ヴィレッジヴァンガード

ヴィレッジヴァンガード イオン戸畑店さんに納品に行ってきました。

チェーン店でありながら、実は店舗ごとに取扱商品が異なり、それぞれに個性のあるヴィレッジさん。ディスプレイの仕方、POPの書き方、みなさん工夫されていて面白いです。

今月からお取り扱いを開始して頂いた戸畑店さん。2回目の納品です。ディスプレイをまだ見ていなかったので、わくわくしながら行って来ました。

VV戸畑

店内中央のロケーションの良い場所に陳列して頂いていました。しかも平置きです!本屋さんなら人気作家の新刊扱いですよ。(本屋さんですけど)

ありがとうございます~(感涙)

 

VV戸畑2

カフェ本やカフェミュージックと並べていただいています。

このほかにもカフェグッズや、キッチン雑貨が充実している戸畑店さん。面白いものがたくさんあって楽しいお店です。

お近くの方はぜひ覗いてみてください。

 

ベトナム ホーチミンからダラットへ 後編

ベトナムのホーチミンからバスで5時間ほど北の内陸部にある町ダラットは、標高1500mくらいの高原にあります。涼しくて、自然豊かで、日本で言えば軽井沢みたいな避暑地です。

コーヒー農園のほか、ワイン農園、花農園、高原野菜農園、牧場などもあり特産品がたくさんあります。

林芙美子の小説「浮雲」の舞台にもなっているので近代文学がお好きな方はご存知かもしれませんね。

ダラットへ 786

スコールが降ったり止んだりを繰り返す中バスは山道を走ります。霧の合間から山が見え隠れ。

ダラットへ789

バスの中はこんな感じ。サービスなのでしょうが、モニターからはお笑い番組が大音量で流れ続けています。乗客のみなさんは爆笑しながら見てますが私はさっぱりわからないのでひたすら窓の外を眺めています・・

ダラットへ783

不意の晴れ間から見える虹が近い!

ダラットへ791

ベトナムでは良く見かけるオレンジの花。名前はわからないです。

ダラットへ801

そして、ついにコーヒー農園が見えてきました。というか、その辺一帯がコーヒーの木。おおお。と気分が高揚します。

ダラットへ 797

遠くに、次第に建物が見え始め、ダラットの町が近づいてきます。

ダラットへ 793

このあたりはまだ郊外。

そして、町に到着しましたが、着いた場所は郊外の小さなバスターミナル。ここからは皆さん、宿のお迎えのワゴン車に乗り換えて、各々散らばっていく様子。

観光地なのでほとんどのひとはあらかじめホテルを予約しているのだと思います。行き当たりばったりで何も決めていないわたし。

運転手さんに宿を聞かれ、まだ決まってないと言うと、とりあえずこのワゴン車に乗れ、町までは無料だからと(ほんとかわからないけど)言われ、まあなんとかなるか、と同じバスに乗っていた年配のベトナム人のご夫婦と一緒にワゴン車へ。

街中の適当な場所で降ろしてもらってあとは歩いて宿を探すつもりだったのですが、ワゴン車の運転手さんにその説明がまったく伝わらず、仕方なく、宿の希望の価格を何度も繰り返して言っていたら、運転手さんの知り合いのゲストハウスに連れて行かれました。(商売なのか親切なのかはいまいちわからない。。運転手さんにはそこのところの違いはきっとないのでしょう)ワゴン車は無料だったのでそれだけでもありがたかったです。

ゲストハウスで価格を聞いて、部屋を見せてもらうだけ見せてもらうことに。

価格は想定していたしていたのより少し高めでしたが、部屋はまずまずなのでこの晩はここに泊まることにしました。

ダラットへ 804

ツインのシングルユースで一泊日本円で1200円くらい。ベトナムのゲストハウスでは高いほうなのだと思います。

ガイドブック片手に街に出て夕飯。そこで久しぶりに日本語が聞こえてきました。現地の会社駐在員で、普段はハノイにいるのだけど、今回は接待でダラットにゴルフに来ているという日本人のおじさま数人。少しお話をしていたら、一杯ご馳走しましょう。と言って下さいました。

一杯くらいならごちそうになってもいいか、と思いありがたく頂くことに。そしてお店の方が運んできたのは・・・。

日本人のおじさまいわく「ここの高原牛乳はほんとうにうまいですよ!!」

あ・・ありがとうございます。牛乳・・ありがたく頂きます。ここダラットはワインの産地でもあるんですけどね。いやなんでもないです。

ダラットには3泊ほどの予定です。次回は町の雰囲気をお伝えしたいと思います。

ベトナム ホーチミンからダラットへ 前編

2012年11月6日 ホーチミン、チョロンから、ダラットへ

ダラットへ747

チョロンの朝。まだ曇りがちな空模様です。ホテルの窓からしばし町並みを眺めます。高層ビルも、大きなホテルもあって近代的に見えますが歴史を感じる古い建物も同じ風景に馴染んでいます。東京の下町月島を連想します。

ダラットへ 743

建物の屋上はどこも個性的な作りで、庭のようになっています。洋風の家、中華風の家、様々です。写真は撮っていませんが、屋上で太極拳をしているおじさんもいました。健康的!

ホテルを出て、出勤中の地元のひとびとと一緒にローカルバスでホーチミンのバスターミナルへ向かいます。バスの中で、話しかけられて意味がわからず簡単なベトナム語の指差し会話帳を開いて絵を見ながら聞き返すと、私の腕時計をさして、いま何時?と訊ねていたようでした。意味がわかって、会話帳の数字の表記を見ながらたどたどしく答えるとわまりのひとがみんなくすくす笑っています。バックパックを背負っているので旅行者なのはわかっているのでしょう。たぶん時間を訊ねたお姉さんも、時間が知りたかったのではなく、なにか話しかけてみたかっただけ、という雰囲気でした。短い時間でしたが、少し楽しい気分になりました。

ダラットへ749

そしてホーチミンのバスターミナルに到着。大きなバスは長距離用、ワゴン車は近距離用の乗り合いバスのようです。

ダラットへ751

とにかく広くって、何番線まで乗り場があるのかわからないくらいです。ずらーーーーっと並んだバスの中から自分の乗るバスを探すだけでもひと苦労です。

ダラットへ 756

チケット売り場でダラット行きのチケットを購入して、売店で朝ごはんを購入。この日は肉まんみたいなのを買いました。とっても大きな肉まんだったのですが、中にはひき肉のほかいろんな野菜やウズラのゆで卵が丸ごとごろごろ入っていて美味しかったです。

乗り場をうろうろして目的のバスをみつけ、10時頃にホーチミンを出発しました。

ダラットへ765

車窓の風景。整然と並んでいるのはゴムの木です。幹の根元から1mくらいのところにらせん状の切り目が入っていて、幹から滲んでくる樹液(ゴムの原料)を根元の缶に貯めるような仕組みになっています。

ダラットへ 755

道中いたるところにある屋台。野菜や果物が色鮮やかです。

ダラットへ767

2,3時間ほど走って、休憩所へ。

ダラットへ769

怪しい雲行きだったのですが、休憩所に着いた途端にものすごいスコール。

ダラットへ771

休憩所の中はフードコートのような感じ。何軒かの飲食店が入っていて、好きなものを買って食べる感じです。肉まんでお腹いっぱいだったので、どうしようかなーと迷っていると・・・ダラットへ770

良いものを発見!アイス!旅に出てから(と言っても1週間目くらいですが)まだ一度も食べてないアイス。

ダラットへ773

わくわく、と開けると・・・・

溶けてる・・・

取り替えてくれって言ったら替えてくれるのかな・・・ここはベトナムだし・・・・説明できるかなあ・・開封しちゃったしなあ・・・私が溶かしたって思われるかなあ・・・・・飲む?このまま飲んじゃう?

と一瞬弱気になりましたが、いや、ここで強気でコミュニケーションをとらないとこのあともっと過酷な事態が起きたときに耐えられない!←おおげさ

なにかとっても大きなことにチャレンジするつもりで(割と本気)売店のお姉さんに溶けたアイスを見せ、かくかくしかじか(英単語羅列)と状況を伝え、取り替えてくれない?と訊いてみました。

最初は不審そうに、面倒くさそうにしていたお姉さんですが、アイスのストッカーを開けて、同じものを取り出そうとした瞬間「oh! wow!」と小さく叫びます。何事??と思って見ていると、冷凍ストッカーの上の方に置いてあったアイスが軒並み溶けている様子。

ここでやっとアイスを取り替えてほしいと言う私の言い分が認められたようで、お姉さんは苦笑いしながら、ストッカーの下のほうから溶けていないものを取り出して渡してくれました。やったー!勝った!(なににだよ?)

ダラットへ776

そして手にしたアイス。パッケージは熊なんですけど、どう見てもパンダ。しかもなんか怒ってる?

 

ということで休憩を終え、バスはさらに高原の町ダラットへ向かいます。後編に続く。

 

 

 

キリマンジャロAA キボ 

キリマンジャロ キボ ブログ 2013.3 .11 009

キリマンジャロは、アフリカ・タンザニアの豆です。最近は専門店ではタンザニアという名前でみかけることが多くなりましたが、キリマンジャロと呼ばれることも多い豆です。

タンザニアでコーヒー豆の輸出が始まった頃はあまり豆の質が評価されず、イエメンに一度出荷して、モカという名前で売られていたこともあります。

タンザニアをキリマンジャロと呼ぶようになってから人気が高まったということですが、やはりアフリカの最高峰キリマンジャロのイメージが良い影響を与えているのでしょうか。

ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」も一役買っているかもしれません。

ここ、タンザニアは降雨量の少ない土地で、40万くらいの小規模生産農家がコーヒー農園を営んでいます。

AA、というのは等級の表記です。豆の大きさが6.5mm以上の豆が最上級で、AAと呼びます。

キリマンジャロ キボ ブログ 2013.3 .11 010

キリマンジャロ キボ ブログ 2013.3 .11 006

【焙煎】

今回はまず半量を深めの焙煎でしっかり焼き、酸味を抑えたベースをつくりました。

次に半量を中煎りでニハゼが来る前にあげ、酸味と若々しい風味を残した味わいにします。

焙煎度を煎り分けた豆をミックスしています。

酸味の多い豆です。きりっとした味わいなので、熱々よりも冷めてからのほうが美味しく感じられます。

モカほどはなやかな香りもなくコクも深いとは言い難いですが、味の濃いお料理や油っこいものを食べたあとに飲むととてもすっきりするので重宝しています。コーヒーブレイクの一杯というよりは食後の一杯に向いているように思います。

「キボ」、というのは山の頂の名前に由来しています。もしかしたら、なんのためなのかはわからないまま雪山にただ一匹で登り、力尽きた豹が眠っている場所かも。

※通常は中深煎りでお届けしていますがご要望で焙煎度合いを変えることが出来ます。

ホーチミン チョロン5区 後編

小雨が降ったりやんだりでとにかく暗くなる前に宿を確保しよう、と歩き回ります。中華街はゲストハウスが少なく、どちらかというと中規模ホテルが多いので、その中でも安めのところを探します。大通りに面している場所は一晩中バイクの音がして眠れないだろうと思い、なるべく1本入った通りをうろうろして、ようやく宿決定。

カンボジアでランドリーに行くタイミングを逃していて(もともとシャツ2枚・Tシャツ2枚・パンツはデニム1本のみ)雨に濡れて着替えがなく、とりあえず着替えを買いに出ました。

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しかし、なぜかギャル系の洋服やさんばっかり。そしてベトナムの女の子達はみんな小柄で細い!買える服がない!ピタピタのラメラメとか無理!!!!予想もしなかった展開で濡れたまま街をさまようこと2時間。おばさまたちはいったいどこで服を買ってるの~!

ようやく町外れで見つけたアウトレットショップで、ZARAとアバクロをみつけ、値札もろくに確認せずカットソー2枚と麻のパンツを1枚購入。ZARAはともかく、アバクロ・・・この年ではけっこうきついものがありますよ。それに、お店ひとは英語がほとんど通じないためコミュニケーションもなかなかとれない。私も単語以上の英語は話せないので単語が通じないともう無理です。

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宿に戻ってシャワーを浴び、着替えてやっとひといき。夕飯を食べにふたたび街へ。せっかく中華街なので、中華を食べよう、とお店を見て回るけど、円卓囲む感じのお店が多くて入りづらい・・・

で、こじんまりした中華食堂へ。

メニュー読めない・・・漢字もなんか画数多いし・・ベトナム語はまったくわからないし。わかったのは水餃子。これならいける!そしてあと○○麺って書いてあるのはなんかラーメン的なもののはず。と安いのを良いことに2品を注文。

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こちらが水餃子。で、でかい。一個が日本で食べる餃子の3倍くらいあります・・おなかすいていたのでいけるだろう思い頂きます。皮がもっちり肉厚で美味しいですが肝心のタレがなんか違う。たぶんお醤油が魚醤なんだと思うのですが、あ~日本の酢醤油で食べたい~と思ってしまいました。

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そしてこちらが○○麺。スープ麺を想像していたので、まず焼きそばたったことにびっくり。そして量が・・・これもまた3倍・・・・さすがに食べきるのは無理、(水餃子だけですでにおなかいっぱいになってた)ので、身振り手振りでなんとかお持ち帰りパックを頂いて、翌日の朝ごはんに持越しです。

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腹ごなしに夜の街をカメラ持ってお散歩。治安はあんまり良くないと聞いていましたが、どうしてもチョロンの街を撮影したかったので裏通りには行かないようにしながら。

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明るい時と夜の同じ場所。街灯は少ないのですが、店の明かりと車やバイクのランプでライトアップされているよう。

ここチョロン5区は、マルグリット・デュラス原作の、ジャン・ジャック・アノー監督の映画「愛人ラ・マン」の舞台となった街なのです。

観たのはもう20年前の学生時代のことですが、主演のジェーン・マーチの気だるい美しさと、フランスの植民地時代の名残の建物や風景、退廃的なアジアの湿度感が、深みのあるかすれたジャンヌ・モローのナレーションと相まって、いまも深く印象に残っている映画です。

作品の時代設定は1920年代の終わりですし、撮影時からもすでに20年経っていて、ずいぶん街は変わってしまっているようでしたが、それでもどうしても来て見たかったチョロン。

ひとりで街を歩く自由さと心細さ、異国の迷路に迷い込む感じ。現実感が薄くて不思議な体験でした。

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宿の部屋から見下ろすチョロン。疲れているのになかなか眠れない夜でした。

次回はベトナムの一大コーヒー産地でもあり、避暑地でもあるダラット高原へ移動します。

ホーチミン チョロン5区 前編

2012年11月5日 ホーチミン

昼過ぎにホーチミン市街地に到着しました。とりあえず珈琲!ということで早速ベトナムのコーヒーチェーン、ハイランドコーヒーでひとやすみ。雰囲気はエクセルシオールに似てました。メニューはドル表記で、wifiが使えるため外国人旅行者のお客さんが多かったです。価格はかなり高め。日本で考えるコーヒーチェーン店とはちょっと違う感じです。

バスを乗り継いで、この日の目的地、チョロン5区へ。ベトナム最大の中華街です。

バスターミナルで乗り場を乗り場をたずね、並んで待っていると、別のひとがどこに行くのか訊いてきて、そのバスはここじゃないあっち。と言われ移動。そこで一応ならんでいたひとに確認すると、そっち。そっちではあっち。あっちではこっち。こっちではそっち。を数回繰り返し、一時間くらいしてようやく目的のバスに乗ることが出来ました。

あとで調べてみると、どうやらチョロンへ行くバスは何通りかあるようで、経由が違うためみんな自分が使っている路線を教えてくれていたようでした。地元のひとたちの親切に翻弄されつつ夕方ようやくチョロンに到着です。

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横浜の中華街のような極彩色の街ではないのですが、看板は漢字が多く、中華系の顔のひとも多くてホーチミンの中心街とはやはり趣が異なります。小雨模様の中急ぎ足で両替の出来る銀行を探して閉店時間ぎりぎりにとびこみセーフ。

ベトナムはたいていどこでもドルも使えるのですが、ここからしばらくはベトナムなので地方に行っても大丈夫なように、多めにドンを用意しました。ドンは銅(青銅)という意味だそうです。円の由来はなんだろう。丸いから??

ベトナムドンは、100円=21800ドンくらい(これはブログを書いている今のレートなのでその時期は22000ドンくらいだったと思います)。1000円払うのに220000ドン・・と単位が大きいので小額紙幣をたくさん、で両替すると種類が多くて訳がわからなくなります。

訳がわからないのは銀行のひとも同じだったらしく、1万円分の両替をきっかり1000円分のドンで用意してくれていました。幸い向こうが先に気が付いてくれて、頭をかきかき両替しなおしてくれてヨカッタ。そんなゆるい空気のベトナムです。

チョロン 701

中華系の寺院・・なのかバイク駐輪場なのかよくわからない感じ。

チョロン709

バイクの荷台にくくりつけられた金網に鳥さんたちがぎっしり・・これは・・・・ですよね・・・

チョロン706

途中で見かけた珈琲豆屋さん。中華系の漢字の珈琲という字は、部首の偏が「王」ではなくて「口」です。

チョロン 704

100gで8000~15000ドンくらい。日本円に換算すると35円~80円くらいです。

ベトナムコーヒーは焙煎にバターを使い極深煎りで焼ききるので、販売されている豆はどれも漆黒でつやつや。豆の種類は日本で一般的に売られているアラビカ種ではなくロブスタ種と呼ばれる品種で、粒は小さめで丸っこい形をしています。

この豆をエスプレッソ用みたいにパウダー状まで細引きにして、アルミで出来たフィルターで抽出します。このあたりについては長くなるので、別記事でまとめてみようと思います。

チョロン 719

こちらは雑誌にも載っている新しいお店。置いてある豆もアラビカ、ロブスタ、ロブスタよりさらに安いチェリー、とバラエティがあり、焙煎も深煎りだけでなく何種類かありました。店内は撮影を断られたので、外観だけ撮らせて頂きました。

後編に続きます。

モカ イルガチェフェG1

 

ブログ用 モカイルガチェフェ 2013.3 .1 004

エチオピア産のコーヒー豆の中で最高位に位置する、シダモ地方のモカ・イルガチェフェ。

イルガチェフェは、ECX(Ethiopia Commodity Exchange)と言う、コーヒーの競り市場みたいなところを通って輸出されるので、農園までは指定が出来ません。

イルガチェフェだけでなく、エチオピアの高品質の豆とされる、シダモ、ハラー、ジマなどはこのECXを経由することが義務付けられています。

生産地からECXに入ってくる豆には審査があり、通過したものを生産地域と規格(豆の大きさなど)で分けてから各国へ出荷しているそうです。

ブログ用 モカイルガチェフェ2013.3 .1 008

生豆はとてもきれいです。粒はそれほど大きくありません。ウォッシュド(水洗したもの)で枯れ豆や虫食いはほとんどありません。欠けがちょっと多いかな。

欠けている豆は、焙煎する時に先に火が通ってしまい、焦げてしまうため、ハンドピックで取り除きます。

ブログ用 モカイルガチェフェ2013.3 .1 012

【焙煎】

浅めの中煎りでお届けします。

焙煎時から甘い香りが広がっていきます。焼き上がりは、不思議な色味をしています。クリーム色のチャフ(薄皮)の色がはっきり残り、豆に丸みが出ています。生豆はそれほど丸みがある感じはしないので面白い手ごたえです。

昭和のお菓子・・・うぐいすボール??を連想してしまいました。なんというか、レトロな感じの見た目です。

澄んだ口当たりでとがった酸味はなく柔らかです。香りがすごく良いです。苦味は少なめです。

ドリップはお湯の透過が他の豆より早く感じました。長めに蒸らすと雑味が出やすい豆ですので、あまり長く蒸らさない方が良いと思います。その代わり、豆をいつもより少し多めに使って頂くと、イルガチェフェの良さをしっかり引き出しつつ澄んだ味わいを楽しんで頂けると思います。