりばったりを覚悟してとりあえずニャチャンに向かってみようと思い、早朝にバスターミナルへ。

ダラット~ダナン 1225

数日前に到着した時は夜だったのでまわりの様子はまったくわかりませんでしたが、こうやって見るとけっこう広くてきれいなターミナル。

ダラット3日目 1121

ダラット~ダナン1124

売店で見たことあるようなお菓子発見。左側のふ~せんの実。そのまま日本語。

ダラット3日め 1123

で、こちらがニャチャン行きのバス。ホーチミンから乗って来た時みたいな大型バスではなく、小型のワゴン。出発まで2時間くらいあるとのこと。山越えだし、時間はかなりかかると聞いて躊躇。

とりあえずターミナル内の待合室でコーヒー。最初からグラスにコンデンスミルク入りのコーヒーが入った状態で出てきます。ささっと飲むような場所でも、紙コップのところってなかったな。

ダラットバスターミナル あいほん

激甘のベトナムコーヒーをちびちび飲みながら、ワゴンに乗るかどうか悩んでいると、いつの間にかタクシーの運転手さんたちに包囲されていました。

どこまで行くんだ、時間かかるぞ、タクシーにしろ、安くするぞ、バスは今日中に着かない、タクシーにしろ、時間かかるぞ、とエンドレスにリピート。

にこやかに話しているので怖くはないんですが、値段を聞くと飛行機と変わらないのでタクシーはないな~と思い、なんとかお断りして待合室から退散。

運転手さんたちは商売なので大げさに言っているのはわかるけれど、それでも山道なのは地図で見てもわかるし、到着時間も予想がつかないし、思い切って飛行機にしますか。と決めてチケット予約のためにいったん町に戻ることに。

バスターミナルと町は徒歩30分ほどの距離。町に戻って朝ごはん。

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湖沿いの公園内にヨーロッパ風のレストラン発見。いかにも観光地~って感じだけどダラットとこの日でお別れなので、記念に。

ダラット~ダナン 1143

テラス席からは湖が一望できます。トーストとコーヒーのモーニングでひといき。

ダラット~ダナン 1139

お湯をデカンタに入れてもらって薄めながら飲みます。甘すぎるんだもん・・・

興味津々のフチ子さん。

ダラット~ダナン1134

ダラットは新婚旅行で来るひとも多いそう。確かにカップル率高かった。(完全に隠し撮りの構図だな・・・)

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そんなこんなで、ベトナムエアラインのオフィスにやってきました。まだ開いてなくて、何時に開くかもわからなくて、小一時間待って諦めて午後に出直すことに。

ダラット~ダナン 1165

中心街からすこしはなれた場所を散策。相変わらず空が広い。

次回は、飛行機のチケット確保して飛行場へ向かうまででひと記事使いそうな予感。ダラットカフェあいほん3 ダラットカフェあいほん2 ダラットカフェあいほん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム ダラット、町の珈琲屋

2012年11月7日

午前中からお昼にかけて郊外のコーヒー農家を見学したあと、ライダーさんとわかれて町を散策しました。

ダラット散策 1069

あちこちに珈琲豆屋さんがあります。お客さんも次々にやってきます。

ダラット散策1074

店の中に焙煎機があり、焙煎したてを売っています。どの豆も深煎りで黒くつやつや光っています。パウダー状にしてアルミのフィルターで抽出したものにコンデンスミルクたっぷりで飲むのがベトナム式。

ダラット散策1071

種類は少ないです。アラビカ、モカ、それ以外、という感じのわけかた。

値段は、100g、12000~20000ドン。日本円で(現在のレート)60円~90円くらい。旅した去年は円高だったので、50円~90円くらいだったと思います。

ダラット散策 あいほん3

100gお土産に買ってみました。

ダラット散策1088

名前に漢字が使ってあるところは、中華系のお店。ダラットはわりと濃い顔立ちのひとが多いです。中華系のひとは薄め。ここらではコリア?チャイナ?と訊かれることが多かったかな。日本人はあまり来ないようです。

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珈琲専門店もあれば、紅茶なども売っているお店、ワインや雑貨も売っているお店、などいろいろ。

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街角の地元カフェ。テーブルの上にはベトナムの囲碁?将棋?みたいな盤ゲームが置いてあって、地元のおじさんたちが遊んでいます。

ダラット散策 1061

坂が多く細い路地の多い町なので不意に見晴らしの良い景色が現われたり、行き止まりになって引き返したり。のんびり歩きました。

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おなかが空いたらまずフォー。当たり外れが少ないし、とにかく美味しい。たくさんあるお店から選ぶのに迷います。

ここは、「HIEU」という食堂。どこかの観光バスのガイドさんが休憩中時間に入っていくのを見て、きっと当たりだ、と思い付いて行きました笑

ダラット散策 1087

別皿に野菜やハーブが山盛りについてきます。お好みの量をでちぎって丼に入れて頂きます。いつも全部食べちゃってました。ライムや唐辛子を入れても美味しいです。ここはモヤシ(生)も付いてきてお得でした!タイやベトナムではもやしやインゲンを生で食べるんですよね。ちょっと苦いですが、慣れると気にならなくなります。

スープの味はどこに入っても外れはあまりないのですが、野菜が新鮮でたっぷりしているところと、少なくてしなっとなってるところの違いはあります。なるべく他のひとが食べてるのをチェックしてから入るようにしてました。

あとは、メニューに値段がちゃんと書いてあるところ、地元のお客さんが多いところは安心して食べられます。ここダラットにくるまで、ありえないほどの外国人価格を吹っかけられることはなく(気付いてない場合は多々あったと思うけど)嫌な思いはしてなかったのですが、それでもちゃんと値段の表示されているお店のほうがより安心できます。(この次に行ったダナンでひどいめにあったので、あとから考えると内陸の町はみなさん親切だったなーと思います。)

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ここが2泊したゲストハウス(ニャーギー)「Thonh Hung」さん。部屋は3階でwifiは入りにくかったですが、きれいな宿でした。

散策の帰りに町のケーキ屋さんでお菓子を買って宿の娘さんに差し入れしたら、次の朝こんなすてきなお返しを頂きました。

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折り鶴!!!なんでも日本人のお客さんに習ったのだそうです。

ダラット散策 あいほん1

 

ケーキ屋さん。けっこうカラフルです。

 

ダラット散策 あいほん2

デコレーションケーキ。いいのか?これ。食べたらこんなふーになっちゃうよ、とか誰も突っ込まないんでしょうか・・・?笑

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市場で買ったブドウ。やり手のばばあ(敬意をこめて)にありえない価格を吹っかけられました。いやなら買わなきゃいいでしょとお客さんを鼻で笑うばばあ。周りの売り子も一緒になって笑ってました。ボスみたいなひとだったんでしょうか。ちょっと凹みました。半値で手を打ちましたがそれでも高すぎだっ!!買わなきゃ良かった、とあとでちょっと後悔。

翌日はダラットからダナンに国内線で飛びました。チケット確保から空港に行くまでいろいろ大変でした。次回はそのあたりを。

アジア旅ブログも長くなってきましたが、まだまだ先は長いです。どうかよろしくお付き合い下さいませ。コメントなど頂けると嬉しいです。笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム ダラット郊外

ダラット 2012年11月7日

高原の風景を写真でご紹介。

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コーヒー畑が広がる高原。コーヒーは本来日陰を好む植物なので「シェードツリー」(覆いになる樹)が必要なのだけれど、ベトナムは開墾した土地に畑を作っているのでシェードツリーはあまりなかったです。

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その代わり、というわけではないでしょうけれど、湧き上がる雲が日陰を作っています。雨量も多いです。水が豊かな国のコーヒーは苦味と甘味が強く出るような気がします。

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コーヒーは植樹してから5年ほどで収穫できるようになり、そこから10年~15年ほどで植え替えられます。

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ベトナムは世界第二位のコーヒー豆輸出国なのですが、病気に強いロブスタ種がメイン。

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花の季節はもう終わっていましたが、ドライバーさんが散り残った花を見つけて下さいました。

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横尾忠則氏の絵を思い出すような、みごとなY字路。

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どこにいっても空が広い。

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花農家もたくさんあります。

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花農家のわんこ。たいていは放し飼いなのでチェーンにつながれてるのは珍しい。

このあとダラットの街に戻り、ライダーさんのお客さまノートに感想を書いてさよならしました。

いい事かいてよ!っと茶目っ気たっぷりに言われたので、3割り増しにしときました!といっても本当に安全運転だし、親切なライダーさんだったので、もしダラットに行かれる方はぜひご指名を!笑!

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次回は、街をぶらぶら散策。街の珈琲屋さんやベトナムでひたすら食べまくったフォーのこと、などなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム コピ・ルアック

2012年11月7日

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次に連れて行ってもらったのはここ。

コピ・ルアックを作っているコーヒー農家兼カフェです。看板には「KIET TUONG  LIQUOR」と書いてあるので酒屋さんなのかも。でも普通の酒屋さんにも見えない。

「コピ」というのはインドネシア語で「コーヒー」、「ルアック」というのは「マレージャコウネコ」を指します。完熟したコーヒーの実を食べたジャコウネコの糞から、消化されずに出てきた生豆を集めたものを「コピ・ルアック」と言います。まあひとことで言えば・・・う○こコーヒーですね!

なんでそんなものを?と思われるかもしれませんが、この豆、じつは超高級品なのです。

ジャコウネコが完熟した美味しい実だけを選んで食べること、消化の過程でジャコウの香りが実に移りることによって独特の香りを持つ珈琲になること、少量しかとれないこと、などから幻のコーヒーと呼ばれたりもします。

日本で、焙煎されたものを買うと100gで5000~7000円くらいします。ちょっと高すぎだと思う。

野生のジャコウネコの糞を畑から集めてくるのが本来のコピ・ルアックなのですが、良い収入源になるため、最近はジャコウネコを飼育してコーヒーの実を食べさせ、糞を集めている養殖のところも多いようです。

連れて行ってもらったのも飼育農家のひとつで、観光客の立ち寄りスポットにもなっているらしく、私のほかにも外国人のお客さんが数組来ていました。

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いきなり入り口にででーんと天日干ししてあります。

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ほんとにそのままのカタチ。食べすぎじゃない?と言いたくなるくらい生豆がみっちり・・おこしをでっかくしたみたいな・・・

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こちらは天日干ししたあと、きれいに水洗して、再度干してあるところ。最終的には200度くらいの高温で煎るので、衛生的には問題ないと思うのですが、気持ち的にダメというひともいますよね~。

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飼育場のジャコウネコたち。全部で10頭くらいで、それほど大きな規模ではないようです。

手並みはつやつやしてます。なかなか凶暴な性格のようで、金網に近づくと威嚇されました。

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餌として与えるのは、きれいな大粒の実だけ。

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これだけあれば・・・末端価格にして幾らくらいになるんだろう・・・笑

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飼育小屋のすぐ横にカフェスペースがあり、ライダーさんと一緒に休憩。飲んでいるのは普通のコーヒーです。

コーヒーの前にサービスでお茶が出てくるのですが、ライダーさんは慣れた手つきでお盆のグラスにお茶を注ぎ、おもむろにコップをゆすいで裏の畑にバシャっと。

え?汚いの?わたしそのままお茶注いで飲んじゃったんですけど・・・

こういうことは旅の間なんどかありまして、器やグラスがちょっと汚れている気がしても、あからさまに拭くのは失礼なのかな?と思ってしまい、そのまま飲み食いしちゃうわけですが、隣の席に座った現地のひとがいきなりティッシュを出して取り皿を拭きだしたり、お箸を拭きだしたりすると、ああしまった!と後悔するのです。でも結局いちどもおなか壊さなかったから、ま、いっか。そういえば、ペットボトルや缶を買うと必ずストローが付いてきます。日本ではそのまま飲むからこれも気にならなかったなあ。ほとんど使わなかったです。

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カフェの裏手で炭火で焙煎をしているひとを発見!ここの店主さんなのかな。写真を撮っても良いですかと訊ねると、照れ笑いしながら急に背中をピシッと伸ばすおじさん。ハンモックに座って焙煎ってちょっと優雅ですね。暇な時はここでお昼寝してるんだろうな~。

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この焙煎方法はとても興味深かったです。大きめの七輪で炭火焼き。むらが出ないよう熊手のような棒でずっとかき混ぜています。高地なので気温もそれほど高くないし、火力から考えるとかなり時間がかかりそうですね。1~2kgを一度に焼いているようなので、40分くらいかかるんじゃないかなあ。深煎りだともっとかかるな。

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店頭ではコーヒーを販売していました。

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コーヒー以外にもこんなものも売っています。

なんかいろんな種類の蛇が一緒くたに漬けられてるお酒・・・・蛇だけじゃなくて、白目むいてるでっかいトカゲとか、なんかの幼虫みたいなのも漬けられてるよ・・・

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まとめると、民家風の建物に、カフェとジャコウネコの飼育場、焙煎所、物販スペースが詰め込まれていて、庭にはアヒルやニワトリ、鳥(名前わからない)、犬、がたむろっていて、庭の向こうは広いコーヒー畑。 なんだかとってもカオスな場所で面白かったです。

 

コピ・ルアックは数年前に一度飲んだことがあるのですが、かすかに香水のような香りがする・・・気がする??んん?という感じでした。

豆自体の品質が良いし、美味しいのですが、感動する!というほどのものでもないような・・・気軽に買える値段じゃないのでなんだかありがたみのほうが先に立って客観的に判断しづらいというか・・・・(頂き物だったので余計に・・)

ジャコウネコだけでなく、イタチコーヒーやタヌキコーヒーだったり、アフリカにはモンキーコーヒー、タイにはゾウコーヒーなんてのも存在します。ここまでくると、あんまり飲みたいとは思わないですけど笑

ロブ・ライナー監督の「最高の人生の見つけ方」という映画にもコピ・ルアックは登場しています。

「余命6ヶ月を宣告された二人の男(ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン)が、死ぬ前にやり残したことを実現するために二人で冒険に出るハートフル・ストーリー。」wikiより

とwikiの説明そのまんまの内容なのですが、なかなか良い映画でしたよ~。

次回はコーヒー農園の写真をもう少しアップします。ダラットもうちょっと続きます。

 

 

 

 

 

ベトナム ダラット コーヒー農家へ

2012年11月7日

ダラットの朝市を楽しんだあと、高原野菜たっぷりの焼きそばとベトナムコーヒーでひといきついて、いよいよコーヒー農園の見学に出かけます。

といっても、ツアーのようなものがあるわけではないので(あるかもしれないけどツアーはどこも高いので選択肢から除外)どうやって行くか思案。ローカルバスでそれらしきところまで行くのもありだけど、ひとりではこころ細いので、モトバイのライダーさんを探すことに。

コーヒー農園へ862

ダラットの町はすりばち状になっていて、放射状の坂道がたくさんあり、ホテルやニャ―ギー(ゲストハウス)や飲食店がずらっと並んでいます。

コーヒー農園へ863

中心部には湖があり、そのそばに市場があるという感じです。

コーヒー農園へ 870

湖のほとりには観光客が集まるので、バイクのライダーさんがたくさん待機しています。

探すまでもなくあちこちから声をかけてきてくれます。ダラットのモトバイはイージーライダーと呼ばれていて、都市部と違い、正式なライダーさんは許可証を持っていて、それを見せながら値段交渉してきます。

あるライダーさんがこれまで乗せたお客さんの感想ノートみたいなものを取り出して、日本人の書いたページを見せて、ほらこんなに満足してくれてるでしょ!とアピール。

まるっと鵜呑みにするわけでもないのですが、好意的な感想が書いてあったので、次に値段交渉。

ダラット郊外には滝などの観光スポットがあるので、何通りかのコースがあらかじめ用意してあり、その中から選ぶのが普通のようですが、私はコーヒー農園だけで良いので安くしてくれ、と粘り(それでもけっこういい値段になってしましましたが)交渉成立。

決め手はバイクがHONDAだったから。という単純なものです笑

私も日本でHONDAのバイクに乗ってるんだよ~と話すとHONDAは最高だとベタ褒め。笑。

コーヒー農園へ 875

いよいよ出発です。カンボジアからバイクのニケツにはすっかり慣れてしまい、怖いこともなく爽快なドライブです。

コーヒー農園へ900

15分ほど走るともうまわりは見渡す限りコーヒー畑。

コーヒー農園へ 882

まずはライダーさんの知り合いの農園に連れて行ってもらいました。

畑の中を案内してくれるライダーさん。アラビカ、ロブスタ、チェリーの三種類の木の見分け方、葉の違いなどを説明してくれます。

ひととおり説明した後、「じゃあテストするよ!」といわれ「これは?」「これは?」と訊かれます。そこはコーヒーマニアの意地で正解!すっかり先生と生徒です。

コーヒー農園へ876コーヒー農園へ 883

実を摘んで食べてみました。皮は厚めで中はほんのり甘い。

コーヒー農園へ 885

赤い部分を取り除くと中に翡翠色のぬめりのあるミューシレージという部分があり、さらに中にパーチメントという白い皮があり、さらにその中にグリーンの種子(コーヒーの生豆部分)が入っています。

この三段階の皮を取り除く工程を経てようやく商品として出荷されるのです。

畑を見たあと、農家へおじゃま。

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農園の娘さんとライダーさん。

コーヒー農園へ 939

コーヒー農家のワンコ。なんとも気持ち良さそうに昼寝中。

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庭には収穫した実が天日干しされています。

コーヒー農園へ933

まだ青い実も収穫してあります。グレードの高い豆になると樹上完熟豆といって、赤く熟した実だけを摘み取るのですが、このあたりはロブスタ主体の農家なのでけっこうアバウトな感じ。

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左からコーヒーチェリー(もとは赤い部分)、パーチメント(白い皮)、そして生豆。

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天日干しを終え、生豆になったものは袋詰めにされ倉庫に積んでありました。

農家の方はお仕事中なのであまりお話は出来ませんでしたが、好きに見て行っていいよ!と言いう感じでとてもフレンドリー。しばし見学させて頂いたあと、次の場所へ向かいます。

コーヒー農園へ 910

道の脇には取り除いたコーヒーの殻がどっさり積んであります。果実を天火干しで腐らせて取り除いたものなので、においはけっこうきついです。乾ききったら焼くそうです。

コーヒー農園へ 905

バイクを止めてもらって近づいてみます。臭いけど触ってみたくなる。

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臭いけど足を踏み入れたくなる。とその瞬間ぐしゃっと埋もれる両足。。。。。(泣)

 

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スニーカーは真っ黒。写真撮りながら爆笑する私と、呆れるライダーさん。。。。。

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そしてさらにドライブは続きます。最後の写真は小規模農家で集めた豆を脱穀して生豆にする工場。ここはちょっと大きな会社のようで、中には入れませんでした。

次に向かうのは、コピ・ルアックを作っている農家です。みなさんコピ・ルアック、ご存知ですか?閲覧注意満載の記事をお楽しみに!

 

 

 

 

 

ベトナム ダラットの市場

2012年11月7日

高原の朝は涼しくて爽やかでした。前日まで気温30度を超えるホーチミンにいたので、気温18度くらいのダラットは心地よく、さすが避暑地、という感じ。

早朝から市場が開いているので朝食がてら散歩に出ました。

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おまえ誰やねん、という顔してる犬。

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CHO DA LAT(チョ ダラット)

CHOというのは市場という意味。少し大きな町にはたいていこのCHOがあって、2~3階建ての建物の1階が食料品店、上階が衣類や生活雑貨のお店、あるいはフードコートのような食堂などが入っているようです。一坪ショップみたいに小さなお店がたくさんあって、お店番をしているのはたいてい女性。仕事しながら井戸端会議するのが常のようです。

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建物の外は広場になっていて、むしろこちらが市場のメインじゃないかと思うくらいたくさんのお店が並んでいます。野菜、果物、花。肉や魚、パンなど。広場は青果メインです。

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ウォーリーを探せ。

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お店の人たちを相手に朝食を売り歩く女性達。パンだけでなく、お粥やフォー売りもいて、買ってみようかな~、なんて言ったらいいのかな~、と迷いながらなかなか買えず。

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特産品、アーティチョーク。

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ブロッコリ、カリフラワー、ニンジン、キャベツ、レタス、イモ類。このあたりは日本で見るのとほぼ同じもの。

 

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同じく特産品の花。切花、鉢植えさまざま。飾り花屋さん?も。

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ベトナムのひとはけっこう几帳面なのか、イチゴやリンゴなどの果物をすごくきれいに並べて売っています。

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こちらはココナツ。

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なたのようなもので外殻を落として、さらにこんな形に。三角錐がとてもきれいです。全部手作業だからすごいな。

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さすがに魚屋さんは少なかったです。新鮮そうだけど、そのままゴロン、ゴロン。

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これが当たり前の。。。というか、いのちを頂いてるんだから、そりゃそうだよね・・・とは思いつつ、捌かれていくのを目の当たりにすると、おおお、と思っちゃいますね。。。。

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アヒルとニワトリ。

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こちらは豚肉や牛肉屋さん。

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この新鮮な食材で自炊したいな~と思いました。

ご飯屋さんもたくさんあったのですが、この時はまだ屋台にチャレンジする勇気がなく、近くの軽食屋さんでベトナムコーヒーと焼きそばでブランチとあいなりました。野菜たっぷりやきそばで美味しかったです。

午前中は市場を楽しんで、午後からはコーヒー農園の見学に。次回、やっと珈琲屋らしい記事になります~。