ベトナム プレイク

2012年11月13日

旅のルートを計画中、ベトナムからラオスに陸路で抜けるために、BO-Yというマイナーなルートがあることを知り、最寄の町プレイクで一泊することにしました。

ガイドブックにはほとんど情報がなく、ネットでいろいろ調べていたところ、お仕事でベトナムに赴任していた時の記録をブログにアップしている方がいらっしゃったので、この町の情報を得ることができました。

http://blogs.yahoo.co.jp/danang_papa

(今回はブログ主さんのご許可を得て、上記ブログより記事とお写真を何枚かお借りしています。厚かましいお願いを快く承諾してくださったダナンパパさん、ありがとうございます。)

夕方プレイクに到着。いつもなら暗くなる前にまず宿を確保するのですが、この日はとりあえず夕飯を食べに。

上記のブログで見つけたレストランがとっても美味しそうだったので、ヤギと雷魚という珍しい食材を目当てに腹ごしらえに。

写真

iphoneのグーグルマップで朝からチェック。到着バスステーションの場所がわからないけれど、それほど大きな町でもないので歩いて行けるだろう、と思っていましたが・・・・

歩けども歩けども着かず。だんだん背中の荷物が重くなって来た頃。スライスしたジャガイモのフライが串刺しになったものを食べながら歩いている15,6才くらいの女の子がいたので地元っ子だろうなと思い道を訊ねると、近くなので、連れて行ってくれるという返事。

終始ニコニコしながら何度もジャガイモのスライスを分けてくれました。

近くだよと言いつつも坂を2度越えるほどの距離で、申し訳ないやらありがたいやら。シンローイ(ゴメンネ~)とカムオーン(ありがとう)を繰り返し繰り返し唱えながらようやく目当ての場所に到着。

女の子は最後までニコニコと手を振りながら去って行きました。なにかお礼をしたかったのだけど、名前も聞いてなくて。

写真 (44)

Nha Hang NGOC LAMというベトナム料理屋さんです。

写真 (47)

まわりは大人数のお客さんで賑わっていました。ひとりでポツンと座っているのがちょっと場違いな感じ。

メニューはベトナム語なのでまったくわからず、iphoneで店員さんにダナンパパさんのブログの写真を見せて、これを食べたい、というと、わかったわかった、と大きく頷いています。ブログに、

『ただし注文の時の注意として、、、
メニューには一部写真が載せてありますが
写真は全くアテになりません。
全然違うものが出てきます。
よって、ベトナム語が分からない人は写真を見てもオーダーが難しいです。
まあ、想像と違ったものが出てきてもまずいものは無いですよ。たぶん。』
と書いてあったので、どきどきしながら待っていると。

参考:プレイク2img_1602708_51337328_1

①ダナンパパさんの写真。ヤギの串焼き。

写真 (46)

まずは写真通りのものが出てきました。笑

私は1本だけ頼んだので(というか一皿何本入っているかわからなかったのでとりあえずひとつ、と頼んだら1本でした。意外と高かった・・)

ヤギと言うと沖縄で食べたヤギ汁くらいしか知らないので、においがきついのかなと思っていましたが香辛料が効いているし、油がのっていて美味しかった。3本くらい食べたかった。

次にこちら。

参考:プレイクimg_1602708_51337328_2

②ダナンパパさんの写真。雷魚の煮物。

写真 (48)

出てきたもの。惜しい!確かに似ているけど!なにかが違う!

写真 (45)

食べてみると、ししゃもでした!砂糖としょうゆと香辛料で甘辛~く煮付けたぷりぷりのししゃも九州風。&土鍋で炊き立ての白ご飯。めちゃうま!!

ベトナム料理とはいえ和食を食べているようでほんとに幸せでした。雷魚も食べたかったけどっ。基本的に行き当たりばったりの旅なので、調べておいたレストランに行けたってだけでなんかとっても達成感!

ということで思いがけないあったかいご飯をお腹一杯食べて外に出るともう暗くなっていました。さて宿探し。

プレイクは目に付く場所にゲストハウスが見当たらず(どこの町でも通り沿いにそれらしき建物が並んでいるところが多いです)アプリで調べておいた「プレイクホテル」を探すもまた迷子状態に。

道々訊ね歩いてようやく到着。よく食べ、よく歩いた日でした。

プレイクへ 1855

バックパックで泊まるにしては立派な外観でしたが、部屋は殺風景。奥のついたての向こうにベッドがあります。無駄に広い・・笑

旅も中盤で気が抜けていたのか、翌日大ポカをやらかします。次回、陸路でラオスへ。バス15時間の移動です。

 

 

 

 

浮空の珈琲グラニテ

暑いので、珈琲のグラニテを作りました。

グラニテはフランス語で氷菓子のこと。作りかたはとても簡単です。

4人前のレシピでご紹介します。

珈琲グラニテ 002

①珈琲を濃い目におとします。

豆50gで400mlくらいです。

珈琲グラニテ 004

②熱い珈琲にお砂糖とラム酒を加えます。

お砂糖は黒糖かキビ砂糖がおすすめです。ラム酒と相性が良いのはキビ砂糖。黒糖はやや溶けにくいので粉末状のものがおすすめ。今回は波照間島産の黒糖を使いました。

ラム酒は少量入りの製菓用のもので大丈夫です。

今回は沖縄大東島産のサトウキビを原料とする、グレイスラム社のコルコルというものを使いました。http://www.rum.co.jp/

日本ではじめて沖縄産のラム酒を作るため、民間企業のOLから一念発起、起業した女性社長が作ったお酒です。この方をモデルにした原田マハ氏の小説「風のマジム」も面白かったです。

お砂糖の分量は、甘いのが好きな方は50gくらい。苦いのが好きな方は30gくらいで。

ラム酒は小さじ1を目安にお好みで増減してください。風味付けなのであまり入れすぎると珈琲の苦味とぶつかってしまいます。

珈琲グラニテ 011

③粗熱をとり、バットか平たいタッパーに入れて冷凍庫へ。浅めの容器のほうが作りやすいです。

珈琲グラニテ 014

④2~3時間して半分くらい凍ったら、一度取り出し、フォークでじゃくじゃくと砕いて混ぜます。空気を隙間にいれておくような感じで。それをもう一度冷凍庫へ。

珈琲グラニテ 026

⑤粗いシャーベット状に凍ったら出来上がりです。フォークでざっくり砕いて盛り付けます。

珈琲グラニテ 027

お好みで、バニラアイスを載せるのもお勧めです。カフェのスイーツ風にしたいときはアイスの上から別途ソースを絡めるのも。

ソースは、メープルシロップ大さじ3に、レモン果汁小さじ1を混ぜたもの。もしくはミントシロップ大さじ3にラム酒小さじ1でモヒート風にしても。ミントの葉などを添えると見た目も涼しくなります。

アイスやソースなしでそのままでも大人の味で美味しい。今回はアイスが冷凍庫に入ってなかったのでそのままで。

<分量> 4人分

  • 珈琲 400ml
  • 黒糖(もしくはキビ砂糖 )30g~50g
  • ラム酒 小さじ1~2

 

 

ベトナム バンメトート~プレイク 移動日

2012年11月12日

この日はバンメトートから130kmくらい北のプレイクという町へ移動します。バスで5.6時間の距離です。

お昼頃ターミナルに到着。とりあえず自分が乗るバスを確認。

プレイクへ 1792

バンメトートの長距離バスターミナル。外国人はほぼいません。トイレは有料で、入り口で荷物を預かってくれます。といっても入り口に置いたままで、見ててくれるという程度です。貴重品はショルダーバッグに入れてあるので、ザックは気にせず預けちゃいます。

プレイクへ 1796

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平均的なバス。このくらいの大きさだったらいいなあと思ったけど。

プレイクへ 1797

こちらのタイプのワゴンでした。9人乗りくらいに15人くらい乗って行きます。プラス荷物たくさん。

プレイクへ 1798

車内はこんな感じ。出発時には後ろの荷台には大量の木炭が積み込まれていました。

プレイクへ 1790

発車時間まで待合室でコーヒータイム。でっかいアルミフィルタで次々とコーヒーを落としている売店のお姉さん。

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バスターミナルでもドリップしたてが飲める幸せ。さすが珈琲天国。練乳たっぷりで頂きました。美味しかった。

プレイクへ 1800

午後13時半頃出発。気を遣って下さったのか、運転席の真後ろの窓際の一番乗降しやすい場所に座らせてもらえました。エアコンなしのぎゅうぎゅう詰めでしたが、窓から入る温い風がアジア旅らしくて良かった。道中半分くらいは気持ちよく寝てました。

プレイクへ 1804

道路沿いの家の前にはコーヒー豆の天日干しがずらり。

プレイクへ 1808

ほぼ例外なくどこもここも庭先はコーヒーの天日干し場。

プレイクへ1810

乗り合いバスはひとだけでなく荷物もいろいろと運びます。停留所という感覚があまりなくて、乗りたいところで乗って、降りたいところで降りる、あるいは必要な場所まで必要なものを運ぶという感じ。なので遠回りもするし、あちこちで止まるので、時間がかかります。その分タクシーより格段に安い。

ここではコーヒー豆の脱穀機を一台載せました。このワゴンのどこにそんなスペースがあるのだろう、と不思議に思うくらいいろんなものが載っています。

プレイクへ1829

少し先の民家で脱穀機を降ろします。荷物の積み下ろしは乗客が手伝うのが当たり前のようです。私はさすがに声かけられませんでしたが、運転手さんが声をかけると男性陣が降りて手伝ってました。

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郊外でも天日干し。

プレイクへ 1831

プレイクへ 1836

民家がなくなるとあとはずっとコーヒー畑。ほんとにコーヒーの街なんだなあ。

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たまに牛。

プレイクへ 1844

バスは止まって牛の横断を待ちます。けっこうゆっくり歩くのよね、このこたち。

プレイクへ1845

豚か猪がわからない。たぶん豚。

プレイクへ1852

のんびりバス移動でプレイクの街が見えてくる頃にはもう日が傾きはじめていました。

プレイクで行ってみたいレストランがあるのでまずはそこを目指します。次回はそこをご紹介。

ベトナム バンメトート 街歩き

2012年11月11日、12日

バンメトートの市街地散策。

町の様子1619

お世話になったゲストハウス「TAN THANH BINH」の外観。夜はわからなかったけど5階建てくらいの立派な建物だった。泊まった部屋は1階で、窓が半開き(ちゃんと閉まらない)で虫がけっこういた。鉄格子みたいなのが付いてるので危なくはないです。

町の様子 1621

東京タワーに似てる鉄塔がランカフェのそばにあります。これを目印にすると迷わず辿り着けます。

町の様子1650

宿近くの風景。歩道はないけど道路は広い。都市部は道路横断が命がけなので、地方はその点楽です。油断は出来ないけど・・

町の様子1652

バックパック背負ってカメラぶら下げてるとわりとみんなニコニコしてくれます。自転車ガールズがハローハローと声をかけてくれたので写真撮らせてもらいました。ピースサインは世界共通ですね。しかし、3台の自転車で8人が移動してるとこがさすがベトナム。

町の様子 1655

なにかイベントがあるのか、長崎のおくんち祭りの龍みたいなのがいる。動くとこ見たかったな。

町の様子1690

歩道の屋台。まだ準備中。

町の様子 1693

役所のような建物の前に番犬。基本的にワンコは放し飼いなので、チェーンにつながれてるのは珍しい。余程凶暴なのかな、と思って観察してみましたがゆるゆるしっぽ振ってたのでそんなに怖そうでもなかった。けど近づくのは自粛。

町の様子 1662

公園。バンメトートは道も広いし公園や広場がたくさんあって快適。昼間は日向にはひとはいませんが。木陰のカフェでみんな涼んでる。

町の様子1695

公園には金星紅旗。青空にたなびく赤が眩しい。

町の様子 1659

ヘアスタイルが斬新すぎて思わず写真撮らせてもらいました。ばっちりカメラ目線。イカしてる。

町の様子 1679

サトウキビジュース屋さん。ほんとに美味しかった。あちこちにあります。自販機いらないですね。何度飲んだか数え切れないくらい。

町の様子1680

これが原料。

町の様子1681

おばちゃんたちが皮をむいて切り分けて、屋台の搾り機(昔の洗濯機の手動脱水機みたいなの)で搾り出して、氷をいれたカップに注いでくれます。

町の様子 1682

絞りたて最高。ここはプラカップだったけど、ビニール袋にストロー挿してくれるとこも多いです。喉が渇いていて一気飲みしたら、おばさんがカップにお代わり(無料で)注いでくれたりも。ありがとうございました。ほんとうに美味しかったです。

町の様子 1666

街の中心部にあるモニュメント。戦車と兵士の像。観光スポットにもなっているようで、一丸レフカメラを持ったおじさんやおばさんが数人うろうろしていて、観光客らしい人を見つけると撮影いかがですか~って声かけています。

町の様子1671

ここバンメトートは、ベトナム解放戦線の通信基地があった場所だということです。この戦車は本物。

町の様子 1667

通信兵の銅像。

町の様子 1688

街角には広告代わりのスプレーペイント。インターネット屋さんの名前と電話番号などが多い。ぱっと見グラフィティアートぽくてかっこいい。こういう乾いた感じの風景が好き。

町の様子1683

路上の金魚屋さん。この状態でバイク走ってるのがすごい。たぶんハンターカブ。いつか乗りたいバイク。マフラーとサスがかっこいいのだ。

町の様子 1685

良く見ると熱帯魚もたくさんいる。

町の様子 1687

きれいだな~。

町の様子 1686

なんかよくわからない魚もいる。

ぐるぐる町を二週くらいして、たくさん路上カフェで珈琲飲んで、満喫。

町の様子(42)

夕飯は夜遅くまで賑わっているレストランに行ってみました。店員さんたちがカワイイ。一人で来ている外国人が珍しいのか日本に興味があるのか仕事サボリ気味でずっと私のテーブルについてくれてました。ほとんど言葉は通じませんがとてもフレンドリーに接客して頂いて嬉しかったです。アイフォンで記念写真。

写真 (41)

炒飯を頼んだのだけど、値段は普通なのになにこのボリューム!というかレンゲが3個付いてるってことは一皿三人前だよね・・・・残したら悪いので、涙目で完食しました。スパイシーで美味しかったです。左側の取り皿が普段使ってるご飯茶碗くらいの大きさです・・・

飲物は柑橘系のなにかを絞ったものを炭酸水で割って頂きました。炭酸久しぶりでした。ノンアルコールです。

写真 (43)

この日の宿はちょっといい感じのビジネスホテルっぽいところ。「HOTEL XUAN LOC」

値段はちょっと高くて、一晩270000ドン(約1200円)也。ちなみに前日のゲストハウスは900円くらいだったです。一泊1000円を超えないようにするのが目標でしたがちょいちょいオーバーしてますね。

町の様子1675

なんとドアに鍵が3つ。逆に不安になるんですけど笑。

町の様子 1677

エアコン、TV、内線電話、冷蔵庫も付いてる。救急箱もついてる。これもある意味不安。あとサービスのつもりなんだろうけど、芳香剤の缶そのまま置くのはちょっと香りきついです~。

 町の様子1678

バスタブはありませんが、きれいなバスルーム。窓の向こう側がお隣の部屋で見えそうっちゃ見えそう。この日は空室だったから良かったけど。

  町の様子1673

せまいけど大きくて清潔なベッドはありがたい。熟睡でした。

バンメトート、いいところでした~。また行きたい。ほんとはヨックドン国立公園ていうとこで象に乗りたかった。いつかまた行くぞう。

次回はバンメトートを出て、少しだけ北にあるプレイクという町に向かいます。ここから陸路で国境越えの予定。ラオス入りも間近。